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2018年10月28日
全日本モトクロス選手権 第9戦 MFJGPモトクロス大会 会場:宮城県・スポーツランドSUGO
IA1深谷広一が日本人総合5位、稲垣達樹が総合13位
• IA2クラスは内田篤基が総合7位、鴨田 翔は総合15位
• IB Open池田 凌が両ヒート1位のパーフェクトV、西元気が総合3位のダブル表彰台でシーズンを締めくくる • LMXクラス久保まなは8位、ランキング5位でフィニッシュ ![]()
2018全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦(最終戦)MFJ-GP大会は、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOインターナショナルモトクロスコースで開催された。大会期間中は土曜日の午前中まで雨が降り、その後天候は急速に回復したものの、ディープマディとなったコースには、深いワダチや数多くのギャップが刻まれ、荒れたコンディションでのレースとなった。そのため土曜日のIA1クラスタイムアタック予選がキャンセルされた他、レディスクラス決勝は、このコースの名物となっている「大坂」をショートカットするなどの対策が取られた。「第56回MFJ-GPモトクロス大会」という国際格式で行われた大会には、2名のグランプリライダーを始め、アメリカで活動していたライダーなど4名が招待選手として出場。決勝日が秋晴れとなったこともあり、主催者発表で土日合わせ7100名のファンが今シーズン最後のレースを楽しんだ。
スズキのサポートライダーでは、IA1クラスに出場するSRF Team SBEの深谷広一が、9-7位で日本人では5番目の成績となる総合7位。今シーズン限りで現役を退くTeam SSCの稲垣達樹は10-16位で総合12位。SRF関東&秀明道場の鈴木正明は20-14位で総合17位。小田切レーシング所属のルーキー川口尚希が21-19位で総合22位。暫定のポイントランキングでは怪我のためシーズン途中からの出場となった深谷が12位、稲垣が14位、怪我のためシーズン後半の欠場を強いられたSRMマウンテンライダースの池本凌太が16位。鈴木は18位、川口が23位、スポット参戦の髙原佳紀が29位という結果となった。
IA2クラスでは、Team SSCの内田篤基が両ヒートを手堅くまとめ、7-6位で総合7位。またSRMマウンテンライダースのルーキー鴨田 翔は、12-18位で総合15位。一方、同じくSRMマウンテンライダースのルーキー手操将志は、第1ヒートの混戦の中で転倒し、身体にダメージを受けたため第2ヒートを欠場した。この結果内田はランキングを昨年の12位から5番手にアップ。手操は19位、鴨田は23位で1年目のシーズンを終えた。 ![]()
IB OpenクラスではSRMマウンテンライダースの池田 凌が、ヘビィマディのコンディションの中で行われた土曜日の第1ヒート、オープニングラップからトップを独走し今季3勝目をマークすると、日曜日のヒート2は中段から激しい追い上げを見せると、ラストラップの最終コーナーでトップを捉え土壇場で逆転。見事なパーフェクト優勝で自身初の総合Vをマーク。ランキングも3位にアップし来シーズンのIA昇格に弾みをつけた。また、SRF関東オートスポーツ清水の西元気は、荒れたレースをヒート9-3位でまとめ総合3位に入賞。池田と共にダブル表彰台を達成した。一方、同じくSRMマウンテンライダースの真野凌輔は、マディの中スタックし予選通過を逃したもののランキングは6位で、こちらも来季のIA昇格を確実にした。
レディスクラスでは、SRMマウンテンライダースの久保まなが8位。SRF98%レーシングの井川実乃里が11位、SRF関東オートスポーツ清水の永井歩夢が12位。マウンテンライダースの松木紗子が20位で4選手が入賞。久保がスズキ勢最上位のランキング5位でシーズンを終えた。
深谷 広一(IA1・総合7位)
「怪我のため途中参戦となったシーズンだけに、最終戦はシーズンベストと日本人最上位を目標に取り組んできました。ところが先々週、練習中に転倒してしまい、なんとかコンディションを回復させたつもりでしたが、実際のレースではいいところがなかったです。新しい体制になった今シーズン、まだまだ諦めきれない部分もあるので、シーズンオフにしっかりと取り組んで、トップ争いができるまでレベルアップするつもりです。」池本 凌太(IA1・欠場)
「IA1にチャレンジした1年目、出だしは悪くなくて、少しずつ慣れて上位に食い込めるようにと思っていたのですが、怪我で後半は欠場する結果になってしまいました。正直まだ復帰の目処は立ってないのですが、挑戦する強い気持ちは持ち続けているので、OKが出たら次のステップに上がれるよう取り組んでいくつもりです。」内田 篤基(IA2・総合7位)
「スタートは両ヒートしっかりと出られたのですが、限られたラインで前に出るのが難しく、その間にとんどんトップが離れてしまうという展開でした。すごく物足りないというか、もっとバトルがしたかったですね。シーズンを通じて見ると、これまでのベストランキングをマークできたし、成長を実感できてはいるのですが、もう1ランク上で走りたいし、その可能性は十分あると思っています。来年こそ初優勝を目指します。」池田 凌(IB Open・総合1位)
「自分は気持ちの弱さが課題だとずっと分かっていたのですが、チームと一緒に取り組んできたことでそれが成果となり、前回の名阪あたりから強いレースができるようになった実感がありました。今回は予選も含め全て1位で、来季の昇格に向けてある程度自信を掴むこともできました。とは言ってもここからがスタート。IA1年目からしっかり結果を残せるよう、シーズンオフは気持ちを引き締めて練習に取り組むつもりです。」久保まな(LMX・8位)
「とにかく1勝と思って取り組んできたのに、最後がこの結果で本当に情けないです。スタートの出遅れが全ての敗因。トップ争いどころか、序盤のペースが悪くて上位に食い込むことさえできませんでした。ただ、そんな中でも、お客さんに応援してもらえるような精一杯の走りはできたと思っています。みなさんの応援にいつも感謝しています。」第9戦 MFJGPモトクロス大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第9戦 MFJGPモトクロス大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第9戦 MFJGPモトクロス大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第9戦 MFJGPモトクロス大会 IA2 決勝第2ヒート結果
第9戦 MFJGPモトクロス大会 レディース 決勝結果
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