SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート
全日本ロードレース選手権 レースレポート
2022年4月23日-4月24日
2022 全日本ロードレース選手権 第2戦 鈴鹿2&4レース
鈴鹿サーキット(三重県)
YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN 渡辺一樹が2レース連続で2位表彰台獲得
2022 全日本ロードレース選手権
ROUND05 06.26 筑波サーキット
ROUND06 08.28 オートポリス
ROUND07 09.18 岡山国際サーキット
ROUND08 11.06 鈴鹿サーキット
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4月23日・24日に三重県・鈴鹿サーキットで、全日本ロードレース選手権 第2戦 鈴鹿2&4レースが開催された。このレースにスズキ勢から、渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)、生形秀之(S-PULSE DREAM RACING・ITEC)、寺本幸司(TERAMOTO@J-TRIP Racing)らが参戦した。

木曜日に特別スポーツ走行が設けられ、レースウイークは通常より一日多い4日間で行われた。木曜日の午後が雨、さらに日曜日は朝から雨となった。今回のレースは2&4スタイルとなり、二輪と四輪のフォーミュラカーが同じレースウイークに走るため、走行のタイミングによってフォーミュラカーのタイヤのゴムが路面に擦り付けられ、路面コンディションが大きく変化する。そこへウエットとなると、さらに路面状況が読みにくく、難しい状況となった。また、今回は鈴鹿8耐トライアウト対象のレースとなり参加台数が多いことから、2組に分かれてセッションが行われることとなり、渡辺、生形がA組、寺本がB組で走行した。

木曜午前中のセッションはドライで行われ、1本目にA組で渡辺は2'07.393で組2番手、生形は2'10.501で7番手、B組で寺本は2'12.017で8番手となった。2本目に渡辺は2'06.306と6秒台へ入れて2番手。生形、寺本もタイムを上げた。3本目はウエットとなり、渡辺は2'19.588で組トップとなり、生形11番手、寺本はB組9番手となった。

金曜日は夜半まで降り続いた雨がコース上に残ったため、渡辺は1本目をキャンセルしたが生形と寺本は走行した。完全ドライとなった2本目のセッションで、渡辺は3周連続6秒台で走行し、その3周目に出した2'06.298で、このセッショントップに立った。生形は2’09.011で6番手、寺本は2'10.439でB組9番手に付けた。

土曜の予選は各組それぞれ30分間行われた。渡辺は2'06.060でA組2番手に付け、生形は2'08.706で6番手、寺本は2'10.028でB組12番手となった。予選中のベストタイムが第1レースの、セカンドベストが第2レースのスターティンググリッドになる。渡辺は両レースとも2番グリッドからスタート。生形は14番手/15番手、寺本は21番手/19番手から、それぞれスタートすることとなった。

午後2時5分から14周で争われる第1レースがスタートされた。2周目の1コーナーで渡辺がトップに立ち、このレースを引っ張る展開となる。トップグループは4台。レース終盤にスパートを掛けられるようタイヤマネージメントをしながらトップを走る渡辺。4周目にはその渡辺の背後に、開幕戦2連勝を飾った中須賀克行選手(ヤマハ)が迫る。9周目にヘアピンで大回りする渡辺のインに中須賀選手が入り、トップに出る。渡辺は大回りしながら鋭い加速で立ち上がると、中須賀選手の背後に付けて2番手をキープする。前に出た中須賀選手はペースを上げ、2分6秒台でラップするが、同じく6秒台でラップする渡辺。そのため、トップ争いは渡辺と中須賀選手の一騎打ちとなる。渡辺は6秒台連続ラップで中須賀選手を追うが前には出られず、2位でチェッカーとなった。生形は11位、寺本21位で、それぞれゴールした。

日曜日は朝から雨が降り始め、終日、雨となった。朝のウォームアップ走行では、渡辺が2'20.380で2番手、生形14番手、寺本35番手と決勝へ向けての準備を進めていく。

午後の第2レースはウエット宣言されたことから2周減算の14周で行われた。渡辺はすばらしいスタートでホールショットを奪うと、積極的にペースを上げ、1周目を終えてメインスタンドに戻ってきたときには、2番手に付ける中須賀選手に0.9秒の差を広げた。渡辺と中須賀選手の2人だけ2分20秒台で後続は2分21秒台のため、第2レースもこの2人の戦いになっていく。4周目にはその差が0.1秒とテールtoノーズになるが、5周目に2分18秒台にペースを上げる渡辺。中須賀選手との差は0.6秒まで広がり、渡辺がレースをコントロールする展開となったが、ここで13番手を走っていた生形が転倒。このアクシデントのため、セーフティカーが入る。築いた0.6秒の差と、ウエットでの良いリズムでの渡辺の走りだったが、仕切り直しとなった。セーフティカーの後ろで激しく加減速を繰り返し、タイヤが冷えないよう工夫する渡辺。10周目にレースは再スタートとなり、残り5周となった。再スタート2周目となる11周目の1コーナーで中須賀選手が渡辺をパスしてトップに立つ。中須賀選手の後で状況を見て前に出ようとする渡辺だが、なかなか前に出られない。13周目のスプーンカーブ1個目で渡辺は前に出るが、クロスラインで中須賀選手がスプーンカーブ2個目で前に出る。またしてもバックストレートで中須賀選手のスリップに入った渡辺は、今度は130Rでパス。ギリギリまで閉めたとレース後に振り返った渡辺のシケイン入り口のラインだったが、そのさらにイン側に中須賀選手が入り、再び抜き返された。ラストラップになり、中須賀選手はペースを上げ、渡辺を引き離しにかかる。しかし渡辺もフルプッシュして、2'17.725とこのレースのファステストタイムをマークして中須賀選手を追ったが前に出られず、僅か0.113秒差で2位チェッカーとなった。寺本は完走して24位となった。

YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN No.15 渡辺 一樹
(JSB1000クラス レース1 予選2番手・決勝2位/レース2 予選2番手・決勝2位)
「第1レースは複数台でのトップ争いにしようと前に出てラップタイムをコントロールしましたが、思うような展開に持ち込めませんでした。ペースを落としても後ろから抜きに来なかったので、ヘアピンではわざと大回りして2番手に下がったりしたのですが、結果的に中須賀選手にコントロールされてしまいました。悔しい、の一言しかないレースでした。開幕戦の第2レースの雨はウエットのデータがなかったので苦戦を強いられましたが、今回のレースウイークの木曜日の午後のセッションが雨になり、限られた時間の中でチームがとても良い仕事をしてくれてウエットへの対応をしっかり図ることができ、それが第2レースの走りに繋がりました。両レースとも同じ2位という結果ではありますが、第2レースは観客の方も喜んでいただけたようですし、こういう面白いレースをしていければと思います。第2レースでは中須賀選手の後ろに付いて走りを見ることができ、自分たちの強いところ、改善すべき点が見えたのは大きな収穫です。優勝できるよう、引き続き積み重ねていきます。」

S-PULSE DREAM RACING・ITEC No.19 生形 秀之
(JSB1000クラス レース1 予選14番手・決勝11位/レース2 予選15番手・決勝リタイヤ)
「本当はEWCフル参戦をしたかったのですが、諸事情から鈴鹿8耐をメインに今シーズンを戦うことになりました。そのためにトレーニングを重ね、もてぎテスト、鈴鹿の事前テストと走り、このレースウイークに入りました。マシン的にはこれまで造り上げてきたもので、それをベースに仕上げています。全日本フル参戦ではないので、今回のレースに関しては使えるパーツも制限があったりして少し難しい部分はあるのですが、鈴鹿8耐ではそういうこともないので、そこはある程度割り切りをしてマシンの仕上げに集中しました。第2レースでは転倒してしまいましたが、ウイーク全体を通してマシンの仕上げ、自分とチームの状態などが良い方向であることが確認できたので、内容的には良かったと思います。」

TERAMOTO@J-TRIP Racing No.39 寺本 幸司
(JSB1000クラス レース1 予選21番手・決勝21位/レース2 予選19番手・決勝24位)
「鈴鹿8耐SSTクラスで結果を残すこと、というテーマを掲げてここまでの2年間、マシンを造ってきましたが、今年はアプローチを大きく変えてトライしています。これまでの2年間はJSB1000マシンのジオメトリーをSSTマシンに落とし込む、という方向で造っていたのですが、SSTクラスはST1000クラスよりも改造範囲が狭いことから、スタンダードマシンの素性を引き上げる方向で仕上げることにしました。結果的に、良い方向で仕上げることが出来ました。第2レースは雨になりましたが、我々はここまでの2年間、雨のレースの経験がたまたまありませんでした。木曜日の午後が雨で、そこである程度のセットアップは出来たのですが、日曜日の朝のフリー走行を走ったらまったくフィーリングが変わっていて、そこでかなり戸惑いました。ただし、我々は鈴鹿8耐がターゲットで、8耐の場合はドライのレースで途中雨、というような状況が考えられるので、最初からウエットセットにするようなことはしたくありませんでした。そのために、ドライベースで少しだけサスペンションをアジャストするレベルで対応できるような方向でトライしたのですが、セーフティカーが入る前までは接地感も薄く、かなり苦戦を強いられたのですが、セーフティカーが出てから、乗り方を変えたりしたらフィーリングが良くなって、そういう意味でも収穫の多いレースとなりました。協力していただいている方々にはとても助けられました。感謝しています。」

第2戦 鈴鹿2&4レース JSB1000 レース1 決勝結果(14Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム
11中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA29'43.979
215渡辺 一樹YOSHIMURA SUZUKI RIDEWINSUZUKI29'45.124
329岡本 裕生YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2YAMAHA29'52.451
46亀井 雄大Honda Suzuka Racing TeamHONDA29'54.830
510日浦 大治朗Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA29'55.641
62濱原 颯道Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA29'57.171
78岩田 悟Team ATJHONDA30'01.134
827作本 輝介Astemo Honda Dream SI RacingHONDA30'02.889
93國峰 啄磨TOHO RacingHONDA30'19.331
1011関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW30'19.661
1119生形 秀之S-PULSE DREAM RACING・ITECSUZUKI30'20.164
129柳川 明KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI30'22.241
1328榎戸 育寛SDG Motor Sports RT HARC-PRO.HONDA30'22.433
1418大久保 光EVA RT Webike TRICKSTAR KawasakiKAWASAKI30'28.723
1543南本 宗一郎AKENO SPEED・YAMAHAYAMAHA30'29.076
1617黒木 玲徳GOSHI Racing HONDA30'32.197
177出口 修Murayama.Honda Dream.RTHONDA30'42.087
1868松崎 克哉KRP SANYOUKOUGYO&RS-ITOHKAWASAKI30'42.181
1925田尻 悠人GOSHI Racing HONDA30'47.363
2012児玉 勇太Team KodamaYAMAHA30'52.432
2139寺本 幸司TERAMOTO@J-TRIP RacingSUZUKI30'53.162
2237伊達 悠太AKENO SPEED・YAMAHAYAMAHA30'54.681
2333杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA30'59.689
2438柴田 義将Taira Promote RacingYAMAHA31'05.719
2526星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW31'06.113
2647中村 修一郎B-LINE Racing with TKmKAWASAKI31'08.067
2760吉田 光弘Honda Ryokuyokai KUMAMOTO RacingHONDA31'19.343
2831武田 雄一OGURA CLUTCH ORC with RIDE INYAMAHA31'22.860
2965加藤 高史Honda Soyukai Tochigi Racing AHONDA31'23.506
3023江口 謙Team TATARA apriliaAPRILIA31'24.732
3149中島 元気Honda Hamamatsu ESCARGOT RTHONDA31'32.403
3258櫻山 茂昇Shinshu activation project Team NAGANOBMW31'33.660
3330樋口 耕太EXEDY H.L.O RACINGSUZUKI31'34.016
3455片平 亮輔CLUBNEXT&DREAM TAKASAKIHONDA31'36.037
3541森 健祐Honda blue helmets MSCHONDA31'37.939
3645鈴木 孝志Taira Promote RacingYAMAHA31'41.938
3746武田 数馬HAMAMATSU TEAM TITANSUZUKI31'42.719
3840眞鍋 将弘ADVANCE MC & FOC CLAYMORE EDGESUZUKI31'47.052
3966岩谷 圭太DOG HOUSESUZUKI31'58.984
4048川口 篤史TMA with MotoLab EJ & speedHeartHONDA29'44.541
DNF14津田 一磨Baby Face POWERED by YOSHIMURASUZUKI28'46.472
DNF56阿部 真生騎Webike team norick YAMAHAYAMAHA23'25.987
DNF63山中 将基Bizenseiki Kirimototechno WorksKAWASAKI18'28.806
DNF16中冨 伸一WaveinnRYAMAHA10'51.585
第2戦 鈴鹿2&4レース JSB1000 レース2 決勝結果(14Laps)
順位No.ライダーチーム名メーカータイム
11中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAMYAMAHA35'04.409
215渡辺 一樹YOSHIMURA SUZUKI RIDEWINSUZUKI35'04.522
329岡本 裕生YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2YAMAHA35'13.820
428榎戸 育寛SDG Motor Sports RT HARC-PRO.HONDA35'15.609
52濱原 颯道Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA35'17.410
627作本 輝介Astemo Honda Dream SI RacingHONDA35'24.214
78岩田 悟Team ATJHONDA35'24.452
810日浦 大治朗Honda Dream RT SAKURAI HONDAHONDA35'25.126
99柳川 明KRP SANYOUKOUGYO RSITOHKAWASAKI35'26.577
1043南本 宗一郎AKENO SPEED・YAMAHAYAMAHA35'28.686
1137伊達 悠太AKENO SPEED・YAMAHAYAMAHA35'32.651
123國峰 啄磨TOHO RacingHONDA35'34.343
1311関口 太郎SANMEI Team TARO PLUSONEBMW35'37.807
1418大久保 光EVA RT Webike TRICKSTAR KawasakiKAWASAKI35'42.160
1525田尻 悠人GOSHI Racing HONDA35'42.372
1617黒木 玲徳GOSHI Racing HONDA35'44.690
177出口 修Murayama.Honda Dream.RTHONDA35'47.058
1833杉山 優輝Honda Suzuka Racing TeamHONDA35'51.116
1916中冨 伸一WaveinnRYAMAHA35'54.937
2068松崎 克哉KRP SANYOUKOUGYO&RS-ITOHKAWASAKI35'55.149
2147中村 修一郎B-LINE Racing with TKmKAWASAKI35'58.400
2255片平 亮輔CLUBNEXT&DREAM TAKASAKIHONDA36'06.876
2312児玉 勇太Team KodamaYAMAHA36'06.973
2439寺本 幸司TERAMOTO@J-TRIP RacingSUZUKI36'07.455
2556阿部 真生騎Webike team norick YAMAHAYAMAHA36'10.806
2660吉田 光弘Honda Ryokuyokai KUMAMOTO RacingHONDA36'12.163
2730樋口 耕太EXEDY H.L.O RACINGSUZUKI36'15.889
2835屋代 原野HAMAMATSU TEAM TITANSUZUKI36'16.747
2941森 健祐Honda blue helmets MSCHONDA36'21.458
3053宮腰 武IRF with AZUR LANEYAMAHA36'33.138
3149中島 元気Honda Hamamatsu ESCARGOT RTHONDA36'33.154
3246武田 数馬HAMAMATSU TEAM TITANSUZUKI36'34.994
3365加藤 高史Honda Soyukai Tochigi Racing AHONDA36'35.563
3414津田 一磨Baby Face POWERED by YOSHIMURASUZUKI36'37.225
3534豊田 浩史Team TATARAAPRILIA36'42.704
3645鈴木 孝志Taira Promote RacingYAMAHA36'54.248
DNF31武田 雄一OGURA CLUTCH ORC with RIDE INYAMAHA34'07.047
DNF6亀井 雄大Honda Suzuka Racing TeamHONDA30'44.377
DNF23江口 謙Team TATARA apriliaAPRILIA24'09.551
DNF19生形 秀之S-PULSE DREAM RACING・ITECSUZUKI12'05.578
DNF26星野 知也TONE RT SYNCEDGE4413 BMWBMW4'56.388
DNS63山中 将基Bizenseiki Kirimototechno WorksKAWASAKI-
失格38柴田 義将Taira Promote RacingYAMAHA-
失格58櫻山 茂昇Shinshu activation project Team NAGANOBMW-