スポーツパフォーマンスの新基準
エンジン
余裕のパワーを生み出す775cm3パラレルツインエンジンを搭載。革新的な2軸1次バランサー「スズキクロスバランサー」を採用し、エンジンから発生する振動を抑制。エンジンの小型化と、軽快なハンドリングに貢献。270°のクランクを採用しており、心地よい鼓動感で、低回転域から滑らかで扱いやすい出力特性と、高回転域までスムーズに吹けあがる絶妙なバランスに仕上げた。
極低速域でも粘り強いパワーを発生し、ワインディングロードやタンデムツーリングまで高いコントロール性を発揮。前後長が短いコンパクトなサイズにすることにより重量配分と最適なライディングポジションに寄与。
個性的なショートマフラー
2-into-1エキゾーストシステムはショートタイプのマフラーを採用し、軽快なルックスとパラレルツインエンジン独特の、心地よい排気音を演出。エキゾーストパイプ集合部に2段式の触媒コンバーターを装備し、平成32年(令和2年)国内排出ガス規制に対応と、伸びやかな出力特性を両立させた。
スズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)
最新のスズキインテリジェントライドシステム(S.I.R.S.)を搭載。路面の変化やライダーの好みに合わせた最適なパフォーマンスを提供し、
ライディングに集中できるようS.I.R.S.がアシスト。ライダーの疲れを軽減し、走る楽しさをさらに感じることができる。
- S.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)とは、スズキの電子制御システムの総称です。
スズキドライブモードセレクター(SDMS)
3つの走行モードから任意のモードを選択し、エンジン制御マップの切替えが可能。最高出力は変わらず、出力フィーリングの違いを体感できるように設定。各モードは、スポーツモデルとしての性能を最大限に発揮できるようセッティング。天候や、路面状況における様々な走行状態において、ライダーの好みに応じたモードを選択することで、トラクションコントロールシステムと合わせてライディングをサポート。
Aモード(アクティブ)
最もシャープなスロットルレスポンスであり、すべてのスロットル開度において最大のエンジン出力が得られる特性。スポーティな走りを味わうことができる。
Bモード(ベーシック)
Aモードより中間のスロットル開度においてスロットルレスポンスがややマイルドな特性。市街地走行やツーリングなどに適用するようチューニングされており、コントロール性が高いモードになっている。最高出力値は変わらない。
Cモード(コンフォート)
Bモードより高いスロットル開度までスロットルレスポンスがマイルドな特性。最高出力値は変わらないが、非常に滑らかな加速が得られる。最も穏やかなスロットルレスポンスとトルク特性が特長。ウエットな路面や滑りやすい路面などでライダーのスロットル操作による負担を軽減。
スズキトラクションコントロールシステム(STCS)
前後輪の速度センサー、スロットルポジションセンサー、クランクポジションセンサー、ギヤポジションセンサーの情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力をコントロールする。路面の状況やライダーの経験値などに合わせて、3モード(+OFF)からシステムの介入レベルが選択可能。エンジン出力を効率よく路面に伝え、より快適なライディングを楽しむことができる。
- スズキトラクションコントロールシステムは、走行を補助するシステムであり、スリップ(スピン)の発生や転倒を完全に防止するものではありません。機能には限界がありますので、システムに頼らず安全運転を心がけてください。
電子制御スロットルシステム
エンジンをきめ細かく制御することができ、リニアでスムーズなスロットルフィーリングを実現。このシステムの優れたコントロール性を活用することで、SDMSの各モードを最適化。スポーツバイクとして様々なシーンで、ライダーに忠実に応えるスロットルフィーリングを実現。また、双方向クイックシフトシステムなどライダーを補助する有効な電子制御システムの導入を可能とし、乗り易さと高い操作性に貢献。
双方向クイックシフトシステム
ライダーがクラッチやスロットル操作をせずにシフトアップ/ダウンが可能。
シフトアップ時、滑らかでスピーディなシフトアップが可能となり、ほぼ連続的な加速を得ることができる。
シフトダウン時は、スロットルのブリッピングやクラッチ操作をすることなく、スピーディかつスムーズなシフトダウンを行うことができる。
ギヤシフトを繰り返す状況でのクラッチレバーの操作回数を削減し、ライダーの疲労を大きく軽減することで、ライディングにより集中できる。システムをOFFにすることも可能。
スズキクロスバランサー
270°位相クランクにより発生する、1次振動と、偶力振動を抑制するため、クランク軸に対して90°に1次バランサーを2軸配置。
この機構※は、スムーズな走行に貢献するとともに、前後方向のコンパクト化と軽量化を実現。バランサーNo.1が第1シリンダーのピストンから発生する1次振動、バランサーNo.2が第2シリンダーの1次振動を抑制する。270°のクランクを採用することで、2次振動をキャンセルし、よりスムーズなエンジンの動作に貢献。さらに2つのバランサーをそれぞれのクランクシャフトに対して90°に置き、それぞれをクランクシャフトから等距離で配置することで、1次偶力振動も抑制される。
- 特許取得済み。
スズキイージースタートシステム
ワンプッシュで始動が可能なシステム。スターターボタンを押すと一定時間スターターモーターが回転。ECM(エンジンコントロールモジュール)が始動状況を認識してスターターモーターを止める。
ローRPMアシスト
発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度、クラッチスイッチの情報を用いて制御する。発進時のエンジン回転の落ち込みが緩和され、スムーズな発進を実現。また渋滞時の低速走行や、Uターンの際もエンジン回転の落ち込みを抑制しライダーをサポート。
NEXT STEPS
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