SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート
スズキレーシングレポート
全日本ロードレース選手権 レースレポート
2024年8月24日-8月25日
2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 もてぎ2&4レース
モビリティリゾートもてぎ(栃木県)
AutoRace Ube Racing Team 津田拓也、猛暑でのレースを
5位フィニッシュ
2024 全日本ロードレース選手権
ROUND04 06.16 筑波サーキット
2024 鈴鹿8耐
スズキ株式会社 国内二輪 X(旧Twitter)公式アカウント
8月24日(土)、25日(日)に栃木県・モビリティリゾートもてぎで、「2024 MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ 第5戦 もてぎ2&4レース」が開催された。このレースにスズキ勢から、AutoRace Ube Racing Teamの津田拓也が参戦した。

全日本でのJSB1000クラスの開催は、5月の第3戦SUGO大会から約2か月、7月の鈴鹿8耐から約1ヶ月を経ての第5戦となる。今回は事前テストが行われないため、金曜日のフリー走行2回でセットアップを行わなければならない。津田はフリー走行1回目に49秒台をマークし、4番手に付けた。2回目は9周目に1'48.903と48秒台へ入れ、この日は全体の5番手で終えた。

土曜日は12時45分から40分間の予選となった。この日から四輪のフォーミュラカーが走り始め、タイヤのゴムが路面に擦り付けられた影響がどれくらい出るか、一つのポイントとなる。気温が34℃を超えるコンディションで予選がスタート。津田は予選開始早々に1'48.771と48秒台へ入れ、3周連続48秒台で周回する。8周目には1'48.614をマークし、このタイムがベストタイムとなり、決勝は2列目5番グリッドからスタートすることとなった。

決勝日は朝から空を雲が覆い、ウォームアップ走行は気温が30℃までは上がらない中で行われた。津田は1'49.745を出し、6番手でこのセッションを終えた。

30℃以上となった気温だけでなく湿度も非常に高い中、12時40分から20周で決勝がスタート。津田はまずまずのスタートを切り、5番手あたりで1コーナーへ入る。2コーナー立ち上がりで長島哲太選手(ホンダ)にパスされ6番手に。しかしトップグループを追いたい津田はV字コーナーで長島選手のインへ飛び込み、前に出ようとする。しかし長島選手も譲らず、立ち上がりで接触しかかる激しい展開となった。トップグループは48秒台前半でラップ。対して津田は49秒台後半のため、トップグループから離されるが、7番手以下は49秒から50秒台のため離れ、長島選手とのバトルとなった。しかしそれも、2周目には津田が前に出てラインの自由度が出ると徐々に離れ、単独での5番手走行となった。終盤になっても49秒台で走る津田の前に、一時は8秒以上差があった野佐根航汰選手(ホンダ)との差が縮まり始め、4秒差になるまで追い上げたが届かず、5位フィニッシュとなった。

AutoRace Ube Racing Team No.6 津田 拓也
(JSB1000クラス 予選5番手・決勝5位)
「レースを終えた今だから言えますが、実は自分のライディングに不安を抱きながら今回のレースウイークに入りました。今年の鈴鹿8耐はピット回数を抑えるためには燃費対策が非常に重要でした。それにより走りのリズムが出せなくなってタイムを出すのも非常に難しくなってしまいましたので、本来のスプリント仕様に乗って以前通りのタイムが出せるのか、自分自身に対して自信が持てなくなっていました。でもレースウイークに入って金曜日の1本目のフリー走行を走り始めたら、それがまったくの杞憂であることが分かり、心の底からホッとしました。今回のマシンは第2戦もてぎでのレースとまったく同じセッティングでスタートしました。そういう不安を抱えて走り始めたにも関わらず、1本目には49秒台へすぐ入り、2本目では48秒台にも入れられたので、8耐車からの乗り換えは順調だったと思います。予選は1'48.614で5番手でしたが、昨年のこのレースでポールポジションを獲った自分のタイム1'48.867を上回っており、そこの部分では自分たちの成長を感じられたところですが、ライバル、特にヤマハの2台、ホンダ1台、結果的に優勝したドゥカティのレベルアップは大きく、今後はそこにいかに迫ることが出来るかが課題になると思います。決勝はその4台が抜け出し、序盤に長島哲太選手と少しバトルをする展開となり、そこでタイヤを少し消耗してしまったため、終盤に野佐根航汰選手が見えてきたのに、追いつけずに終わってしまいました。そのあたりのマネージメントも考えなければいけませんね。この後は、すぐにオートポリスの事前テストになりますが、オートポリスのコースは相性的に良いと思うので、自分自身のレベルアップが図れるようさらに頑張ります」
第5戦 もてぎ2&4レース JSB1000 決勝結果(20Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム/トップ差
13水野 涼DUCATI Team KAGAYAMADUCATI36'18.184
21中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA+4.135
32岡本 裕生YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2YAMAHA+5.384
432野左根 航汰Astemo HondaDream SI RacingHONDA+22.425
56津田 拓也AutoRace Ube Racing TeamSUZUKI+26.414
633高橋 巧JAPAN POST HondaDream TPHONDA+32.238
74名越 哲平SDG Honda RacingHONDA+35.757
812関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW+53.599
914児玉 勇太Team KodamaYAMAHA+58.527
107清成 龍一TOHO RacingHONDA+58.798
1111秋吉 耕佑MurayamaUnso.Team AKIYOSHIHONDA+1'11.536
1223津田 一磨Team BabyFaceYAMAHA+1'19.067
1327中冨 伸一RSNYAMAHA+1'24.368
1417杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA+1'24.488
1537吉田 愛乃助TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW+1'47.477
1643横山 尚太OGURA CLUTCH + NITRO RACINGYAMAHA1 Lap
1729須貝 義行TEAM SUGAI RACING JAPANHONDA1 Lap
1831佐野 優人KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI3 Lap
DNF30長島 哲太DUNLOP Racing Team with YAHAGIHONDA12 Laps
DNF21星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW12 Laps
DNF41芳賀 涼大WORK NAVI NITRO RACING TEAMYAMAHA13 Laps
DNF28芳賀 瑛大WORK NAVI NITRO RACING TEAMYAMAHA14 Laps
DNF10岩田 悟Team ATJHONDA18 Laps
失格9伊藤 和輝Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA

2024 鈴鹿8耐
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