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2015年6月27日
MotoGP 第8戦 オランダGP 場所:オランダ アッセンTTサーキット
エスパルガロ、ビニャーレス共にトップ10フィニッシュ
チームと両ライダーはレースウィーク初日のフリープラクティスから念入りなマシンセットアップに取り組み、公式予選をエスパルガロ2位、ビニューレスは9位で通過。決勝レースでは、ミドルグループのライダーに囲まれ思うような走行ラインを走ることができず、苦戦する場面もあったが、両ライダーとも手堅いトップ10入りでチャンピオンシップポイントを加算、チームに今後に向けた貴重なデータをフィードバックした。 アレイシ・エスパルガロ 「今日のレースは不満が残りました。特にアッセンのようなタイトなコースでは加速力不足は問題です。スタート直後から順位を大きく落としてしまい、その後はずっとミドルグループの中で闘わなければなりませんでした。優れたシャシーのおかげで減速とコーナリングについては思い通りに走れますが、いざ加速となるとすべてが困難な状況でした。序盤からハイペースで攻めるつもりでしたが、レース中盤でトップに追いつくのは無理だと分かって手堅くポイントを取る方向に変えました。今回はレースウィークの始めから苦戦しながらも、公式予選で2位になり、決勝でも確実に結果を出すことができたことを誇りに思います。次のザクセンリンクでは、持てる実力を存分に発揮したいです。」 マーベリック・ビニャーレス 「タイムや順位は別としても、自分ではこれまでで一番良い走りができたと思います。カタルーニャでは、自分の前で多くのライダーが転倒したことで順位を上げましたが、今回は自分自身の実力でレースをした結果です。このコースは「ストップアンドゴー」が特徴で、1速から6速まで各ギアでの加速が必要ですが、どうしてもパワー不足に苦しむのは解っていました。それでも自分のレースペースが良く、ハンドリングとブレーキング、コーナリングの時はトップグループとの距離を詰めることができました。中団にのみ込まれない様に公式予選をもっと上位で通過して、決勝でも自分の理想のラインを確保することができれば上位を狙えるはず。ザクセンリンクは今回よりもフレンドリーなコースなので、頑張って好成績を目指します。」 寺田 覚チームディレクター 「アレイシが公式予選2位の好結果を出しましたが、決勝ではそれを生かすことができずに厳しい展開となりました。アッセンはエンジンパフォーマンスが問われるコースですが、トップグループについていけず、エスパルガロもビニャーレスも5番手から10番手の集団の中で苦戦を強いられました。加速力不足が現在の我々のウィークポイントであり、我々はライバルとのギャップを埋めるために開発を続けています。次戦のザクセンリンクはGSX-RRが得意とするハンドリングとコーナリングの多いコースなので、良い結果を目指したいです。マシンの改良は容易なことではありませんが、我々は常に未来に向かって全力で取り組んでいます。」
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