SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート
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  • 全日本ロードレース選手権スケジュール

    • ROUND01 04.20 モビリティリゾートもてぎ
    • ROUND02 05.25 スポーツランドSUGO
      ROUND03 06.22 筑波サーキット
      ROUND04 08.24 モビリティリゾートもてぎ
      ROUND05 09.14 オートポリス
      ROUND06 10.05 岡山国際サーキット
      ROUND07 10.26 鈴鹿サーキット
全日本ロードレース選手権 レースレポート
2025年4月19日-4月20日
2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 もてぎ2&4レース
モビリティリゾートもてぎ(栃木県)
津田拓也、終盤までペースを落とさず走り切って6位獲得
2025 全日本ロードレース選手権
ROUND02 05.25 スポーツランドSUGO
ROUND03 06.22 筑波サーキット
ROUND04 08.24 モビリティリゾートもてぎ
ROUND05 09.14 オートポリス
ROUND06 10.05 岡山国際サーキット
ROUND07 10.26 鈴鹿サーキット
2024 鈴鹿8耐
スズキ株式会社 国内二輪 X(旧Twitter)公式アカウント
2025 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第1戦 もてぎ2&4レースが、4月19日・20日に栃木県・モビリティリゾートもてぎで開催された。このレースにスズキ勢から、Team SUZUKI CN CHALLENGEの津田拓也が参戦した。

昨年の鈴鹿8耐に参戦したCN CHALLENGEプロジェクト。1回のみのレース参戦だったが、実戦で得られるものは多く、さらに今年の鈴鹿8耐へ向けて、実戦参加を重ねる中で、車体回りを中心とした熟成やデータ収集、さらに大きなテーマの一つとして掲げている人材育成のための経験の場として、全日本開幕戦へのスポット参戦が決まった。ライダーは、長年MotoGPマシンなどの開発を担当してきた津田選手。

4月9日・10日に実施された事前テストでは、合計4本のフリー走行が行われた。初日に津田はピットインを繰り返しながらトータル82周し、二日目には1'49.714と49秒台へタイムを入れながら、多くのテスト項目を消化。初日、二日目ともに総合8番手に付けた。

レースウイーク初日となる4月19日は、2回のフリー走行が設けられた。気温は20℃を大きく超え、夏日を思わせるコンディションとなった。1本目は2回のピットインをしながらセットアップを進め、18周する中で終盤に2周連続して49秒台で周回し5番手とまずまずの滑り出しを見せた。午後のセッションは、17周を走行して7番手となった。今回は他メーカーもファクトリー体制でスポット参戦し、さらに海外メーカーのファクトリーマシンが2台参戦するという、よりハイレベルに進化したJSB1000クラスに変化している。そうした中、津田は安定して上位に食い込む好走を見せている。

土曜日は40分間1回のみの計時予選が行われた。津田は計測1周目を1'49.243でラップすると、2周目に1'48.599とペースアップ。3周目も1'48.714と連続して48秒台で走行する。その後、ピットインしてマシンの状態を確認しながら、49秒台で連続ラップする。この結果、決勝は8番手、3列目からスタートを切ることとなった。

決勝日は前日までの空と違い、どんより曇り空。12時55分に20周のレースがスタート。津田はまずまずのスタートを切り、オープニングラップを8番手で戻ってくる。2周目にポジションを一つアップして7番手に。そこから49秒台でコンスタントに周回。上位陣のリタイヤもあり、14周目に6番手へ。終盤になり、津田の前の集団が50秒台とペースを落とす中、安定して49秒台でラップ。なんとか前に追いついてパスしたいところだったが、そこまでは至らず6位でチェッカーとなった。

Team SUZUKI CN CHALLENGE No.7 津田 拓也
(JSB1000クラス 予選8番手・決勝6位)
「テストコースでのテストは、今年の2月くらいから乗り始めました。パワーアップパーツというよりもカーボンニュートラルパーツのテストがメインなので、仕様としては昨年の鈴鹿8耐に出場したスペックと基本的には同じにしています。というのも、部品を替えてさらにセットアップも変えてしまうと、パーツ単体としての評価ができなくなるためです。そのために、事前テスト、レースウイークともに部品のテストはたくさんしましたが、セットアップはほとんどしていません。自分自身としては、ライダー側の技術をもっと上げたいという想いもあるので、そういう意味でもマシンのセットアップを行わず、部品の評価をしながらタイムアップを図っていくという作業は、やりがいを感じています。カーボンニュートラルパーツを使いながら、昨年の自分のタイムとほぼ同レベルを維持できていますし、そこは進化を感じますが、それ以上にライバル勢のレベルアップが大きいので、結果として6位というリザルトは、相応のものだと感じています。今後も全日本に出場の機会があるかもしれないので、そこでも同じような形でトライを続けていきたいと思います。」

Team SUZUKI CN CHALLENGE 佐原 伸一 プロジェクトリーダー兼チームディレクター
「今回の全日本は予選8位、決勝6位という結果は無事に完走した安堵感よりも悔しさの方が大きいです。しかし鈴鹿8耐を見据えた今回の参戦はという意味では最低限の目的を果たすことができました。テストとレースを通して明らかになった課題をひとつずつクリアして、バイクの基本バランスは良くなったと思います。おかげでレース中のラップタイムも上位勢の中では最も安定していたと思います。引き続きテストを進めてマシンのポテンシャルを上げて行きます。これからもスズキCNチャレンジの活動を応援お願いします。」

第1戦 もてぎ2&4レース JSB1000 決勝結果(20Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
13水野 涼DUCATI Team KAGAYAMADUCATI36’13.334
22中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA+6.715
331浦本 修充AutoRace Ube Racing Team BMWBMW+7.677
45高橋 巧Honda HRC Test TeamHONDA+12.877
56名越 哲平SDG Taem HARC-PRO. HondaHONDA+23.714
67津田 拓也Team SUZUKI CN CHALLENGESUZUKI+28.154
79伊藤 和輝Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA+43.404
88岩田 悟Team ATJHONDA+43.856
911関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW+48.903
1013児玉 勇太Team KODAMAYAMAHA+1’00.435
1137國峰 啄磨TOHO RacingHONDA+1’04.779
1220津田 一磨Team BabyFaceYAMAHA+1’18.455
1317杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA+1’19.205
1436荒川 晃大Astemo Pro Honda SI RacingHONDA+1’24.941
1524星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW+1’25.193
1625新庄 雅浩KRP SANYOUKOUGYO RS-ITOHKAWASAKI+1’32.485
1732中村 竜也KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI+1’39.994
1823中冨 伸一RSNYAMAHA+1’40.013
1939中島 陽向SHINSYUREN WITH TOTECBMW+1’40.151
2038作本 輝介TOHO RacingHONDA+1’40.875
2133須貝 義行TEAM SUGAI RACING JAPANHONDA1 Lap
2234岡谷 雄太HICity Racing apriliaAPRILIA1 Lap
2330鈴木 光来Team ATJHONDA1 Lap
2415佐野 優人KRP SANYOUKOUGYO RS-ITOHKAWASAKI2 Laps
DNF10長島 哲太DUNLOP Racing Team with YAHAGIHONDA7 Laps
DNF41豊島 怜DOGFIGHTRACING JDSYAMAHA7 Laps
DNF35菅原 陸KAWAKEN GBSracing MRBYAMAHA16 Laps
DNF4野左根 航汰Astemo Pro Honda SI RacingHONDA19 Laps
DNS28吉田 愛乃助TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW

2024 鈴鹿8耐
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