D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2025 第6戦 21Groupカップ 東福寺保雄記念(関東大会)は、10月18～19日に埼玉県川越市のウエストポイント・オフロードヴィレッジで開催された。荒川の河川敷に作られたコースは、フラットでコンパクトな敷地の中に、大小のジャンプとコーナーが連続するトリッキーなレイアウトが特徴。コース外周には仮設の観戦席が用意され、選手紹介ではスモークの中からライダーが登場。スタート時にはゲートの両サイドから炎が吹き上がるなどスーパークロス風の演出でレースを盛り上げる。また土曜日はアマチュア主体の参加型レース、全日本クラスは基本日曜日の1日で行われるなどスケジュールにも特徴がある。大会期間中は土曜日が晴れ。日曜日は午前中に日差しがあったものの、午後にかけて雲が広がり時折小雨が降ったため、滑りやすいコンディションでレースが行われた。5月の第3戦に続き今季2度目の大会には、首都圏はもとより全国各地から土日合わせて5,131名の観客が来場し、目の前で繰り広げられるスリリングなレースを楽しんだ。

今シーズンの全日本には、Team SBEから福村 鎌がRM-Z250で昨年に引き続きIA2クラスに参戦する。

第3戦に続き15分+1周X3ヒートのトリプルヒート制で行われたIAクラス。朝一番の公式練習走行兼タイムアタック予選。福村はB組7番手のタイムをマークし13番手グリッドから決勝に進出。迎えたヒート1、スタートで大きく出遅れた福村は、ほぼ最後尾からの挽回を焦って2周目に転倒。再スタート後は周回毎に順位を上げるも混戦の中で苦戦を強いられた福村は17位。続くヒート2、まずまずのスタートを決めた福村だが、1コーナー進入でアウトに寄せられオープニングラップは17番手。そこから着実に順位を上げた福村は、ラストラップにも1台をパスし13位でフィニッシュ。最終レースとなったヒート3、好スタートから7番手でオープニングラップを終えた福村は、7周目に1台をパスして6番手に上がるも、激しい順位争いの中でラスト2周目に転倒してしまい8位でチェッカー。総合12位という結果で大会を終えた。