冒険家セルジオ・ダヴィ氏が、スズキ船外機DF300B 2機掛けリブボートにて、2021年12月15日にイタリア・パレルモを出航し、5ヶ月余りの航海の末、2022年5月23日に米国・ロサンジェルスに無事到着しました。三大陸（欧州、アフリカ、米州）を横断する9,201.80海里（約17,000km）の旅でした。
イタリア・パレルモを出航し、カナリア諸島、ジブラルタル、カボ・ヴェルデ、仏領ギアナ、トリニダード・トバゴ、コロンビア、パナマ、グアテマラ、メキシコ等に上陸しながらロサンジェルスに到着したダヴィ船長は、予期せぬ困難を乗り越えながら、同時に、寄港先の人々と海洋環境保全について積極的にコミュニケーションを図りました。
パレルモからジブラルタルまで同行したスズキイタリアのマッシモ・ナリ社長は、「彼は常にエンジンやボートのすべての兆候や起こったことに対応するだけでなく、可能性のある問題を予測し、それらに対しても常に注意を払っていました！」とコメントしました。
一方、環境への取り組みとして、グラン・カナリア大学では、海洋環境や海洋生物の健康について経験を共有しながら議論したり、パレルモ大学研究支援のため、旅の間に取った海水のサンプルを研究センターに送りました。海洋汚染の全体的な状況を明らかにするのに有効であると期待されます。