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全日本ロードレース選手権 レースレポート
 
8月24日(土)、25日(日)に栃木県・モビリティリゾートもてぎで、「2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 もてぎ2&4レース」が開催された。このレースにスズキ勢から、AutoRace Ube Racing Teamの津田拓也が参戦した。

全日本でのJSB1000クラスの開催は、5月の第3戦SUGO大会から約2か月、7月の鈴鹿8耐から約1ヶ月を経ての第5戦となる。今回は事前テストが行われないため、金曜日のフリー走行2回でセットアップを行わなければならない。津田はフリー走行1回目に49秒台をマークし、4番手に付けた。2回目は9周目に1'48.903と48秒台へ入れ、この日は全体の5番手で終えた。

土曜日は12時45分から40分間の予選となった。この日から四輪のフォーミュラカーが走り始め、タイヤのゴムが路面に擦り付けられた影響がどれくらい出るか、一つのポイントとなる。気温が34℃を超えるコンディションで予選がスタート。津田は予選開始早々に1'48.771と48秒台へ入れ、3周連続48秒台で周回する。8周目には1'48.614をマークし、このタイムがベストタイムとなり、決勝は2列目5番グリッドからスタートすることとなった。

決勝日は朝から空を雲が覆い、ウォームアップ走行は気温が30℃までは上がらない中で行われた。津田は1'49.745を出し、6番手でこのセッションを終えた。

30℃以上となった気温だけでなく湿度も非常に高い中、12時40分から20周で決勝がスタート。津田はまずまずのスタートを切り、5番手あたりで1コーナーへ入る。2コーナー立ち上がりで長島哲太選手(ホンダ)にパスされ6番手に。しかしトップグループを追いたい津田はV字コーナーで長島選手のインへ飛び込み、前に出ようとする。しかし長島選手も譲らず、立ち上がりで接触しかかる激しい展開となった。トップグループは48秒台前半でラップ。対して津田は49秒台後半のため、トップグループから離されるが、7番手以下は49秒から50秒台のため離れ、長島選手とのバトルとなった。しかしそれも、2周目には津田が前に出てラインの自由度が出ると徐々に離れ、単独での5番手走行となった。終盤になっても49秒台で走る津田の前に、一時は8秒以上差があった野佐根航汰選手(ホンダ)との差が縮まり始め、4秒差になるまで追い上げたが届かず、5位フィニッシュとなった。

AutoRace Ube Racing Team No.6 津田 拓也
(JSB1000クラス 予選5番手・決勝5位)
「レースを終えた今だから言えますが、実は自分のライディングに不安を抱きながら今回のレースウイークに入りました。今年の鈴鹿8耐はピット回数を抑えるためには燃費対策が非常に重要でした。それにより走りのリズムが出せなくなってタイムを出すのも非常に難しくなってしまいましたので、本来のスプリント仕様に乗って以前通りのタイムが出せるのか、自分自身に対して自信が持てなくなっていました。でもレースウイークに入って金曜日の1本目のフリー走行を走り始めたら、それがまったくの杞憂であることが分かり、心の底からホッとしました。今回のマシンは第2戦もてぎでのレースとまったく同じセッティングでスタートしました。そういう不安を抱えて走り始めたにも関わらず、1本目には49秒台へすぐ入り、2本目では48秒台にも入れられたので、8耐車からの乗り換えは順調だったと思います。予選は1'48.614で5番手でしたが、昨年のこのレースでポールポジションを獲った自分のタイム1'48.867を上回っており、そこの部分では自分たちの成長を感じられたところですが、ライバル、特にヤマハの2台、ホンダ1台、結果的に優勝したドゥカティのレベルアップは大きく、今後はそこにいかに迫ることが出来るかが課題になると思います。決勝はその4台が抜け出し、序盤に長島哲太選手と少しバトルをする展開となり、そこでタイヤを少し消耗してしまったため、終盤に野佐根航汰選手が見えてきたのに、追いつけずに終わってしまいました。そのあたりのマネージメントも考えなければいけませんね。この後は、すぐにオートポリスの事前テストになりますが、オートポリスのコースは相性的に良いと思うので、自分自身のレベルアップが図れるようさらに頑張ります」
Team TITAN-TKR SUZUKI No.11 村瀬 健琉
(ST1000クラス 予選8番手・決勝リタイヤ)
「事前テストの走り出しから調子が良く、予選では気になる部分を消そうとセットアップしたら、逆に酷くなってしまって転倒してしまいました。セットを戻し、微調整して決勝に向かいました。レースはスタートであまりポジションを落とさずに出られたのでこの調子ならいけるなと思っていたのですが、馬の背コーナーの入口でブレーキングしたら前を走る荒川選手に追突しそうになり、ギリギリで避けられたのですが、耐えきれず転んでしまいました。流れ的には悪くなかったのですが、予選、決勝とうまく結果につなげることができませんでした。あのまま荒川選手の後ろにいれば表彰台争いができたかもしれませんね。もったいなかったです。」

S-PULSE DREAM RACING・ITEC No.18 生形 秀之
(JSB1000クラス レース1 予選2番手・決勝2位/レース2 予選2番手・決勝3位)
「レースに参戦するために新チームを作り、1週間前の事前テストから走り始めました。バイク自体は去年使っていたものですが、ケガのため昨年の7月のレースから走らせていないので、状態の確認からスタートしました。そのため、昨年の後半2戦でトライしたかった要素を入れながらテストから走り、チームも頑張ってマシンを仕上げてくれ、予選4番手まで進みました。ドライであれば決勝はもう少しいける自信があったのですが、雨になって路面状況が変わってしまい、非常に厳しい戦いになってしまいました。コースにとどまるのがやっとという状況で、本当に苦しいレースでした。ただ、今年はテストをする予定もあるので、そこでしっかりマシンを仕上げていきたいと思います。」

Yoshimura SERT Motul No.13 渥美 心
(JSB1000クラス 予選5番手・決勝リタイヤ)
「今シーズンに向けたテストは昨年の暮れに岡山サーキットから始まりました。そのテストはEWCの低温用タイヤ開発のためのもので、極寒の中で走っていますので、その後の2月の岡山テストも寒かったですが、コンディションに影響されることなくセッションを進めることが出来ていました。それは先週の事前テストも同様で、テスト項目をこなしつつ、アベレージも高めることが出来、自分の成長を感じながら良いテストとなりました。ただ、着実にマシンのセットアップと自分の走りのレベルを積み上げていったのですが、最後の最後に低い路面に足下をすくわれてしまって転倒したのは、ちょっと誤算でした。でも流れ自体は良かったので、インターバルの1週間で気持ちを切り替え、このレースウイークに入りました。やはりコンディションは同じような低温だったのですが、チームと自分自身はそこへの対応がテストからうまく出来ていたので、リズム良く走れていました。各セッションの順位を見ても、コンスタントに上位に入ることが出来ていたので、手応えを感じながら予選を迎えたのですが、コンディション不良ということでキャンセルになってしまったのは、そこへの対応を準備してきた我々にとっては寝耳に水でした。でもそれを覆すことは出来ないのでとにかく決勝へ気持ちを切り替え、集中して今日の朝のウォームアップ走行、決勝へと向かいました。赤旗中断前のレースはスタートで少し出遅れましたが、フィーリングはすごく良かったので、とにかく落ち着いて前のマシンを抜くことに集中していたら、赤旗中断となりました。再スタートはうまくいき、3位争いの中に加わることが出来て4番手に上がったので、前を走る岡本裕生選手(ヤマハ)をどこで抜こうか見ていたら、自分の方がペースが良いし、その前のトップグループとの差も広がらないので、早めに前に出てトップを追ってみようと3番手に出ました。そこから無理なプッシュをしていたわけではないのですが、いきなり自分の下からマシンがなくなってしまい、転倒してしまいました。残念な結果ではありますが、自分の成長、マシンのセットアップも進んだので、良いレースウイークになりました。」

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 JSB1000 決勝結果(20Laps)
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順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
13水野 涼DUCATI Team KAGAYAMADUCATI36'18.184
21中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA+4.135
32岡本 裕生YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2YAMAHA+5.384
432野左根 航汰Astemo HondaDream SI RacingHONDA+22.425
56津田 拓也AutoRace Ube Racing TeamSUZUKI+26.414
633高橋 巧JAPAN POST HondaDream TPHONDA+32.238
74名越 哲平SDG Honda RacingHONDA+35.757
812関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW+53.599
914児玉 勇太Team KodamaYAMAHA+58.527
107清成 龍一TOHO RacingHONDA+58.798
1111秋吉 耕佑MurayamaUnso.Team AKIYOSHIHONDA+1'11.536
1223津田 一磨Team BabyFaceYAMAHA+1'19.067
1327中冨 伸一RSNYAMAHA+1'24.368
1417杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA+1'24.488
1537吉田 愛乃助TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW+1'47.477
1643横山 尚太OGURA CLUTCH + NITRO RACINGYAMAHA1 Lap
1729須貝 義行TEAM SUGAI RACING JAPANHONDA1 Lap
1831佐野 優人KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI3 Lap
DNF30長島 哲太DUNLOP Racing Team with YAHAGIHONDA12 Laps
DNF21星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW12 Laps
DNF41芳賀 涼大WORK NAVI NITRO RACING TEAMYAMAHA13 Laps
DNF28芳賀 瑛大WORK NAVI NITRO RACING TEAMYAMAHA14 Laps
DNF10岩田 悟Team ATJHONDA18 Laps
失格9伊藤 和輝Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA
720生形 秀之S-PULSE DREAM RACING・ITECSUZUKI+21.108
1952寺本 幸司TERAMOTO@J-TRIP RacingSUZUKI+47.573
 JSB1000 決勝レース2結果(22Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
12岡本 裕生YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2YAMAHA31'50.253
23水野 涼DUCATI Team KAGAYAMADUCATI+1.962
31中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA+11.572
432野左根 航汰Astemo HondaDream SI RacingHONDA+25.614
533高橋 巧JAPAN POST HondaDream TPHONDA+25.861
610岩田 悟Team ATJHONDA+30.281
79伊藤 和輝Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA+32.878
84名越 哲平SDG Honda RacingHONDA+33.120
96津田 拓也AutoRace Ube Racing TeamSUZUKI+34.667
1030長島 哲太DUNLOP Racing Team with YAHAGIHONDA+38.039
117清成 龍一TOHO RacingHONDA+38.177
1212関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW+44.738
1314児玉 勇太Team KodamaYAMAHA+44.879
1431佐野 優人KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI+1'08.644
1517杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA+1'13.316
1621星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW+1'20.833
1727中冨 伸一RSNYAMAHA+1'21.133
1811秋吉 耕佑MurayamaUnso.Team AKIYOSHIHONDA+1'25.109
1922新庄 雅浩Team TATARA apriliaAPRILIA+1'25.697
2029須貝 義行TEAM SUGAI RACING JAPANHONDA1 Lap
2123津田 一磨Team BabyFaceYAMAHA5 Laps
DNF28芳賀 瑛大NITRO WORK NAVI OGURA CLUTCHYAMAHA20 Laps
RT34柴田 義将Taira Promote RacingYAMAHA
 ST1000 決勝結果(18Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
110國井 勇輝SDG Team HARC-PRO.HONDA26'36.127
29岩戸 亮介Kawasaki Plaza Racing TeamKAWASAKI+8.278
32荒川 晃大MOTOBUM HONDAHONDA+11.624
434伊藤 元治MOTO BUM HONDAHONDA+17.218
57豊島 怜DOGFIGHTRACING JDSYAMAHA+20.125
623和田 留佳Team TATARA apriliaAPRILIA+20.372
713中村 竜也MATSUBA RACING RS-ITOHKAWASAKI+36.557
812横山 尚太OGURA CLUTCH + NITRO RACINGYAMAHA+41.954
928吉田 愛乃助TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW+51.392
1021松川 泰宏MOTOBUM HONDAHONDA+1'10.615
1146渡部 裕貴RTMorinokumasan&garegeL8YAMAHA+1'20.524
1244高田 昌明113 ENAC racingYAMAHA+1'23.159
1343関 一正RacingTeam SEKIHONDA+1'28.303
1435佐藤 直之Fudosan no Shigeki & PRO-TECYAMAHA1 Lap
1533ジェゲデ・ゼカライヤ・クワミTONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW1 Lap
1645坂本 崇RIDE INYAMAHA1 Lap
173國峰 啄磨TOHO RacingHONDA1 Lap
1832彌榮 郡Kawasaki Plaza Racing TeamKAWASAKI2 Laps
1929新井 久美Hisa31 with R-in SpiritsYAMAHA3 Laps
2030作本 輝介Astemo HondaDream SI RacingHONDA5 Laps
DNF11村瀬 健琉Team TITAN-TKR SUZUKISUZUKI14 Laps
DNF31井手 翔太AKENO SPEED・RC KOSHIENYAMAHA14 Laps
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