GSX-8S

New Era：先進的かつ新時代のデザイン。

未来へ導くトレンドを生み出す、新しいSシリーズとしての存在感を表現することを目指した。
GSX-S1000のデザイン言語をさらに進化させ、躍動感のある、新時代をイメージしたデザインとしている。

Visual Structure：機能部品を美しく見せるデザイン。

シートレールや、フレームなどの機能部品を、あえて露出させることで、無駄をそぎ落としたメカニカルな機能美の魅力を強調する。
エンジンやフレームラインなどディテールにこだわりながら、それと対比するように車体のラインはよりシャープに、よりシンプルな面で構成し、タフでありながら洗練された外観とした。

縦に2灯配置したLEDヘッドランプは、モノフォーカスタイプを採用しクリアな前方視界を確保。存在感のある六角形のレンズは、両サイドに配置されたLEDポジションランプとの組み合わせにより、シャープで引き締まった独特なフロントデザインを演出する。

LEDライセンスランプ一体型LEDテール・ストップランプは、コンパクトな新デザインを採用。スリムなリヤフェンダーに装着することで、リヤビューをよりスポーティに演出。

左ハンドルスイッチのモード/セレクトスイッチにより、設定・操作をすることが可能。スムーズに設定ができ、スイッチの位置は操作しやすいように配慮。

新たなストリートファイターの開発は、全くの新作となるエンジンの設計から始まった。
まず目指したのは、コンパクトなエンジン。軽快なハンドリングに貢献し、楽しいライディングを提供するための理想的なエンジン搭載位置を実現する。
次に目指したのは、低速から高速まで扱いやすいエンジン特性。荷物を積んでいても楽しさや喜びで満たしてくれる十分なトルクとパワーを持ちながら、誰でも扱いやすく、スムーズなスロットルレスポンスであること。
そこで775cm³のパラレルツインエンジンを設計。低回転域から滑らかでコントロール性の良い出力特性と、高回転までスムーズに吹け上がる、バランスのよいエンジンに仕上げた。

スズキクラッチアシストシステム（SCAS）の採用により、ライダーのクラッチ操作をアシスト、軽量化にも貢献。
スリーブハブとプレッシャディスクに設けたアシストカムとスリッパーカム構造により、加速時にはアシストクラッチとして機能し、エンジントルクを効率よく伝達しながらレバーの操作力を低減し、長時間のツーリングでの疲労を軽減。

2-i nto-1エキゾーストシステムは、専用設計のショートタイプのマフラーを採用し、軽快なルックスとパラレルツインエンジン独特の、心地よい排気音を演出。
エキゾーストパイプ集合部に2段式の触媒コンバーターを装備し、平成32年（令和2年）国内排出ガス規制に対応と、伸びやかな出力特性を両立させた。