ブラジルのベトカヘロで開催された2014FIMモトクロス世界選手権シリーズ第3戦、ロックスターエナジースズキでRM-Z450ワークスマシンを駆るクレメン・デサールが、第1レース、第2レース共に3位でフィニッシュ、総合では2位を獲得して今シーズン2回目のポディウム登壇を果たした。
開催3年目を迎えたベトカヘロは、ブラジルで今シーズン2大会おこなわれるうちの1戦であり、会場が人気テーマパークに隣接していることもあって熱狂的な3万5000人のモトクロスファンで賑わった。例年どおりのコースは全体にこぢんまりとして幅も狭いレイアウトだが、詰め掛けた観客がコースを囲み、ブラジルならではの華やかな雰囲気に包まれた。曇り空、気温30℃の蒸し暑い天候のもと、決勝レースはおこなわれた。
デサールはRM-Z450ワークスマシンと共に、第1レースはラスト2周でM・ナグル(ホンダ)との激しいバトルの末3位フィニッシュ、続く第2レースも前半はA・カイローリ(KTM)の前でトップ争いを展開するも最後は3位、しかしながら総合では前回の第2戦タイラウンドに続く2回目の総合2位となった。
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一方、チームメイトのケビン・ストライボスは前日の予選を1位で通過して決勝でも活躍が期待されたが、第1レースはゴーグルのレンズが外れるアクシンデントで、ピットインを余儀なくされ、さらに腕上がり症状に見舞われ13位。第2レースは多少ストライボスらしい走りも見られたものの、自身のパフォーマンスとポテンシャルはまだ万全な状態ではなく、最後は6位でチェッカーを受け、総合8位とした。
第3戦終了後のポイントスタンディングは、デサールがトップのカイローリに31ポイント差で4位に浮上、ストライボスはデサールに38ポイント差で6位につけている。
また同時に行われた,MX2クラスでは,RM-Z250WSに乗る,グレン・コルデノフが
第2レースで優勝し,スズキにとって同クラス2010年以来の優勝をもたらした.コルデノフは第1レースの5位と合わせて,総合結果は2位を獲得した。
ロックスターエナジースズキはヨーロッパへと戻り、ロンメルで休暇を取った後、4月13日の第4戦イタリア大会、その翌週の第5戦ブルガリア大会の2連戦に備える。
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