
世界耐久選手権でスズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)が2年連続、通算11度目のワールドチャンピオンを獲得

FIM 2011 QTEL World Endurance Championships(世界耐久選手権)で、GSX-R1000を駆るスズキ・エンデュランス・レーシングチーム(SERT)が、2011年シーズンのチャンピオンに輝いた。SERTのチャンピオン獲得は2年連続、通算11度目。また、SERTのライダーとして酒井大作選手が全5戦中の3戦に出場、積極的な走りを披露してチームのタイトル獲得に貢献した。世界耐久選手権で日本人ライダーがチャンピオンとなったのは、2005年、2006年に同じSERTでチャンピオンを獲得した北川圭一選手以来、2人目の快挙となる。
今シーズン、SERTはヴァンサン・フィリップ、フレディ・フォレ、アントニー・デルハール、そして酒井大作の4名のライダーで編成され、シリーズ全5戦にエントリー。マシンはスズキの誇るスーパースポーツGSX-R1000。その優れた走行性能と高い耐久性で、すべてのレースにおけるテストから公式練習、予選、決勝まで、“The Top Performer (ザ・トップ・パフォーマー)”としての実力と存在感を発揮した。
世界耐久選手権は4月のボルドール24耐で開幕し、アルバセテ8耐、鈴鹿8耐、ル・マン24耐、カタール8耐と続いた。開幕戦でSERTは814ラップでチェッカー。2位に6ラップ差をつける鮮やかな1勝を挙げ、チームとマシンの完璧な仕上がりをアピール。初戦からポイントリーダーとして、タイトル争いの主導権を握った。
しかしながら、チャンピオンへの道のりは決して容易ではなかった。第2戦アルバセテ8耐で3位表彰台を獲得したSERTは、かろうじて2ポイントのアドバンテージでランキングトップを死守。第3戦鈴鹿8耐では9位フィニッシュで、ポイントリーダーの座をライバルチームに明け渡すこととなった。6ポイント差を追う立場で迎えた第4戦ル・マン24時間は、今季のSERTにとって最も大きな試練のレースとなった。エースのヴァンサン・フィリップがレース前のテストで骨折、フレディ・フォレも体調不良でドクターストップがかかり、2人のライダーが欠場を余儀なくされる緊急事態。残る酒井とアントニー・デルハールに加え、若いフランス人ライダーのバプテスト・ギテットが起用された。緊迫した状況の中、練り込まれた戦略と抜群のチームワークは、一瞬たりとも揺らぐことがなかった。これが24時間耐久への初参戦となった酒井も、11スティントを走行するハードスケジュールをみごとにこなし、SERTは2位表彰台を獲得、再びポイントリーダーに返り咲く。こうして熾烈を極めるタイトル争いは最終戦までもつれ込むこととなった。
11月12日、迎えた最終戦カタール8耐。レース前のフリー走行で転倒を喫した酒井が、決勝ではチームサポートにまわることとなる。ライダーはヴァンサン・フィリップとアントニー・デルハールの2名体制となったが、的確なピットインと安定したラップタイムを重ねて健闘。そして3位でフィニッシュしたその瞬間、SERTの2年連続、通算11度目となる世界耐久選手権シリーズチャンピオンが決定した。
| 順位 | チーム名 | メーカー | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | SERT |
スズキ |
109 |
| 2 | BMW Motorrad 99 |
BMW |
105 |
| 3 | YAMAHA France GMT |
ヤマハ |
76 |
| 4 | SRC Kawasaki |
カワサキ |
63 |
| 5 | Monstar YAMAHA YART |
ヤマハ |
54 |
| 6 | YMES Folch Endurance |
ヤマハ |
51 |
| 7 | Honda TT Legends |
ホンダ |
43 |


