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全日本ロードレース選手権
2015年9月13日
全日本ロードレース選手権 第6戦 オートポリス スーパー2&4レース
場所:大分県・オートポリスサーキット

津田拓也、開幕戦以来の表彰台登壇となる2位獲得
ROUND6
鈴鹿8耐から約1ヶ月半のインターバルを挟み、JSB1000クラスにとって後半戦に入る第6戦オートポリス2&4大会が大分県日田市オートポリスで9月13日に行われた。

ここは山間に作られたサーキットらしく、急変する天候に悩まされることの多いコースだが、今年4月のレースも好天に恵まれ、今回も結果的に三日間ともに安定したコンディションでスケジュールを消化することができた。各チームとも鈴鹿8耐で、マシン、ライダーの熟成を図り、後半戦でその速さに磨きが掛かる。スズキ勢としてもここで勢いを付け、後半戦4レースでの主導権を握りたいところだ。

金曜日のART合同テストは、午前9時40分から50分間走行し、その後に四輪市販車レースのセッションが入り、午前11時35分から50分間走行と、ほとんど四輪が走らない状況で、二輪の走行が行われた。1本目の走行ではヨシムラスズキシェルアドバンスの津田拓也が2番手、Team KAGAYAMAの加賀山就臣が5番手、MotoMap SUPPLYの今野由寛は14番手と、まずまずの走り出しとなった。2本目も津田が2番手に付けたが、加賀山11番手、今野17番手とやや順位を下げた。

翌土曜日の予選は、最初に40分間のQ1が行われ、上位10名がQ2位に進出。15分間のタイムアタックが展開される。Q1では津田2番手、加賀山10番手でQ2へ進出。今野は17番手となり、6列目からのスタートとなった。Q2では、ポールタイムに僅か0.1秒差の2番手を津田が獲得。加賀山は10番手となり、4列目から決勝を迎えることになった。

決勝日朝のウォームアップ走行でも津田は2番手のタイムをマーク。決勝への期待が高まる。四輪の走行時間が増える毎に路面のグリップも変わり、加賀山はこれにマシンを対応させるのに手こずり、11番手でこのセッションを終えた。またマシンのセットアップに苦労している今野はこの走行でやっと方向性が決まり、決勝での巻き返しが図れそうな状態となった。

午後12時58分に19周のレースがスタート。津田、加賀山、今野ともにまずまずのスタートを切ったが、直後に今野はマシンのマイナートラブルから失速。大きく順位を落とし、追い上げのレースとなってしまった。また1コーナーに2番手で飛び込んだ津田だったが、1周目の位置取りに失敗し、4番手でメインスタンド前に戻ってくる。トップ争いは4台。そのいちばん後ろで様子を見ながら周回を重ねる津田。また加賀山は1周目を6番手で通過したが、そこからタイムを伸ばすことができず、徐々に順位が下がっていく。今野は22位まで落ちてしまったが、ラップを重ねる毎にポジションを上げていく。

トップ争いに動きが出たのが10周目だった。ここまで3連勝している中須賀克行選手が2位から先頭に出ると、これを見た3位の渡辺一樹選手が2位に浮上。このタイミングで逃げに入るのが中須賀選手のこれまでのパターンのため、付いていこうと津田も前を走る高橋巧選手をプッシュし、13周目に3位に上がるとさらに14周目には2位に。そこからさらに中須賀選手を追いかけたいところだったが、既にその差は2秒広がってしまっていた。結局、そのまま2位をキープし、開幕戦の優勝以来となる久々の表彰台を獲得。加賀山は11位でチェッカー。また今野はレース後半にやっと本来の走りのリズムを取り戻し、ラスト2周にこのレースの自己ベストをマークする走りで12位まで追い上げ、フィニッシュした。

ROUND6 ROUND6
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ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田 拓也 予選2番手/決勝2位

「とにかくホッとしました。開幕戦で勝つことができたもの、その後のレースでは、予選で良い位置に付けても決勝の結果に繋げられず、自分の力をまったく出せない戦いが続いてしまっていたので、自信を持ちにくい状況となってしまっていました。もちろん今回も勝ちを狙っていましたし、そういう意味では2位となり負けてしまったので残念ですが、きちんと力を発揮できればこういう結果が得られるのだという点で、今まででいちばん嬉しい2位表彰台です。もちろんこの位置で満足はできませんし、足りないモノもハッキリと見えたので、次はそれをしっかりと積み上げ、勝ちに行きたいと思います。」

ヨシムラスズキシェルアドバンス 加藤 陽平 監督

「鈴鹿8耐を中心にチームが回っていて、そこをメインに開発していますので、前半戦と比べると、8耐後の現状のマシンは進化しています。ただ今回のレースウイークでは、初日に投入した新しいものを試す過程で壊してしまったり、ライダー側もミスが出て転んでしまったりして、ちょっと出だしで手間取ってしまいました。それでも予選ではポールポジションにコンマ1秒差まで迫りましたし、レースも序盤の位置取りが最後まで足を引っ張り、最終的には3秒ほど離されてしまいましたが、次のステップのための課題も明確になったので、収穫の多いレースとなりました。さらに上を目指し、進んでいきたいと思います。」

Team KAGAYAMA 加賀山 就臣 予選10番手/決勝11位

「金曜日の走り出しは悪くなったのですが、四輪の走行時間が増えるとともに路面コンディションが難しくなり、タイヤの秘めるパフォーマンスを引き出すセットアップが見いだせないまま、決勝を迎えてしまいました。チームとしてもいろいろ試してみたのですが、リアのグリップをフルに発揮させるセットアップがどうしても見付からず、決勝のスタート自体はいつものようにまずまずだったのですが、そこから順位を落としていくレースとなってしまいました。次のレースまでにはテストもあるので、そこでしっかりと準備をして、タイヤのポテンシャルをしっかりと発揮できるレベルにたどり着きたいと思います。ちょっと残念な結果ではありますが、しっかりと完走はできたので、このデータを次のレースに繋げられるよう頑張ります。応援していただいている皆さんの期待に応えられず、申し訳なく思ってます。次も全力で頑張りますので引き続き応援、宜しくお願いします。」

Team KAGAYAMA 斉藤 雅彦 監督

「春のオートポリスはケガのために欠場だったので、その前の事前テストのデータをベースに走り出しました。最初からタイヤのグリップ不足に悩まされ、最後まで解消できずに終わってしまった印象です。春のテストではとても良いフィーリングだったので、なんとかそのレベルに戻そうとトライしたのですが、何をしても変わらず、うまくいきませんでした。」

MotoMap SUPPLY 今野 由寛 予選17番手/決勝12位

「初日のマシンのフィーリングが今一つで、そこから決勝へ向けてセットアップしていったのですが、その部分の遅れが決勝の結果に出てしまった、という印象です。レースのラスト2周でこのレースウイークでの自己ベストが出たというのが象徴的で、走りのリズムが最後になってやっと戻ってきた、という感じでした。スタートは普通に出られたのですが、1速から2速に上げたらリアタイヤがスピニングしてしまい、前に進まない状態になってしまいました。そこから追い上げのレースになったのですが、あれがなければもう少し違ったレースになっていたのではないかと思うと残念です。」

MotoMap SUPPLY 愛知 靖史 監督

「鈴鹿8耐で青木宣篤さん、生形秀之選手にも乗ってもらい、マシン、タイヤの使い方というアイデアをチームとして得られたので、それを全日本の後半戦に活かそうと投入したのですが、ライダーとのマッチングの部分でうまくいかず、決勝へ向けてなんとかアジャストしていった、という感じです。ブリヂストンさんも鈴鹿8耐のレースからのフィードバックで新しいタイヤを作ってきてくれたのでそれも投入しつつ、さらなるポテンシャルアップをねらったのですが、レースウイークの限られた時間の中ではうまく活かせるところまでたどり着きませんでした。さらに走行を重ね、しっかりとマシンを仕上げていきたいと思います。応援、ありがとうございました。」

MotoGP
1中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAM34'42.001
2津田 拓也ヨシムラスズキシェルアドバンス+3.697
3渡辺 一樹TeamGREEN+4.863
11加賀山 就臣Team KAGAYAMA+35.750
12今野 由寛Moto Map SUPPLY+54.132

MotoGP
1中須賀 克行YAMAHA FACTORY RACING TEAM122pt
2高橋 巧MuSASHi RTハルク・プロ85pt
3津田 拓也ヨシムラスズキシェルアドバンス79pt
12今野 由寛MotoMap SUPPLY41pt
13加賀山 就臣Team KAGAYAMA38pt