スズキレーシングレポート
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全日本ロードレース選手権
2016年4月24日
全日本ロードレース選手権 第2戦 鈴鹿2&4レース
場所:三重県・鈴鹿サーキット

津田拓也、進化を見せ2位フィニッシュ
ROUND2
第1戦筑波でJSB1000は開催されなかったことから、このクラスを戦うチームにとって実質の開幕戦となった全日本第2戦鈴鹿2&4。スズキ勢からは、ヨシムラスズキシェルアドバンスの津田拓也、Team KAGAYAMAの加賀山就臣/浦本修充、MotoMap SUPPLYの今野由寛/ジョシュ・ウォーターズらが参戦した。今年、FIMのレギュレーションが変更され、鈴鹿8耐のエントリー台数が最大70チームとされた。その内訳は、年間エントリーチームから最大20チーム、昨年の8耐上位20位までのチーム、トップ10トライアル進出10チームにシード権が与えられる。そして今回は200km、35周というセミ耐久的レースとされ、シード権を持たないチームの上位10チームが選抜されるという、特別な意味を持つレースとなった。鈴鹿8耐を見据え、Team KAGAYAMAは浦本を、MotoMap SUPPLYはジョシュを呼び寄せ、戦うこととなった。

事前テストが行われなかったことから、レースウイークは通常より一日早い木曜日からスタート。1本目の走行はドライだったが2本目はあいにくの雨となってしまい、ドライでのセットアップを進めたいチームにとって残念なコンディションとなってしまった。そうした状況の中、加賀山が3番手、津田4番手と上位に付け、まずまずのスタートを切ることができた。今野/ジョシュ組も二人を均等に走らせるチームの作戦により、マシンのセットアップを進めながら12番手に付けることができていた。

翌金曜日は予報通り天気も回復。予想外だったのは早朝に激しい雨が鈴鹿を襲ったことで、このために朝の走行はウエットでスタートすることとなった。また前日の走行はA、Bと別れて行われたが、雨の降り方が異なりコンディション的に不均衡になったことから、金曜日午前中のセッションは組み分けせず一クラスにして50分間のセッションとされた。午後のセッションは当初の予定通り二組に分かれ、45分間ずつ行われた。この日は、2回目のセッションで津田が2'07.112をマークし、総合トップ。加賀山が2'08.353で3番手、今野/ジョシュ組は2'10.270で12番手となった。

土曜日の予選は二組に分かれ、45分間行われた。A組の今野/ジョシュ組は、今野が2’09.659、ジョシュが2’10.007のタイムで組7番手に付けた。B組の津田は2’07.050で組トップ、加賀山はタイムアタックに入った周に転倒してしまったため、待機していた浦本が走行したが加賀山のタイムの2’09.427で組6番手となった。この結果、津田は2番手、加賀山/浦本組12番手、今野/ジョシュ組13番手から、それぞれスタートすることとなった。

決勝はセミ耐久らしく、ル・マン式でスタートされた。津田は2周目にトップに立ち、レースを引っ張る。加賀山も得意のスタートを決め、7番手まで順位を上げる。今野も9番手で1周目をクリア。トップを走る津田を背後から柳川明選手(カワサキ)、中須賀克行選手(ヤマハ)らが追い、この3台でのトップ争いとなっていく。14周目の130Rで中須賀選手が津田をパス。再び前に出たい津田はハードブレーキングでシケインに飛び込むが曲がりきれず、オーバーラン。3位まで順位を落としてしまう。直後からバックマーカーが大量に現れ、これを交わすタイミングで中須賀選手との差が拡がってしまう。

津田は18周目にピットインし、その後、中須賀選手、柳川選手らもピットイン。このタイミングで2番手に浮上する。また加賀山は一人で走行を続け、25周目に6番手に上がる。上位陣が30周目に入ったところで、最終コーナーでアクシデントが発生してしまい、赤旗提示。そのままレースは成立となり、津田2位、加賀山/浦本組6位、今野/ジョシュ組10位となった。

スズキ全チームスタッフ、ライダーから「今回の熊本地震に関し、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての方に心からのお見舞いを申し上げます。一日も早い復興をお祈りいたします」

ROUND2 ROUND2
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ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田 拓也

「レース序盤、トップを走ることができましたが、中須賀選手のレースコントロールの中で前を走らされていた印象で、昨年から続いているレース展開を変えることはできませんでした。その中でなんとか前に出てかき回したかったのですが、オーバーランしてしまったし、冷静さを欠いていたという点でも反省の多いレースとなってしまいました。ですが、昨年つけられていた差は少し縮まった気がします。新たなアプローチをチームとしているので、さらに進化させたいと思います。」

ヨシムラスズキシェルアドバンス 加藤 陽平 監督

「ポジションを含め、津田から今までにないリクエストがあり、チームもさらに進化させようとトライしています。まだまとめきることは出来ていませんが、伸び代があることは今回のレースで確認できましたし、それは大きな収穫です。中須賀選手の独走を昨年から許していますが、なんとか今年のレースの中で、1回でも2回でも勝負できるようにバイクを作っていきたいと思います。」

Team KAGAYAMA 加賀山 就臣

「木曜の走り出しからフィーリングは悪くなく、さらに金曜日も上位に付けることができていたのですが、土曜日の予選中に転倒し、そこから少し流れが悪くなってしまいました。決勝は最初のスティントでちょっとタイヤのフィーリングが想定と違っていたので、ピットに入る前にサインを送り、セカンドスティントで使うタイヤを替えてもらいました。チームもしっかりとそれを理解してくれてその結果、終盤に追い上げて6位まで上がることが出来たのは良かった点です。今年もたくさんの方々に支えられてレースに参戦することができています。自分に出来るのは結果で恩返しすることだけなので、皆さんの期待に応えられるようさらに頑張ります。」

Team KAGAYAMA 斉藤 雅彦 監督

「木曜、金曜と調子自体は良かったのですが、ちょっと転倒があり、その影響でレースでは良い結果に繋げられませんでした。マシンをなんとかアップデートしていかないと、トップ3の中に分け入るのは難しい状況なので、チームとしてそこにしっかりと取り組んでいきたいと思います。」

MotoMap SUPPLY 今野 由寛

「マシンの仕様も少し変更され、特にエンジンはスピードアップしました。タイヤの開発も進んでおり、うまく結果に繋げたかったのですが、まだまだマシンのセットアップはうまくできていません。今回は鈴鹿8耐を見据えてジョシュに加わってもらったのですが、うまく合わせてくれるし、良いシミュレーションが出来ました。テストをさらに進め、マシンを仕上げていきたいと思います。」

MotoMap SUPPLY ジョシュ・ウォーターズ

「早いタイミングで青木宣篤さんから鈴鹿8耐の話をもらい、シーズンオフには今野さんと三人で私の家があるオーストラリアで合宿をしたりしてトレーニングしながらコミュニケーションも図れたので、今回も良い雰囲気でレースウイークを過ごすことが出来ました。チームとしてタイヤの開発に取り組んでおり、そういう点では走行時間が十分ではなかったので、難しい作業になりました。でもチームがしっかりと良い仕事をしているので、限られた条件の中では良いテストになったと思います。鈴鹿8耐が今から楽しみです。」

MotoMap SUPPLY 愛知 靖史 監督

「今回、ジョシュというライダーを受け入れてレースに参戦したのですが、とても真面目でこちらのリクエストにも嫌がらずに応えてくれるので、とても助けられました。チームとしては2分8秒台に入れたかったので、そこは届かず残念ですが、しっかり結果も出せたので良かったです。とは言え、トップ10内には入っていたいので、さらにバイクとタイヤを仕上げ、レベルアップしていきたいと思います。」

JRR
1中須賀 克行ヤマハ1:03'03.694
2津田 拓也ヨシムラスズキシェルアドバンス+7.544
3柳川 明カワサキ+15.416
4野左根 航汰ヤマハ+31.587
5山口 辰也ホンダ+40.828
6加賀山 就臣/浦本 修充Team KAGAYAMA+44.064
10今野 由寛/ジョシュ・ウォーターズMotoMap SUPPLY+1'13.157