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MotoGP
2015年10月18日
MotoGP 第16戦 オーストラリアGP
場所:オーストラリア フィリップアイランド

ビニャーレス、今季ベストのレース運びで自己ベストタイ6位獲得!
ROUND16
オーストラリアのフィリップ アイランド サーキットでおこなわれたMotoGP第16戦、チームスズキエクスターのマーベリック・ビニャーレスがスタートから終始コンスタントなペースで健闘し、トップとのタイム差も大幅に縮小して決勝6位となる今季自己ベストタイの好成績を収めた。チームメイトのアレイシ・エスパルガロは、リアタイヤのグリップに苦しみ9位でフィニッシュした。

ビニャーレスにとっては、終始順調なレースウィークとなった。GSX-RRのセッティングも順調に進み、金曜のプラクティスからトップタイムに近い結果で、土曜のフリープラクティス3を経て公式予選Q2にストレート進出すると6番手となり、決勝グリッドの2列目を獲得した。決勝レースでは決して会心とはいえないスタートで多少順位を落としたものの、セットアップの効果を発揮しながら第2コーナー、第3コーナーで挽回、数台をパスするとトップを追従する位置につけた。そしてその後もトップと変わらないタイムを出しながらトップグループのポジションをキープ。3ラップ目で自身のベストラップをたたき出し、このタイムは決勝レースでの総合4番タイムをマーク。ビニャーレスはその後も1分29秒後半から1分30秒前半というトップと近い好タイムをキープして最後までコンスタントに走り切り、6位を獲得した。

一方のエスパルガロは、ビニャーレス同様ポジティブな姿勢で挑んだものの、決勝は試練のレース展開となった。この日は決勝8番グリッドスタートからの好スタートで順位を上げていったが、リアエンドのトラクションを欠いてしまい思うようなレースがままならず、順位を落としてしまう。結果は9位ではあったが、このレースウィークにおける内容全体についてはエスパルガロ自身もチームにとっても大いにポジティブなものであるとした。

ROUND16 ROUND16
ROUND16 ROUND16

マーベリック・ビニャーレス

「今日は楽しんで走ることができました。これまでで一番楽しんだレースのひとつです。ここは高速コースで、自分自身もとてもコンペティティブでマシンもトップに非常に近い性能を発揮してくれました。マシンパワーはまだ足りませんが、代わりにシャシーのパフォーマンスはとても優れていて、多くのセクションでそれが発揮されたし、セットアップが順調にいったので、自分自身も落ち着いて集中して走ることができました。第14戦スペインGPから第15戦の日本GPでセットアップを改善することができたので、今回は自信を持って走りました。フィニッシュはトップから6秒8のタイム差というものも嬉しいです。」

アレイシ・エスパルガロ

「タフなレースでした。スタートは上手くいき、レース序盤はトップについて良い感じで走れました。しかし不運なことに、5ラップか6ラップのところでリアタイヤのパフォーマンスが落ちてしまい、タイヤスピンに見舞われて加速が思うようにいかなくなりました。日本GPのあとに色々と改善して、好成績を狙えると思っていたし、このレースウィークも全体に順調だったので残念でした。今は新たな解決策も解ったので、今後もこの方向性を探っていきます。」

河内健 テクニカルマネージャー

「今回のレースは、このところの数戦のレースの中でも手応えのあるレースで好結果を出すことができ、ポジティブな前進といえます。サーキット特性が我々のマシンにはより適したものだったし、特にマーベリックにとっては良いフィーリングで走れたようで、他のトップライダー達に負けない積極的なレースをして6位となったことは、チームとしても誇りに思います。一方でアレイシがグリップに苦しんだことは我々にとっても課題ですが、そのような状況の中でも9位と健闘したので結果的には良かったと言えるでしょう。トラクションの改善についてはファクトリーとしても懸命に取り組んでおり、これまでかなりの改善は見ていますが、今後も変わらず取り組んでいきます。」

MotoGP
1M・マルケス(ホンダ)40'33.849
2J・ロレンソ(ヤマハ)+0.249
3A・イアンノーネ(ドゥカティ)+0.930
6マーベリック・ビニャーレス(スズキ)+6.800
9アレイシ・エスパルガロ(スズキ)+20.039

MotoGP
1V・ロッシ(ヤマハ)296pt
2J・ロレンソ(ヤマハ)285pt
3M・マルケス(ホンダ)222pt
11アレイシ・エスパルガロ(スズキ)88pt
12マーベリック・ビニャーレス(スズキ)84pt

MotoGP
1ヤマハ362pt
2ホンダ310pt
3ドゥカティ237pt
4スズキ120pt