2021 MotoGP
|
MotoGP レースレポート
2021年6月5日
MotoGP 第7戦 カタルニアGP 予選 場所:スペイン バルセロナ・カタルニアサーキット
カタルニアGP予選はミルが10番手4列目グリッド。リンスは右手首骨折で欠場。
木曜日にカタルニアサーキットでロードバイクトレーニング中に転倒して、右手首橈骨を骨折したアレックス・リンスは金曜日午前にバルセロナの病院で手術を行い、ホームGPの欠場を強いられることになったため、チームスズキエクスターはカタルニアGPにジョアン・ミルひとりで臨むこととなった。
金曜のフリー走行を16番手で終えたミルは、午前のFP3でダイレクトQ2行きを懸け精力的に周回を重ね、タイムアタックを繰り返す。毎戦同様にセッション終盤は激しくポジションが入れ替わる中、ミルは最後までアタックを続け9番手タイムでトップ10を死守してダイレクトQ2行きを勝ち取った。 風が少し強まるも気温が上昇し、タイヤ確認には絶好のコンディションとなった午後のFP4では、ミルを含む大半のライダーがリアにハードタイヤを選択。ミルは徐々にペースを上げながら走行し、このセッションを5番手で終えて続く予選に備える。 トップ12ライダーの決勝グリッドを決める予選Q2セッションは毎戦同様15分間の短い時間内に激しい争いが展開され、ミルは序盤に一時フロントロータイムを記録。しかしその後もタイムアタックはチェッカーフラッグが振られるその瞬間まで続き、ミルは終盤に10番手まで順位を落として決勝は4列目グリッドからのスタートとなった。決勝で常に高いパフォーマンスを見せ、レースペースに自信を持つミルは、新型コロナウイルス感染拡大以降初めて観客を迎えるホームGPの決勝での巻き返しに闘志を燃やす。 佐原伸一 プロジェクトリーダー&チームディレクター
「今日は昨日問題となった箇所をクリアにし、そこの修正を行いFP3ではQ2にダイレクトに進むことのできるタイムをマークしました。引き続き午後のFP4でマシンの調整とレース用タイヤの確認を行い、決勝の準備は十分できた上で予選Q2に臨んだのですが、予選のパッケージとしては今ひとつ完成させるには至らず4列目グリッドとなってしまいました。グリッドポジションに関してはさほど心配していませんが、これまでのデータを再度しっかりと確認して明日の決勝に臨みたいと思います。アレックスに関しては金曜日に無事手術を終え、今日サーキットに戻ってきて会うことができました。予想していたよりもかなり良い状態だったので、次のザクセンリンクで元気に復活して彼なりのパフォーマンスを見せてくれると期待しています。」ジョアン・ミル
「全体的に見れば今日はかなりポジティブな1日だったと思うけど、いつものように予選はあまりうまくいかなかった。予選順位を上げることは毎戦の目標だけど未だなかなか改善出来ないでいるよ。予想外のトラブルに見舞われて自分のポテンシャルを十分に発揮できず葛藤することもあったりするけど、今日はマシンの調子も良かったし、色々と情報収集することもできてポジティブな要素が多かったと思っている。レースペースは安定しているから決勝には自信があるし、今回は観客も入っているから久しぶりに地元ファンの前でレースできるのが楽しみだよ。このサーキットはタイヤマネージメントが大きな鍵となるから、そこをしっかり考えてレースを進めないとね。」MotoGP 第7戦 カタルニアGP 予選結果
|
- 二輪車トップ
- スズキレーシングレポート
- MotoGP 第7戦 カタルニアGP 予選
SUZUKI RACING REPORT
スズキレーシングレポート