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2018年9月8日
MotoGP 第13戦 サンマリノGP 予選 場所:サンマリノ ミサノワールドサーキット/マルコ・シモンチェリ
チームスズキエクスター、サンマリノGP予選は10番手、13番手
• リンスはトップ10スタート
• イアンノーネは僅差でQ2入りを逃す • チームスズキエクスターにとってタフな1日に
金曜夕方から降り出した雨の影響で、土曜朝のFP3は路面がところどころ濡れている難しいコンディションでのスタートとなり、前日のタイムを更新するには各ライダーにとって厳しい状況となった。金曜のFP2を終えた段階で、揃ってトップ10入りしていたチームスズキエクスターライダーのふたりは、そのままストレートでQ2入りとなることを期待されていたが、終盤路面コンディションが向上し、セッション終了間際にタイムアップしたライダーにより、アンドレア・イアンノーネがトップ10圏外に。母国GPで今シーズン初のストレートQ2入りを逃す悔しい結果となった。
午後のFP4は、アレックス・リンスが予選に向けてのセッティングを中心に走行。一方、アンドレア・イアンノーネはQ1での激しいタイム争いに備え、セッション中に数度のタイムアタックを試み、ふたり同タイムの1'33.336で終える。 Q1では路面温度が40℃に達し、イアンノーネは序盤にプッシュして2番手タイムを記録。しかしセッション終了間際、わずか0.177秒差でポジションをひとつ落とし、母国GPを5列目13番手からスタートすることとなった。 ストレートでQ2 の最終予選に挑んだリンスは、セッション序盤に5番手タイムを記録。その後もタイムアタックを続けるも、最終的にベストタイムは1'32.338で、トップから0.709秒差、10番手でセッションを締めくくった。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「もう少し良い結果を期待していたので残念な気持ちです。昨晩の雨のせいで路面が濡れていたために、アンドレアはFP3でトップ10から落ちてしまい、Q1では僅かな差でQ2行きのチャンスも逃し、全てがうまく回らなかった感じですね。グリッドは13番手と後退してしまいましたが、レースペース自体は悪くないので、とにかくスタートが大きな鍵となるでしょう。アレックスはフリー走行まではまずまずだったのですが、Q2では周りのペースが思った以上に速く、思うように順位を上げることができませんでした。彼に関してはレースペースをもう少し上げる必要があるので、明日までに解決策を考え、朝のウォームアップでトライする予定です。ギリギリまで諦めず、できることを全て施して、明日の決勝で少しでも良い結果を残せるようにさらに気を引き締めて頑張ります。」アレックス・リンス
「今週末の最初の目標は、まず着実にトップ10入りしてストレートでQ2に入ることだったんだ。そこはうまく達成できたんだけど、次に目標にしていた3列目グリッドまでに入ることが達成できず悔しいよ。他車の後ろを走っていて、僕らのマシンはもうちょっとトラクションを良くしなくちゃいけないことが明確にわかった。そこまで大きな差ってわけじゃないけど、トップグループでレースするためには、小さな問題も丁寧に解決していく必要があるからね。コーナーの立ち上がりでロスしている部分を、セッティングを変えて明日の朝に試す予定だよ。」アンドレア・イアンノーネ
「FP3では良い戦略で乗り切れると思っていたんだけど、トップ10から落ちてしまった。昨日転倒したことでちょっとリズムが崩れ、自分のポテンシャルを出し切ることができなかったんだ。もちろんQ1では渾身のアタックをしたけど、うまくタイムを上げられず、Q2入りを逃してしまった。皆タイムは近いし、僕らはベストなペースではないにしろ、トップから大差はないからチャンスがないわけじゃない。明日朝のウォームアップに向けて、特にブレーキングの部分を修正してみる予定だよ。決勝ではいつもの通りベストを尽くすのみさ。」MotoGP 第13戦 サンマリノGP 予選結果
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