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2014年4月13日 スーパーバイク世界選手権
第2戦 スペイン モーターランドアラゴン
WSB第2戦、ユージン・ラバティが第1レース5位と健闘!

 

 4月13日、スペインのモーターランドアラゴンで開催された2014eni FIM世界スーパーバイク選手権シリーズ第2戦、ボルトコム クレセント スズキのユージン・ラバティが第1レースで5位に入る健闘を見せた。

 第1レース、ラバティはスタートのミスが影響してオープニングラップは12番手と出遅れるも冷静に追撃を開始、ヨシムラによってエンジンチューンされたスズキGSX-Rと共に、やがてラバティ本来のペースを取り戻し、11ラップ目には8番手に順位を上げ、着実にトップグループに接近していった。さらにラバティはラスト3ラップから猛然とチャージをかけ、最後は5位まで追い上げてフィニッシュ、エースライダーの意地と実力を見せた。続く第2レースでは、スタート後に他ライダーとの接触転倒があり、オープニングラップを終えた時点では11番手となり、第1レース同様に追い上げのレースを強いられた。4ラップ目に8番手、5ラップ目に7番手、そして終盤15ラップ目で自身のベストラップタイムを更新して6番手となり、チェッカーを受けた。

 

 

 一方、チームメイトのアレックス・ローズも、WSBデビューシーズン2戦目ながら、第1レースではトップ10に入る活躍で存在をアピール。安定したスタートからレース中盤は8番手まで上がり、一時は激しいバトルの中11番手となるも、ラスト2周でM・メランドリ(アプリリア)を捉えパス、堂々のトップ10フィニッシュを果たした。午後の第2レースでは2ラップ目の13コーナーでハイサイドに見舞われDNFとしたものの、ルーキーらしい思い切りの良い走りを武器に、スズキGSX-R1000と共に次戦の活躍が期待される。

 気温19度、穏やかな晴天でレース日和となったこの日のアルカニースサーキットは、T・サイクス(カワサキ)が両レースで勝利した。ボルトコム クレセント スズキは2週間後の第3戦に向けて準備をおこなう。第3戦は4月27日、オランダのアッセンで開催される。

 
 
     
ユージン・ラバティ
第1レース/5位 第2レース/6位

 

「2レースともに何とか結果を出すことができました。何があってもトップ6には入らなければならないところを、ぎりぎりの状態ながら達成しました。第1レースは3位を狙って行ける状況でしたが、残念なことに序盤は燃料がフルタンクで重いのとエンジンブレーキコントロールのセッティングが上手く合っておらず2回もコースオフしてしまいました。それでも終盤は良い走りができて追い上げました。第2レースも同じような状態で気が抜けなかったのですが、スタートから良いペースで出て行き、けれども1周目にT・エリアス(アプリリア)が接触してきて転倒、8番手から12番手まで順位を落としましたが、何とか頑張って6位まで挽回することができ、良かったです。」

 
アレックス・ローズ
第1レース/10位 第2レース/リタイア

 

「このレースウィークは、マシンとコースに慣れるのに必死でした。第1レースの前半8ラップはかなり調子良く走れましたが、後半はタイヤに不安が出てしまい、とにかく手堅く走って完走しなくてはと思いました。第1レースの後に少しマシンセッティングを変えて第2レースのオープニングラップは良い手応えがありましたが、クラッシュしてしまいました。開幕戦で3ポイント、今回5ポイントを獲得することができ、少しずつですが結果も良くなっているので、これからもコースの攻略とマシンのセットアップに集中しながら、頑張って良い結果を出したい。」

ポール・デニング監督

 

「チームとしては両レースとも苦戦を強いられたが、ユージンの見事な追い上げの末の5位と6位は決して悪い結果ではありません。ユージンは非常に粘り強い走りで、最後までハイペースで順位を上げ、貴重なポイントを獲得しました。
アレックスはまだ新人として勉強中です。アラゴンのコースは他のコースと比べてもテクニカルであり、事前テストもしておらず、そんな状況の中でアレックスがWSBのトップライダーと直接対決するのは容易なことではないでしょう。第2レースでのクラッシュは残念でしたが、アレックスはとにかく一生懸命取り組んでいます。このあとレースはアッセン、イモラ、ドニントンと続きますが、いずれもマシンとの相性も良いコースなので、ポディウムを狙えると確信しています。」

 

 

順位

ライダー

メーカー

Time/gap

1位

T・サイクス

カワサキ

Laps17

2位

L・バズ

カワサキ

+4.275

3位

J・レイ

ホンダ

+8.418

4位

C・デイビス

ドゥカティ

+15.715

5位

E・ラバティ

スズキ

+19.305

10位

A・ローズ

スズキ

+29.863

 

順位

ライダー

メーカー

Time/gap

1位

T・サイクス

カワサキ

Laps17

2位

L・バズ

カワサキ

+0.338

3位

M・メランドリ

アプリリア

+0.470

4位

S・ギュントーリ

アプリリア

+5.429

6位

E・ラバティ

スズキ

+15.986

RET

A・ローズ

スズキ

16Laps

     
 

順位

ライダー

メーカー

Time/gap

1位

T・サイクス

カワサキ

75

2位

L・バズ

カワサキ

71

3位

S・ギュントーリ

アプリリア

64

4位

M・メランドリ

アプリリア

49

6位

E・ラバティ

スズキ

46

13位

A・ローズ

スズキ

9

 

順位

マニュファクチャラー

ポイント

1位

カワサキ

81

2位

アプリリア

71

3位

スズキ

49

4位

ホンダ

48

5位

ドゥカティ

48

6位

BMW

14