|
2018年4月7日
MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 予選 場所:アルゼンチン テルマス・デ・リオ・オンド
難しいコンディションを制し、アルゼンチンGP予選でリンスがセカンドロー
• アレックス・リンスがセカンドロー、MotoGPクラス予選ベストグリッド獲得
• アンドレア・イアンノーネはウェット路面に翻弄され、12番手グリッドに
晴れて気温の高い日が続いていたテルマス・デ・リオ・オンドは、アルゼンチンGP走行初日となった金曜夕方から雨が降り出し、一気に気温が低下。一転して肌寒い朝となった土曜日は、朝の雨がサーキットの路面を濡らすも、雨が止むと一気に乾き、チームやライダーを翻弄。予選は難しいコースコンディションとなった。
FP3、FP4は共にウエットセッションとなったため、ストレートQ2入りを賭けてのタイムアタックは行わず、チームは予選に向けてのセッティングを整え、どちらのライダーとも良いリズムを掴むことに集中。ドライで行われた昨日のFP2では、リンス、イアンノーネ共にアグレッシブな走りでトップ10入りしたものの、最終予選となるQ2は、路面は濡れているものの、ラインは乾いているというミックスコンディションとなり、タイヤ選択がひとつの鍵となった。 アレックス・リンスはセッション前半、タイムアタックのタイミングを逃すも、リズムを崩すことなく、残り2分の時点では1'47.743のトップタイムを刻む。最終ラップのタイムアタックでタイムアップするライダーが続々とポジションを上げるも、リンスは5番手に留まり、自身のMotoGP予選ベストリザルトに。イアンノーネはウエットコンディションのFP4では良いペースを掴んでいたものの、予選ではうまくリズムに乗れず、1'49.975の12番手でセッションを終了。 明日の決勝がウエットコンディションとなった場合、朝のウォームアップで再度セッティングを調整して決勝に挑むこととなる。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「難しいコンディションの中、アレックスは本当に良い仕事をしてくれたと思います。我々も今日の彼のリザルトには非常に満足していますし、後は明日の決勝がどんな結果となるかですが、天候に関係なく、晴れでも雨でも良いパフォーマンスを見せてくれると期待しています。セカンドローからのスタートとなるので、トップグループに最初から最後まで食いついていってもらいたいですね。アンドレアは予選が思うように運ばす、期待通りの結果が出せませんでしたが、クリアラップがうまく取れれば、もっと上位に残れるポテンシャルは充分にあったと思っています。明日の天候がどうなるかは誰にもわかりませんが、どんなコンディションであっても、ふたり共良いレースをしてくれるでしょう。」アレックス・リンス
「今日は雨が降ったり止んだりで、本当に難しいコンディションだったから、こんな状況の時にMotoGPクラスの予選ベストリザルトを更新するなんて全く思っていなかったよ。だから本当にハッピーさ。最終セクターは路面がほぼ全体が濡れていたから、スリックでトライする勇気はなかったけど、とにかく最終的に5番手で終えることができて嬉しいよ。開幕戦から2戦連続でセカンドロースタートなんて、明日のレースも楽しみで仕方ないね。」アンドレア・イアンノーネ
「アレックスは予選で全開に攻めることができたみたいだけど、僕は最初にソフトタイヤでピットアウトしたらフィーリングが良くなくて、一度ピットインしてミディアムタイヤに変えたんだ。ミディアムの方がフィーリングは良く、タイムも少し良くなったけど、周りもタイムアップするから、順位を上げられなかった。時々マシンが大きく振られるから、思い切り攻めることができなかったんだ。ドライではかなり良いフィーリングだったから、コンディションのせいでグリッドが後ろになったのが悔やまれるけど、マシンはかなりまとまっているから、決勝で良い結果が残せるようにベストを尽くすよ。」MotoGP 第2戦 アルゼンチンGP 予選結果
|