2017年1月29日
場所:セパン・インターナショナル・サーキット(マレーシア)
チームスズキエクスターが2017シーズンの体制を発表
セパンでのオフィシャルテスト開催を前に、チームスズキエクスターが今季のチーム体制発表をおこなった。ニューカラーリングが施されたGSX-RR 1000を駆るのはイタリア人ライダー、アンドレア・イアンノーネ(27歳)とスペイン人ライダーのアレックス・リンス(21歳)の2人。寺田覚チームディレクター、ダビデ・ブリビオ チームマネージャー、河内健テクニカルマネージャーと共に、スズキのモトGP復活参戦3年目となるシーズンへの意気込みを語った。
#29 アンドレア・イアンノーネ
「今シーズンは新たな冒険に出発する気分で、たいへん嬉しいです。自分にとってスズキは常に憧れのメーカーでした。これまでレース史上にスズキの栄光を刻んだ偉大なライダー達と同じように、今度は自分もスズキファンからの熱い声援に応えることのできるライダーになりたいです。今年は自分にとって大きな挑戦の年であると同時に、この先もスズキライダーとして走り続けるための重要な勝負の年になると思っています。スズキのライダーとして走るチャンスを与えてくれたチームの期待に応えられるよう一生懸命頑張ります。今から青いチームカラーと共に迎える開幕レースがとても楽しみだし、 チームのために好成績を出せるようにベストを尽くします。」
#42 アレックス・リンス
「世界中のライダーの最大の目標はモトGPライダーになることで、それはモトGPがモータ-サイクルレースの最高峰カテゴリーだからです。そのモトGPに自分がスズキのチームで走ることになり、最高に嬉しい。第一印象から素晴らしいチームで、スタッフの対応も皆とても丁寧です。もちろんバイクについても大変気に入っているので気合いが入るし、チームにも絶大な信頼を持っています。1年目の今年は、多くのことを学んで良いシーズンにできるよう、バレンシアで転倒アクシデントはあったものの、その後はチームと一緒に頑張って取り組んでいます。チームスズキエクスターという新たな家族の一員として、GSX-RRで闘うことがとても楽しみです。」
ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「モトGPへの復活参戦から3年目の2017シーズンは、たいへん重要なシーズンになるでしょう。私たちはもはやルーキーではないのだから、ライバルチームとトップバトルをするレースをしなくてはなりません。そのために、新たに非常に期待の持てる2人のライダーを獲得しました。アンドレア・イアンノーネ選手は、マシンのパッケージングさえ上手くいけばシーズン初めから好成績を出すだけの経験と実力があります。一方のアレックス・リンス選手は我々としても未知数の部分が多いライダーですが、若さと有望な才能を兼ね備えており、どれだけ成長するかが楽しみなシーズンになるでしょう。しかしながら他のチームもみな高いレベルでしのぎを削っているので、簡単に勝てるとは決して思っていません。2017シーズンもそれぞれに厳しい闘いになるでしょうし、レースでは多くの敵と相対することになるでしょう。しかしそれらの闘いの中で私たちはベストを尽くしてトップを目指します。アンドレアには開幕から思いきって行ってほしいし、アレックスも経験を積みながら成長していってほしいです。」
寺田 覚 チームディレクター
「スズキのモトGP復活3年目となる今シーズン、チームには大きな期待がかかっています。昨年までの2シーズンでマシンにはできる限りの改良と進化を施し、その成果が2016シーズンはレース結果にも反映されるようになって、我々が手掛けてきた方向性が正しかったことを証明してくれました。そして2017シーズンもまた、チームは同様の情熱をもって取り組んでいます。シーズン前からGSX-RRの状態は良好で、これからいくつかの部分で改良を加える必要はありますが、マシン全体の仕上がりには満足しています。シーズン最初のテストとなるセパンでは、マシンパフォーマンスについて重点的にチェックしながら、ライバルチームの分析もおこないます。そして何よりも、新たにチームメンバーとなったアンドレアとアレックスの2人のライダーを歓迎し、皆で一丸となって良い仕事ができるように頑張ります。」
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