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2015年3月14日
ファイナル モトGP プレシーズンテスト in カタール 1日目
場所:ロサイル・インターナショナル・サーキット
コース状況:気温21度/路面温度22度
プレシーズン最後のオフィシャルテスト1日目、
チームスズキエクスターのアレイシ・エスパルガロがトップと僅差の4番タイムを叩き出す!
プレシーズンテスト inカタール
開幕戦カタールGPの開催地であるロサイル・インターナショナル・サーキットで3月14日、プレシーズン最後となる3日間のオフィシャルテストがスタートした。

チームスズキエクスターは、#41アレイシ・エスパルガロ、#25マーベリック・ビニャーレスの両ライダーが、それぞれにマシンの調整を重ねながら徐々にペースアップを図ると共に、チームはレースペースでの各部の最適なパフォーマンスを追及し、順調にテスト1日目を消化した。

エスパルガロは、モトGPライダーとしての豊富な経験を生かし、リアにソフトタイヤとハードコンパウンドタイヤの両方を履き比べて、路面のトラクションコントロール確認に集中した。その結果、エスパルガロは44ラップ中の33ラップ目に1分55秒698をマーク、トップタイムのA・イアンノーネ(ドゥカティ)に0.433秒の僅差でこの日の4番タイムを叩き出した。

一方、モトGPルーキーのビニャーレスは、GSX-RRに着実に慣れてきているものの、この日は2度の転倒もあり、比較的慎重なテスト進行となった。しかしながら、チームから得る多くの情報を活かして終始ペースアップに取り組み、この日は42ラップを消化してベストタイムは1分56秒151。トップ10にはわずかに0.018秒及ばず11番タイムでテスト初日を終えた。

プレシーズンテスト inカタール プレシーズンテスト inカタール
プレシーズンテスト inカタール プレシーズンテスト inカタール

アレイシ・エスパルガロ

「今日はコース攻略のためのセットアップを中心に、レースに向けた実践的な準備をおこないました。タイムはそれほど悪くないと思いますが、まだまだ改善の余地があります。タイヤはソフトとハードの両方を試してみて、ソフトタイヤは非常に高性能ながら、消耗が早くて残念ながらこのコースでは使えません。なのでハードタイヤでペースを上げていきたいところですが、10~11ラップ走るとグリップが落ちてしまうので、これを補うには電子制御の調整やその他のセッティングを更に進めます。前回のセパンでのテストでも、とりわけトラクションコントロールについては徐々に改良を重ねてきましたが、いかにハードタイヤを長く持たせながらタイムを出すかがポイントになるでしょう。あと2日間のテストでいくつか方法を試してみて、トラクションの改善を図り、万全の体制で開幕を迎えたいです」

マーベリック・ビニャーレス

「新しいコースでGSX-RRを最後には思いきり走らせることができ、今日は良いテストができました。とにかくコースに早く慣れること、それにマシンセットアップや電子制御の調整など、やるべきことは沢山あります。ロサイルのサーキットは独特なので、この環境に馴染んでマシンに順応するには時間がかかるけれども、今日は電子制御とトラクションコントロールについての改善のためのテストをおこないました。2度の転倒はブレーキングミスによるもので、すべて原因は自分自身にあり、予定したテストのとおりマシンは進歩しているので心配はしていません。マシンは電子制御の調整を始めとしてさらに色々な調整を重ねて開幕戦に臨みたい。タイムを上げて良いレースをするために、今回のテストからのフィードバックはとても重要です。」

チームマネージャー ダビデ・ブリビオ

「開幕レースのコースで、非常に有意義なテスト初日となりました。ライダーにとってはコースもマシンも新しいことづくめですが、チームのテスト計画は順調に進んでいます。アレイシは経験豊富なだけに実践を意識して取り組んでおり、マーベリックの方はとにかくコースとマシンに早く慣れるように頑張っています。今日のマーベリックは2回の転倒がありましたが、ルーキーは様々な経験を通じて気温や路面の変化などデータを収集しながら、コース攻略について学ぶものです。これまでの準備プロセスは予定通りに消化しており、今後も開幕へ向け、チーム一丸となって取り組みます」

【カタールテストセッション 3月14日】

1アンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)1分55秒265
2アンドレア・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)1分55秒363
3マルク・マルケス(ホンダ)1分55秒554
4アレイシ・エスパルガロ(スズキ)1分55秒698
11マーベリック・ビニャーレス(スズキ)1分56秒130