スズキレーシングレポート
トップ ロードレース世界選手権 全日本ロードレース選手権 全日本モトクロス選手権
2018 MotoGP
Qatar MotoGP Official Test
ROUND1
ROUND2
ROUND3
ROUND4
ROUND5
ROUND6
ROUND7
ROUND8
ROUND9
ROUND10
ROUND11
ROUND12
ROUND13
ROUND14
ROUND15
ROUND16
ROUND17
ROUND18
ROUND19
2018 MotoGP
2023 鈴鹿8耐 スペシャルサイト
スズキ株式会社 国内二輪 X(旧Twitter)公式アカウント
MotoGP
2018年8月12日
MotoGP 第11戦 オーストリアGP 決勝
場所:オーストリア レッドブルリンク

オーストリアGP、リンスがチャレンジングなレースで8位に
• リンスはロケットスタートを決め、トップ10フィニッシュ
• イアンノーネは2度のコースアウトでポジションダウン
• チームスズキエクスター、今後の改善に向けた明確な道を見出す
オーストリア、レッドブルリンクで開催されたMotoGP世界選手権第11戦は、ウィークを通して天候が安定せずにライダーを翻弄したが、日曜朝は青空に太陽が輝き、完璧な決勝日となった。イアンノーネは朝のウォームアップセッションでも4番手をマークし、好調ぶりをアピール。

8番手、10番手グリッドから決勝をスタートしたアンドレア・イアンノーネとアレックス・リンスは、どちらも28周のレースに向け力強いスタートを切り、リンスは1コーナーまでに数台を一気にオーバーテイクして積極的にフロントグループに飛び込む。イアンノーネも同様のアクションを試みたものの、タイトな1コーナーでグループにのまれ、トップ10圏外にポジションダウン。数周の間オーバーテイクのチャンスを狙ってポジションをキープするも、コースアウトを喫し、17番手までドロップダウンして痛恨の追い上げレースを強いられる。最後まで諦めずにプッシュを続けるも、悔しい13位でレースを終える結果となった。3台のトップグループからは遅れるも、3台で4番手争いを続けていたリンスは、後半粘りのレースを強いられ、終盤ふたりのライダーにオーバーテイクを許し、8位でチェッカーを受けた。


河内 健 テクニカルマネージャー
「ここは我々にとって難しいサーキットだということは分かっていたのですが、残念な結果に終わってしまいました。アレックスは序盤のレース運びは悪くなかったのですが、後半にペースを落としてしまいましたし、アンドレアに関しては2回のコースアウトが非常に残念でした。ブルノ、オーストリアの2戦で、我々が改善していかなければいけない部分もクリアになったので、それを後半のレース、来シーズンに活かせるよう開発を続けていきます。」

ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「今日は厳しいレースになるだろうと予想していましたが、アレックスは素晴らしいスタートを決め、我々チームにとってポジティブなレースをしてくれたと思います。タイヤのグリップが落ちるまではかなり良いペースで安定したラップタイムを刻んでいたのですが、後半はペースを維持できず、残念ながら終盤にふたつポジションを落としてしまいました。目標はセカンドグループ以内で終えることだったので、照準通りの仕事ができたのではないかと思っています。この週末、アレックスはライディングに関しても大きく進歩があったので、その部分に関しても満足しています。アンドレアもレースペース自体は悪くなかったのですが、何度かミスをしてしまったために、追い上げレースとなってしまいました。結果としては満足のいくものではありませんが、我々のマシンと相性の良くないサーキットであることを考慮すれば、さほど悪い週末ではなかったのではないかと思います。シルバーストーンは相性も悪くないので、次戦が楽しみです。」

アレックス・リンス
「後方からのスタートだったから、とにかくスタートを決めようと思っていたんだけど、今日はバッチリだったね。レース中もコンスタントなペースで走れて、6番手をずっとキープしていくことができたのに、タイヤが消耗してからは同じペースをキープできなくて、終盤にバレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)とダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされたのが悔しいよ。僕のライディングスタイルでは、後半にラップタイムが落ちることがあまりないんだけど、この2戦、同じような問題が起きているから、その部分をなんとかする必要があるね。次のシルバーストーンは大好きなサーキットだから今から楽しみだよ。」

アンドレア・イアンノーネ
「レース序盤からリアのグリップ感がなくて、立ち上がりがうまくいかず、厳しい展開だったよ。ストレートでオーバーテイクされて、ブレーキングで取り戻すんだけど、抜き返すことは難しかった。ダニ・ペドロサ(ホンダ)にオーバーテイクされた時にミスしてしまい、グループから2秒遅れてひとりで追い上げなくちゃいけなくなった時は、他車とのバトルもなかったから自分のペースで走ることができて、ラップタイムも悪くなかった。レース後半、タイヤのグリップがかなり悪くなって再びミスしてしまったけど、とにかく自分としては現状のベストを尽くして走り切ったよ。シルバーストーンはバイクとの相性が良いはずだから、セッティングを決めて、上位を目指したいね。」

MotoGP 第11戦 オーストリアGP 決勝結果
順位ゼッケンライダーチーム名メーカータイム/トップ差
199J・ロレンソDucati TeamDUCATI39'40.688
293M・マルケスRepsol Honda TeamHONDA+0.130
34A・ドビツィオーゾDucati TeamDUCATI+1.656
435C・クラッチローLCR Honda CASTROLHONDA+9.434
59D・ペトルッチAlma Pramac RacingDUCATI+13.169
646V・ロッシMovistar Yamaha MotoGPYAMAHA+14.026
726D・ペドロサRepsol Honda TeamHONDA+14.156
842アレックス・リンスTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+16.644
95J・ザルコMonster Yamaha Tech 3YAMAHA+20.760
1019A・バウティスタAngel Nieto TeamDUCATI+20.844
1153T・ラバットReale Avintia RacingDUCATI+21.114
1225M・ビニャーレスMovistar Yamaha MotoGPYAMAHA+22.939
1329アンドレア・イアンノーネTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI+26.523
1438B・スミスRed Bull KTM Factory RacingKTM+29.168
1530中上 貴晶LCR Honda IDEMITSUHONDA+30.072
1655H・シャーリンMonster Yamaha Tech 3YAMAHA+30.343
1741A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+31.775
1843J・ミラーAlma Pramac RacingDUCATI+34.375
1921F・モルビデッリEG 0,0 Marc VDSHONDA+40.171
2045S・レディングAprilia Racing Team GresiniAPRILIA+53.020
2117K・アブラハムAngel Nieto TeamDUCATI+53.261
2212T・ルティEG 0,0 Marc VDSHONDA+54.355
DNF10X・シメオンReale Avintia RacingDUCATI+18Laps
MotoGP ポイントランキング
順位ゼッケンライダーチーム名メーカーポイント
193M・マルケスRepsol Honda TeamHONDA201
246V・ロッシMovistar Yamaha MotoGPYAMAHA142
399J・ロレンソDucati TeamDUCATI130
44A・ドビツィオーゾDucati TeamDUCATI129
525M・ビニャーレスMovistar Yamaha MotoGPYAMAHA113
69D・ペトルッチAlma Pramac RacingDUCATI105
75J・ザルコMonster Yamaha Tech 3YAMAHA104
835C・クラッチローLCR Honda CASTROLHONDA103
929アンドレア・イアンノーネTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI84
1042アレックス・リンスTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI66
1126D・ペドロサRepsol Honda TeamHONDA66
1243J・ミラーAlma Pramac RacingDUCATI61
1319A・バウティスタAngel Nieto TeamDUCATI57
1453T・ラバットReale Avintia RacingDUCATI35
1544P・エスパルガロRed Bull KTM Factory RacingKTM32
1655H・シャーリンMonster Yamaha Tech 3YAMAHA24
1721F・モルビデッリEG 0,0 Marc VDSHONDA22
1841A・エスパルガロAprilia Racing Team GresiniAPRILIA17
1938B・スミスRed Bull KTM Factory RacingKTM15
2045S・レディングAprilia Racing Team GresiniAPRILIA12
2130中上 貴晶LCR Honda IDEMITSUHONDA11
2236M・カリオRed Bull KTM Factory RacingKTM6
2317K・アブラハムAngel Nieto TeamDUCATI4
2412T・ルティEG 0,0 Marc VDSHONDA0
256S・ブラドルHRC Honda TeamHONDA0
2610X・シメオンReale Avintia RacingDUCATI0
2750シルバン・ギントーリTeam SUZUKI ECSTARSUZUKI0