二輪車トップ > スズキレーシングレポート > 全日本ロードレース選手権 > 第5戦 SUGOスーパーバイク120マイル耐久レース
スズキレーシングレポート
トップ ロードレース世界選手権 全日本ロードレース選手権 全日本モトクロス選手権
2016 全日本ロードレース選手権
ROUND1
ROUND2
ROUND3
ROUND4
ROUND5
ROUND6
ROUND7
ROUND8
ROUND9
2016 全日本ロードレース選手権
MotoGP 日本グランプリ
鈴鹿8時間耐久ロードレース
TEAM.SUZUKI
SUZUKI MotoGP Youtube
スズキ株式会社 国内二輪 Twitter公式アカウント
全日本ロードレース選手権
2016年6月26日
全日本ロードレース選手権 第5戦 SUGOスーパーバイク120マイル耐久レース
場所:宮城県・スポーツランドSUGO

津田拓也 チームのバックアップを受け、3位表彰台獲得
ROUND5
当初予定されていた第4戦オートポリス大会は地震の影響からキャンセル。第3戦ツインリンクもてぎ大会から約1ヶ月のインターバルを挟み、第5戦が6月25日・26日と宮城県スポーツランドSUGOで行われた。スズキ勢からは、ヨシムラスズキシェルアドバンスの津田拓也、Team KAGAYAMAの加賀山就臣のレギュラー陣に加え、JSB1000クラスは今回、120マイル(52周)というセミ耐久であることから、MotoMap SUPPLYが今野由寛とジョシュ・ウォーターズの二人での参戦となった。

梅雨のまっただ中でのレースであることから毎年雨にたたられるこのレース。実際にレースの1週間前に行われた事前テストでは雨が降り、それが乾いていく微妙なコンディションの中での走行となった。このため、各チームともにドライに対して十分なセットアップは出来ずに終わり、レースウイークは天気予報をにらみながらスケジュールをこなすことになった。

金曜日のART合同テストが霧雨からスタート。そこから路面がどんどん乾いていく午前中のコンディションとなったが、それ以降は基本的にドライとなり、天候に振り回されずに済むレースウイークとなった。事前テスト二日目でトップタイムを出し、好調さをアピールした津田はマシンのセットアップに集中し、1回目が1'29.896で6番手、2回目1'28.819で5番手となった。マシンの仕様をテストから大きく変更してきた加賀山は1回目13番手、2回目11番手と苦戦。SUGO初走行となるジョシュを少しでも多く走らせてコースに順応させたいMotoMap SUPPLYはほとんどの時間、ジョシュに充て、1回目12番手、2回目14番手となった。

土曜日の予選は1時間の枠が設けられて行われた。津田はマシンのセットアップ、タイヤチョイスなどの作業を行いながら着実にタイムアップ。33周をこなし、その14周目に出した1'27.519のタイムでフロントロー3番手となった。加賀山は前日の仕様からマシンをテスト時のものに変更。タイムを上げ、1'28.594で8番手に付けた。今野/ジョシュ組は1'29.358で13番手となった。

決勝日は朝から綺麗に晴れ上がり、気温も上昇。強い日差しの元で行われた。朝のウォームアップ走行では加賀山が3番手に付け、決勝でのジャンプアップが期待された。津田は5番手、今野/ジョシュ組は14番手でこのセッションを終えた。

いよいよ決勝がスタート。ル・マン式スタートでうまく飛び出したのは津田だった。ホールショットを奪うと、そのままレースを引っ張る。オープニングラップをそのまま制した津田だったが、2周目に2番手に落ちてしまう。上位陣が1'28秒台から27秒台へタイムを上げていくのに対し、1'28秒台から上げられない。このため、10周目まで3番手に踏みとどまっていたが、11周目4番手、12周目5番手となってしまう。また加賀山も得意のスタートダッシュを見せ、3番手で1コーナーに飛び込んだが、津田同様うまくペースを上げられず、1周目4番手、3周目7番手となってしまう。スタートライダーを務めた今野は26周目にピットイン。ジョシュに交代し、コースに戻る。加賀山も26周目にピットインし、タイヤ交換、ガス補給をこなす。津田は28周目にピットイン。今回もヨシムラチームは抜群のピットワークを見せ、圧倒的速さで津田をコースに送り出す。このバックアップを受けた津田は、終盤になっても1'28秒台でラップ。着実にポジションをアップしていき、34周目に3番手に上がると、そのままのポジションをキープし、チェッカーとなった。加賀山もコンスタントにタイムを刻み、8位でゴール。今野/ジョシュ組は12位となった。

またJ-GP2クラスでは、GSX-R MFD6に乗る生形秀之が前回のレースに続いてポールポジションを獲得。決勝もその勢いのままトップを快走したが、スタート前の作業違反でペナルティをレース終盤に出され、結果的にブラックフラッグが出されてしまい失格。トップに出るチャンスを生形の背後でねらっていたGSX-prot71を駆る浦本修充がトップチェッカーとなり、開幕からの連勝を4に延ばした。

ROUND5 ROUND5
ROUND5 ROUND5
ROUND5 ROUND5
ROUND5 ROUND5

ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田 拓也(JSB1000クラス 3位)

「事前テストは天候不順でマシンのセットアップなどが十分に出来なかったため、レースウイークは決勝を見据え、その準備に時間を使いました。決勝日には気温が上がったので、朝のウォームアップ走行でその対策を施したのがうまくいったのですが、レース前半にマシンにマイナートラブルが出てしまい、そこでタイムを稼げなかったのが誤算でした。それでもピットワークはライバルを上回ることが分かっていたので、とにかくできるだけ順位を下げないように心がけ、レース終盤に賭けました。それがうまくいき、3位表彰台を獲得できました。トップから離されてしまったのは悔しいですが、チームとともに戦って得た3位表彰台なので、価値のあるものだと感じています。このチームワークで鈴鹿8耐もしっかりと戦いたいと思います。」

ヨシムラスズキシェルアドバンス 加藤 陽平 監督

「今年はベースセットがまずまずのレベルにあるようで、どこのサーキットへ行っても同じセットアップである程度走ることができているのは大きなアドバンテージだと感じています。このコースは3年前に路面改修して、タイヤに対して厳しくなったのですが、その状況が今回は変わっているようで、他のコースで使っているタイヤが使えるようになりました。ただ、事前テストが天候不順で、そこで少し足踏みしてしまったのが最後まで響いてしまった印象です。決勝は序盤にマシンにマイナートラブルが出てしまい、津田選手には迷惑をかけてしまいました。ですが、ピットワークの速さを信じてとにかく順位を落とさなければ後半巻き返せると踏ん張ってくれたのが、3位表彰台につながったと感じています。まだまだピットワークは練習通りに行かず、スタッフは悔しい思いをしていると思います。さらに練習を重ねて磨き上げ、鈴鹿8耐本番に臨みたいと思います。」

Team KAGAYAMA 加賀山 就臣(JSB1000クラス 8位)

「事前テストからさらにレベルアップしようとサスペンションの仕様を大幅に変えてレースウイークに持ち込み、金曜日一日かけてセットアップを進めてみたのですが限られた時間の中でタイムを上げるのは難しいと判断し、土曜日の予選からはテスト時の仕様に戻しました。決勝朝のウォームアップでは良いフィーリングで走れたので、レースが楽しみになったのですが、気温がさらに上がったことでまたバランスが崩れてしまったようで、思うような走りはできず、我慢のレースとなってしまいました。ファンの皆さんの期待に応えられず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ここからチームは鈴鹿8耐モードに切り替わります。今年の8耐は清成龍一、浦本とともに戦います。昨年以上の結果を出したいと思いますので引き続き応援、宜しくお願いします。」

Team KAGAYAMA 斉藤 雅彦 監督

「コンディションが安定せず、マシンの仕様もチーム側としてはできることをいろいろトライしているのですが、なかなか思うようなフィーリングが得られず今回も苦戦を強いられてしまいました。まだ出口は見えない感じですが、その先にきっと良いことがあると信じ、努力を続けます。」

MotoMap SUPPLY 今野 由寛(JSB1000クラス 12位)

「今回はジョシュが初のSUGOということで、自分はサポートに回って彼にテスト、予選と周回数を多く走ってもらいました。本音を言えばライダーですから自分がもっと走りたいですが、タイヤの開発という目的もあるので、いろんなライダーに乗ってもらうことも大事なので、そこは理解しています。そうした条件もあり、今回はマシンを詰め切れない部分がレース結果に出てしまったと感じています。でも、データも取れましたし、ライダーのコミュニケーションという点でも大きな収穫があったので、鈴鹿8耐に向けていい準備のできたレースだったと思います。」

MotoMap SUPPLY ジョシュ・ウォーターズ(JSB1000クラス 12位)

「自分にとってSUGOは初めてのコースだったので、チームが走行時間をたくさん作ってくれて、とても充実したレースウイークでした。どんなコースなのか不安だったけど、とても素晴らしいサーキットで楽しく走れました。もっとタイムを上げてチームに貢献したかったので、その点は残念です。でも鈴鹿8耐に向けていい準備になったと感じているので、早くテストがスタートしないかワクワクしてます。」

MotoMap SUPPLY 愛知 靖史 監督

「タイヤの開発もしているので、その方向性を確認する上でも、今野以外のライダーに乗ってもらうチャンスを作りたかったので、鈴鹿2&4に続いて今回もジョシュに加わってもらいました。結果だけをねらうなら今野だけで走った方がいいのは分かっているのですが、鈴鹿8耐に向けた準備という意味でもジョシュを加えた方がいいと判断し、今回の形でのレースになりました。事前テストのコンディションが安定しなかったこともあり、マシンをまとめきれなかったですね。でもデータは取れましたし、コミュニケーションという意味でもジョシュに走ってもらって良かったと感じています。」

Team KAGAYAMA 浦本 修充(J-GP2クラス 1位)

「楽観視はしていませんでしたし、実際に厳しいレースになりました。でもラスト2周で生形選手の背後にうまく付けることができたので、ラストラップで抜くポイントも決め、チャレンジするつもりだったのですが、黒旗が提示されて生形選手がピットに戻ってしまい、結果的に不完全燃焼のレースになってしまいました。とはいえ、4連勝は嬉しいです。運も味方してくれていると感じています。チームのサポートにとても感謝しています。」

JRR
JSB1000クラス
1中須賀 克行ヤマハ1h17'16.431
2渡辺 一樹カワサキ+24.844
3津田 拓也ヨシムラスズキシェルアドバンス+29.326
4柳川 明カワサキ+33.294
5野左根 航汰ヤマハ+53.125
8加賀山 就臣Team KAGAYAMA+1Lap
12今野 由寛/ジョシュ・ウォーターズMotoMap SUPPLY+1Lap

J-GP2クラス
1浦本 修充Team KAGAYAMA30'34.324
2関口 太郎ホンダ+0.455
3日浦 大治朗ホンダ+2.832
4水野 涼ホンダ+6.308
5石塚 健カワサキ+6.480