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2018年6月10日
全日本モトクロス選手権 第5戦 九州大会 会場:熊本県・HSR九州
IA1深谷広一が第1ヒートでプライベートトップの5位、総合も6位と健闘。
• IA2クラスは内田篤基が総合14位
• IB Openでは池田 凌が総合3位で初表彰台に登壇 • LMXクラスの久保まなは、2スト勢トップの4位 ![]()
2018全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦九州大会は、熊本県のHSR九州 オフロードコースで開催された。会場のHSR九州は、ほぼフラットな横長のエリアを行き来する国内きってのハイスピードコース。梅雨前線の影響で金曜日にまとまった雨が降り、週末も天気が危ぶまれたことから土曜日はコース前半部分をショートカット。しかし土曜日は好天となり、フルコースとなった日曜日も一時雨が降ったものの、大幅なコンディションの悪化はなく、ほぼベストの状態でレースが行われた。開幕戦に続きシーズンの折返点として2度目の開催となった大会には、主催者発表で土日合わせ5800人の観客が訪れた。
スズキのサポートライダーでは、前回中国大会で肩の怪我からの復帰を果たしたSRF Team SBEの深谷広一が地元で健闘を見せた。佐賀が地元の深谷は、第1ヒートでランキングトップの成田 亮(ホンダ)をパスするなど地元の意地を見せプライベート勢トップの5位でフィニッシュ。第2ヒートの深谷は混戦の中7位でチェッカーを受け、総合は5位と同ポイントの6位で前回の総合10位から大きく躍進した。一方、SRMマウンテンライダースの池本凌太は予選15番手のタイムで決勝に臨むも、スタート直後に転倒。身体にダメージを追った池本はレース続行を断念し、IA1クラスへのチャレンジを開始して初めてノーポイントという無念の結果に終わった。
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3名のスズキライダーが決勝出場を果たしたIA2クラスでは、Team SSCの内田篤基が第1ヒートの2周目に転倒し、後方から追い上げて8位。第2ヒートは1周目11番手からレースを開始するも、マシンに不調をきたし、それでも完走を果たして18位で貴重なポイントを獲得して総合14位。SRF Team SBE所属の髙原秋斗は総合17位、SRMマウンテンライダースのルーキーライダー鴨田 翔は総合21位でそれぞれポイントを獲得した。
9名のスズキライダーが決勝出場を果たしたIB Openクラスでは、SRMマウンテンライダースの池田 凌が第1ヒートで自己ベストの3位というリザルトをマークすると、第2ヒートも手堅く7位でまとめ総合3位で初表彰台を獲得。SRF関東 オートスポーツ清水の斉藤健太は6-5位とダブル入賞を果たし総合5位。
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LMXクラスでは、SRMマウンテンライダースの久保まなが、鮮やかなホールショットを決めて一気にリードを広げるも2周目に転倒。再スタートした久保は激しいバトルで順位を挽回し、表彰台こそ逃したものの、2スト勢ではトップの4位でフィニッシュした。
深谷広一(IA1・総合6位)
「前回よりはいくらかいいコンディションだったとはいえ、まだまだ。それでも地元でなんとか結果を出したかったので、ヒート1は行けるところまで行こうと全力でアタックしました。でもヒート2はその分疲れが出てしまい7位。乗り込み不足を露呈してしまった感じです。次のレースまでインターバルがあるので、とにかく走り込んでマシンと自分の走りを一体化させないと。今回のレース内容である程度の自信は付いたので、後半戦に向けて上げていくだけです。」内田篤基(IA2・総合14位)
「ヒート1は前のライダーがスリップしたところに突っ込んでしまい、その後追い上げて8位。自分の中でもいい走りができていたのでもったいなかったですね。ヒート2もスタート直後に前のライダーが転倒して、それはなんとか避けたのですが、電装系のトラブルが出て庇いながらの走行で、ポイントを獲得するのがやっとでした。両ヒートともスタートは悪くなかっただけに残念ですが、切り換えて次のレースに備えます。」池田 凌(IB Open・総合3位)
「正直、呼ばれるまでまさか自分が表彰台に上がれるとは思っていませんでした。開幕から思うような走りができず、それでも自分のやり方は間違っていないはずだと信じて頑張ってきました。やっと結果につながったという感じです。ヒート1は序盤からいいポジションをキープできて自己ベストの3位。ヒート2も諦めず走り続けたことが今回の結果に繋がったんだと思います。上の二人は自分より明らかに速いけど、状況によってはチャンスが来ると思うので、そういうレースをいつもできるようにこれからも頑張っていきます。」久保まな(LMX・4位)
「とにかくスタート! そう思ってがんばって練習に取り組んできました。今まで追い上げのレースばかりしてきたから、あんなに一気に前に出ることができて、正直びっくりしました。2周目の転倒は、スタートから自分の方がスピードがあって、後続との差が付いたので、だったらもっとダントツに突き放してしまおうと思ったんです。いくらなんでも攻め過ぎでしたね。調子が良くて、いろんな条件がみんな揃って、自分にプレッシャーをかけすぎました。でも、RM85でトップを走れるってことを証明できたと思うし、ある程度納得はしています。次の藤沢は大好きなコースなので、また笑えるように頑張ります。」第5戦 九州大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第5戦 九州大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第5戦 九州大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第5戦 九州大会 IA2 決勝第2ヒート結果
第5戦 九州大会 レディース 決勝結果
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