MotoGP レースレポート
2022年6月4日
MotoGP 第9戦 カタルニアGP 予選
スペイン バルセロナ・カタルニアサーキット
リンスがホームレースとなるカタルニアGP予選で3列目グリッドを獲得
2022 MotoGP
チームスズキエクスターのライダーふたりにとってホームレースとなるカタルニアGP予選はアレックス・リンスが7番手となり、明日の決勝を3列目からスタートする。またQ1で健闘を見せるもトップ2圏内に残留できずQ2行きを果たすことができなかったジョアン・ミルは17番手からのスタートなる。
カタルニアGP土曜日のFP3、FP4はどちらもマシンセッティングとタイヤテストに時間を費やし、リンス、ミルはどちらもフロントミディアム、リヤソフトのコンビネーションに好感触を得る。
ダイレクトQ2行きを決める最後のフリー走行となるFP3の終盤は、各ライダーが激しいタイムアタックを繰り返しポジションが次々と入れ替わっていく中、終盤に一旦10番手までポジションを上げたミルは、その後13番手にポジションを落としてトップ10圏外に。一方のリンスは最終アタックラップで10番手圏外から9番手にポジションを上げてQ2行きを確保した。
午後のFP4では気温、路面温度が上昇し厳しいコンディションとなるが、決勝日も同様のコンディションが予想されるため、ライダー達は決勝をシミュレーションし周回を重ねる。
Q1チャレンジを強いられたミルは、前日と比較してフロントエンドのフィーリングが進歩したものの、タイムアップに苦しみ7番手に留まってQ1敗退。明日のホームGP決勝は17番手6列目からのスタートとなる。
一方Q2に進出したリンスは1本目のタイムアタックですぐに3番手につける。2本目のタイムアタックでさらにタイムアップを狙うも叶わず、7番手でセッションを終了。3列目グリッドからトップグループ争いを狙う。
カタルニアGP土曜日のFP3、FP4はどちらもマシンセッティングとタイヤテストに時間を費やし、リンス、ミルはどちらもフロントミディアム、リヤソフトのコンビネーションに好感触を得る。
ダイレクトQ2行きを決める最後のフリー走行となるFP3の終盤は、各ライダーが激しいタイムアタックを繰り返しポジションが次々と入れ替わっていく中、終盤に一旦10番手までポジションを上げたミルは、その後13番手にポジションを落としてトップ10圏外に。一方のリンスは最終アタックラップで10番手圏外から9番手にポジションを上げてQ2行きを確保した。
午後のFP4では気温、路面温度が上昇し厳しいコンディションとなるが、決勝日も同様のコンディションが予想されるため、ライダー達は決勝をシミュレーションし周回を重ねる。
Q1チャレンジを強いられたミルは、前日と比較してフロントエンドのフィーリングが進歩したものの、タイムアップに苦しみ7番手に留まってQ1敗退。明日のホームGP決勝は17番手6列目からのスタートとなる。
一方Q2に進出したリンスは1本目のタイムアタックですぐに3番手につける。2本目のタイムアタックでさらにタイムアップを狙うも叶わず、7番手でセッションを終了。3列目グリッドからトップグループ争いを狙う。
リビオ・スッポ チームマネージャー
「予選結果は決して満足できるものではありませんでしたが、アレックスは昨日の良いフィーリングを取り戻すことができましたし、レースセットでのラップタイムが良いのでそこはポジティブに捉えています。ほんの僅かな差で2列目グリッドを逃してしまいましたが、レースペースが良いので決勝に期待したいと思います。ジョアンは昨日と比較してかなりフィーリングが改善され、特に中古タイヤでは自信を持って走れるようになったようなのですが、タイヤが新しいと同じフィーリングを得ることができないようなので、決勝に向けてその部分をさらに調整し、100%の力を出し切れるマシンを用意してライダー達をレースに送り出したいと思っています。」アレックス・リンス
「この週末ここまでの流れは順調だし、チームの仕事にも自分のパフォーマンスにも満足している。7番手という結果はもちろん十分ではないけど、それほど悪いわけでもないし、それにレースペースが良いことが何よりもポジティブな要素だと思っているよ。明日の決勝は気温が上がるだろうから肉体的にも精神的にもかなり厳しいレースになると覚悟している。タイヤにも厳しいコンディションになるだろうし、速いライバル達が大勢いるからね。とにかくスタートを決めて少しでも前に出て、フロントグループでバトルすることが目標だよ。」ジョアン・ミル
「まだ100%自信が回復できたわけじゃないけど、昨日と比較するとかなりフィーリングが良くなったから気持ちは前向きだよ。今日の予選に向けてチームが昨晩から頑張ってくれたお陰で中古タイヤでの走行に関してはかなり進歩できたんだけど、新品タイヤでは同じようなフィーリングを得ることができなくてタイムアタックには相変わらず苦戦しているけどね。大切なことは問題点がクリアになったことで、あとはその問題点を解決するために努力することだけと思っている。レースペースには自信があるし、特にタイヤが消耗してからの走りにはアドバンテージがあると思っているから、決勝でその強みを活かせることができるように頑張るよ。」MotoGP 第9戦 カタルニアGP 予選結果
順位 | No. | ライダー | チーム名 | タイム | トップ差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 41 | A・エスパルガロ | Aprilia Racing | 1'38.742 | - |
2 | 63 | F・バニャイア | Ducati Lenovo Team | 1'38.773 | 0.031 |
3 | 20 | F・クアルタラロ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'38.959 | 0.217 |
4 | 5 | J・ザルコ | Prima Pramac Racing | 1'39.027 | 0.285 |
5 | 49 | F・ディ・ジャンアントニオ | Gresini Racing MotoGP | 1'39.099 | 0.357 |
6 | 89 | J・マルティン | Prima Pramac Racing | 1'39.142 | 0.400 |
7 | 42 | アレックス・リンス | Team SUZUKI ECSTAR | 1'39.145 | 0.403 |
8 | 12 | M・ビニャーレス | Aprilia Racing | 1'39.397 | 0.655 |
9 | 10 | L・マリーニ | Mooney VR46 Racing Team | 1'39.451 | 0.709 |
10 | 44 | P・エスパルガロ | Repsol Honda Team | 1'39.477 | 0.735 |
11 | 43 | J・ミラー | Ducati Lenovo Team | 1'39.523 | 0.781 |
12 | 30 | 中上 貴晶 | LCR Honda IDEMITSU | 1'39.611 | 0.869 |
13 | 72 | M・ベツェッキ | Mooney VR46 Racing Team | 1'39.240 | (Q1) |
14 | 23 | E・バスティアニーニ | Gresini Racing MotoGP | 1'39.246 | (Q1) |
15 | 33 | B・ビンダー | Red Bull KTM Factory Racing | 1'39.249 | (Q1) |
16 | 88 | M・オリベイラ | Red Bull KTM Factory Racing | 1'39.420 | (Q1) |
17 | 36 | ジョアン・ミル | Team SUZUKI ECSTAR | 1'39.664 | (Q1) |
18 | 21 | F・モルビデリ | Monster Energy Yamaha MotoGP | 1'39.884 | (Q1) |
19 | 4 | A・ドビツィオーゾ | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 1'40.071 | (Q1) |
20 | 87 | R・ガードナー | Tech 3 KTM Factory Racing | 1'40.113 | (Q1) |
21 | 6 | S・ブラドル | Repsol Honda Team | 1'40.298 | (Q1) |
22 | 51 | M・ピロ | Aruba.it Racing | 1'40.351 | (Q1) |
23 | 40 | D・ビンダー | WithU Yamaha RNF MotoGP Team | 1'40.373 | (Q1) |
24 | 25 | R・フェルナンデェス | Tech 3 KTM Factory Racing | 1'40.587 | (Q1) |
25 | 73 | A・マルケス | LCR Honda CASTROL | 1'39.903 | (FP3) |