２月８日、サンディエゴのクォルコムスタジアムで開催されたＡＭＡスーパークロス第６戦、ヨシムラ スズキ ファクトリーレーシングのジェームズ・スチュワートが今シーズン待望の初優勝を遂げた。
　自身のＳＸ優勝回数では通算４６勝目をマークしたスチュワートは、スズキＲＭ－Ｚ４５０を駆り、今季全１７戦中の６戦を終えて総合ランキングも３位に浮上した。

　今回のラウンドではプラクティスからメインレースまで、スチュワートは終始好調に本来のスピードを発揮、危なげのない安定感で勝利した。最初のクオリファイで総合トップタイムを叩き出すと、続くヒートレースでは手堅く２番手につけ、そして迎えた夜の450ccクラスメインレース、20周回。スタートから順調に飛び出すと、1周目を終える時点でトップに立ち、その後もスチュワートらしさあふれるハイペースをキープしながらレースをリード、その勢いはフィニッシュまでまったく揺らぐことがなかった。

　「第６戦でようやく思い通りのレースができて良かった」とスチュワート。「スタートの感触も完璧につかめたし、ヨシムラスズキのＲＭ－Ｚ４５０が本当に良い感じで走ってくれたのでオープニングラップの１周でトップに出ることができ、とても気分が良かった。周回を重ねながらレース中盤もまったく不安なく攻める走りができたし、それどころか益々調子が上がっていく感じで負ける気がしなかった。これもすべてヨシムラスズキのチームの皆が支えてくれたおかげだ。次のレースもこの調子をキープして、チーム一体となって絶対勝ちに行きたい。」
　好調の波に自信を得たスチュワートは、連勝への意欲を語った。

　第７戦は２月１５日、テキサス州アーリントンのＡＴ＆Ｔスタジアムで開催される。