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2006年4月


 第40回織田幹雄記念国際 2006年4月29日(土・祝)
 広島県広域公園
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
女子 1位 清家愛(シスメックス) 15分54秒46  
5000mB 2位 石山しおり(三井住友海上) 15分55秒05  
  3位 小島一恵(立命大) 15分57秒42  
  15位 赤川香織(スズキ) 16分24秒47 15分59秒14
女子 1位 A・ブリス(ジャマイカ) 12秒97(+1.9) 大会新  
100 mH 2位 池田久美子(スズキ) 13秒04(+1.9)
自己新、日本歴代2位
13秒20
  3位 石野真美(長谷川体育施設) 13秒29(+1.9  
■review
 春季サーキットの第3戦。今季から重点を走幅跳に置く池田久美子が、100 mHで快記録をマークした。
 この日の広島は18℃前後の気温で、この時期にしてはやや肌寒いコンディション。しかし、午前中の女子100 mH予選の池田は13秒32と、向かい風(-0.2)の中を自己記録に0.12秒差の好タイム。2組を1位で通過し、2時間半後の決勝では1組1位のアンドレア・ブリス選手、3組1位の石野真美との争いとなると思われた。
 決勝では池田が1台目からリード。終盤まで鋭いインターバルの走りとハードリングでトップをキープしたが、最後の10台目でブリス選手にかわされてしまった。ブリス選手の速報は12秒97の大会新。2位の池田も13秒04の自己新で、金沢イボンヌ選手が2000年に出した日本記録の13秒00に、0.04秒差と迫る歴代2位の快記録だった。同時に、来年の世界選手権標準記録B(13秒11)を突破した。
 池田はこの冬で走りの技術を見直す機会が多く、その理解度が深まったことでハードルの記録に結びついたという。次は5月3日の静岡国際。本職の走幅跳が楽しみになった。

 夕方の女子5000mのB決勝には赤川香織が出場。長距離にはちょうど良い気温で、風も弱くなりコンディション的には悪くなかった。2月の浜名湖一周駅伝のアンカーで区間新記録をマーク。逆転優勝の立役者となった赤川だが、トップと30秒差の15位。もう少しトラック用の速い動きに慣れてくれば、15分台の自己新も可能に思われた。
■athletes' voice
池田久美子
「予選では走りが浮いていたところがありましたが、決勝では右肩から入ってねじれを打ち消す動きができました。脚と腕のタイミングが合っていたと思います。12秒99だったらいいな、と思って発表を待っていましたが、日本記録には0.04秒差。走幅跳も日本記録と4cm差ですから、早く日本記録を出したい気持ちが大きくなりました。今年は走幅跳に重点を置いています。ハードルはそこまで強く意識しませんが、やるからには記録を出したい。12秒台への手応えを感じました」
 
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 第54回兵庫リレーカーニバル 2006年4月23日(日)
 神戸ユニバー記念競技場
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
男子 1位 M・マサシ(スズキ) 27分10秒51 27分08秒42
10000m 2位 J・M・ダビリ(小森コーポレーション) 27分37秒30  
  3位 M・ムリギ(トヨタ自動車) 27分46秒90  
男子 1位 岩水嘉孝(トヨタ自動車) 8分44秒01  
3000mSC 2位 内冨恭則(中国電力) 8分46秒61  
  3位 菊池昌寿(亜細亜大) 8分52秒13  
  8位 中川智博(スズキ) 9分01秒82 8分41秒21
男子
砲丸投
1位 村川洋平(スズキ自販茨城) 17m99
自己新、日本歴代3位
17m94
  2位 畑瀬聡(群馬綜合ガードシステム) 17m38  
  3位 井元幸喜(日大) 16m59      
男子
1位 村上幸史(スズキ) 74m65     81m71
やり投 2位 山本一喜(広島大) 71m59  
  3位 荒井謙(七十七銀行) 70m73     
女子 1位 ルーシー・ワゴイ(スズキ) 31分39秒57    31分05秒90
10000m 2位 J・モンビ(アルゼ) 31分41秒72  
  3位 小崎まり(ノーリツ) 31分45秒48    
  14位 高橋紀衣(スズキ) 32分31秒18 自己新 32分42秒42
  26位 吉田真由美(スズキ) 33分27秒96 32分53秒38
■review
トラック&フィールドの本格的なシーズンインを告げる春季サーキット。日本陸連主催のグランプリ大会であり、12月のドーハ・アジア大会選考競技会にも指定されている。そこでスズキ勢が12種目中4種目に優勝と、黄色いユニフォームがユニバー記念競技場を席巻した。
 先陣を切ったのは男子砲丸投の村川洋平だった。3投目に17m91と自己記録に3cmと迫ると、6投目に17m99。18mの大台に肉薄した。村川は2年前に17m94の日本歴代3位をマークしていたが、室内で17m97を出した野沢具隆選手が数字上は上に位置していた。今回の村川はそれを上回って、屋外・室内を合わせても歴代3位に進出。まだ、シーズン用の速い動きを練習に取り入れていない段階という。18m53の日本記録も、射程圏内にとらえたと言って良さそうだ。
 続いたのは男子やり投の村上幸史。3投目に試技順が前の山本一喜選手(広島大)に逆転されたが、直後に72m26で再逆転に成功すると、5投目に74m65とリードを広げて快勝した。昨年10月の国体で日本選手間の連勝が途切れたが、そのときの負傷も尾を引くことなく、日本の第一人者であることをシーズン第一戦で示した。
 男女の1万mはマサシとワゴイが、ともに得意のパターンに持ち込んだ。マサシは6000mでスパート。6400mまでの1周(400 m)を58秒と、ラストスパートと見まがうばかりのスピードを披露。元々得意としていた中盤のペースアップで後続を一気に引き離した。そしてラスト400 mも57秒と、課題としている部分にも成長の跡を見せた。
ワゴイは終始先頭を引っ張り、最後はモンビ選手(アルゼ)とのマッチレースとなったが、残り200 mから得意のラストスパートで引き離した。
■athletes' voice
マーティン・マサシ
「世界クロスカントリー選手権で銅メダルを取って、その後も体調が良い状態を維持できました。自己新記録に近いタイムで勝てたことは嬉しい。準備も十分だったし、実際のレースでも(中盤で)ペースアップができた。できれば、日本で26分台を出してみんなに喜んでもらいたかったのですが、次のヨーロッパ遠征で26分台を出したい」
村川洋平
「自己新記録ですが、納得できる投げではありませんでした。自分の理想とする動きとは、違います。でも、冬期練習でウェイトトレーニングのマックスが上がりました。全体的な底上げはできています。スピードトレーニングをこれから入れていけば、記録はもっと良くなっていきます。日本選手権(6~7月)で日本記録を出したい」

村上幸史
「例年の初戦はだいたい72~73mですから、記録的に言えばいいと思います。今年は12月にアジア大会があり、長いシーズンになる。一度、日本選手権に調整をして合わせます。これからは動きのキレを出すことと、最後の技術を課題に取り組んでいきます。国際大会で勝負をすることを考えたら、84mくらいを投げないといけません」

ルーシー・ワゴイ
「スタートから自分のペースで行くと決めていました。合宿で調子が良く、自己新の30分台も出せると思っていたから。でも、誰も一緒に(ハイペースで)行く選手がいなかったので、記録よりも勝負に切り換えました。このあとは静岡国際(5月3日)と国際グランプリ大阪(5月6日)に出て、その後はヨーロッパにも行きたい。そこでハイレベルのタイムを出し、駅伝に自信をつけたい」

 
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 第43回静岡県西部陸上競技選手権大会 2006年4月15日(土)~16日(日)
 浜松市四つ池公園陸上競技場
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
男子100m 1位 田口紀史(静岡リコー) 10秒97  
  2位 安井章泰(スズキ) 11秒03 10秒21
  3位 木藪直人(浜松大学) 11秒04  
男子1500m 1位 吉原一徳(スズキ) 3分58秒97 3分56秒32
  2位 生井怜(スズキ) 3分59秒70 3分59秒10
  3位 塚本幹矢(常葉菊川) 4分00秒25  
  4位 杉山一介(スズキ) 4分03秒74 3分51秒59
  5位 佐藤彰紘(スズキ) 4分06秒19 3分57秒77
男子5000m 1位 河村修一(スズキ) 14分15秒03 13分59秒73
タイムレース 2位 生井怜(スズキ) 14分33秒24 14分03秒7
  3位 吉原一徳(スズキ) 14分33秒87 14分07秒58
  4位 田村佳丈(スズキ) 14分37秒62 14分13秒57
  5位 政綱孝之(スズキ) 14分38秒43 14分03秒28
  6位 杉山一介(スズキ) 14分47秒57 14分07秒68
  10位 佐藤彰紘(スズキ) 15分03秒13 14分21秒59
男子棒高跳 棄権 小野真二(スズキ) - 5m16
女子800m 1位 上田侑紀(スズキ) 2分15秒18 2分13秒50
  2位 三郷美沙希(常葉菊川) 2分17秒98  
  3位 嶋野志保(浜松湖南) 2分18秒48  
  6位 山本明日香(スズキ) 2分21秒62 2分11秒11
  12位 大石朋美(スズキ) 2分25秒49 2分20秒53
女子1500m 1位 高橋紀衣(スズキ) 4分29秒33 自己新 4分35秒24
  2位 宮下沙希(ユタカ技研) 4分29秒87  
  3位 上田侑紀(スズキ) 4分30秒36 自己新 4分30秒39
  4位 佐野奈々絵(スズキ) 4分32秒94 自己新 4分36秒41
  8位 小山真子(スズキ) 4分47秒11 4分40秒91
  11位 山本明日香(スズキ) 4分50秒00 4分44秒77
  13位 大石朋美(スズキ) 4分53秒90 4分42秒88
女子5000m 1位 エバリン・ワンブイ(ユタカ技研) 16分04秒89  
タイムレース 2位 高橋紀衣(スズキ) 16分11秒43 15分59秒81
  3位 赤川香織(スズキ) 16分13秒22 15分55秒93
  6位 吉田真由美(スズキ) 16分37秒00 15分58秒23
  7位 小山真子(スズキ) 16分42秒87 16分31秒2
  9位 佐野奈々絵(スズキ) 17分01秒87 16分21秒91
女子走幅跳 1位 池田久美子(スズキ) 6m49 (風±0.0) 6m78
  2位 渡邊千洋(浜松商業) 5m48 (風+0.4)  
  3位 山田奈保(浜松市立) 5m34 (風+0.9)  
 
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 平成18年度第1回西部月例陸上競技大会 2006年4月8日(土)~9日(日)
 浜松市四ツ池公園陸上競技場
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
男子5000m 1位 ピーター・カリウキ(スズキ) 14分13秒50 13分48秒
  2位 河村修一(スズキ) 14分14秒28 13分59秒73
  3位 笹木浩二(スズキ) 14分38秒11 13分54秒69
  4位 中川智博(スズキ) 14分39秒86 14分10秒73
  5位 生井怜(スズキ) 14分44秒67 14分03秒7
  6位 吉原一徳(スズキ) 14分47秒18 14分07秒58
  7位 政綱孝之(スズキ) 15分04秒19 14分03秒28
  8位 杉山一介(スズキ) 15分12秒33 14分07秒68
女子3000m 1位 エバリン・ワンボイ(ユタカ技研) 9分33秒73  
  2位 宮下沙希(ユタカ技研) 9分36秒28  
  3位 赤川香織(スズキ) 9分43秒02 9分37秒19
  4位 河合さおり(Honda-RC) 9分45秒28  
  5位 竹松美保(ユタカ技研) 9分47秒27  
  6位 上田侑紀(スズキ) 9分50秒80 自己新 9分53秒47
  9位 小山真子(スズキ) 10分01秒21 9分41秒00
  10位 佐野奈々絵(スズキ) 10分06秒71 9分32秒36
  14位 松澤玲子(スズキ) 10分41秒33 9分52秒65
女子800m 7位 山本明日香(スズキ) 2分24秒09
(2組1位)
2分11秒11
    大石朋美(スズキ) 2分29秒31
(3組2位)
2分20秒53
女子400m   山本明日香(スズキ) 62秒23 57秒17
 
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 第15回 金栗記念選抜陸上中長距離熊本大会 2006年4月8日(土)
 熊本県民総合運動公園陸上競技場(KK WING)
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
女子5000m 1位 メリー・ワンガリ(立命館APU大学) 15分30秒41  
  2位 オンゴリ・モラー・フィレス(ホクレン) 15分31秒24  
  3位 小林祐梨子(須磨学園高校) 15分31秒90  
  4位 小崎まり(ノーリツ) 15分41秒72  
  5位 松岡範子(スズキ) 15分44秒94 15分33秒40
  6位 E・キムエイ(サニックス) 15分50秒56  
  7位 扇まどか(十八銀行) 15分50秒73  
  8位 大山香織(ノーリツ) 15分57秒81  
 
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 第34回世界クロスカントリー選手権 2006年4月2日(日)
 福岡市・海の中道海浜公園
■results
▼順位
▼選手(所属)
▼記録
▼今までの
自己記録
男子ロング 1位 K・ベケレ(エチオピア) 35分40秒 5連勝
  2位 S・シヒネ(エチオピア) 35分43秒  
3位 M・マサシ(スズキ) 35分44秒  
4位 Z・タデッセ(エリトリア) 35分47秒  
5位 M・K・キゲン(ケニア) 35分54秒  
6位 H・M・マチャリニャング(ケニア) 36分02秒  
7位 Y・キフル (エリトリア) 36分05秒  
8位 A・アブダラ(エリトリア) 36分18秒
 
9位 T・メスフェン(エリトリア) 36分18秒  
10位 S・K・アルセイ(ケニア) 36分18秒  
■review
 マーティン・マサシがまた快挙を達成した。4月1・2日と福岡市の海の中道海浜公園で行われた世界クロスカントリー選手権ロングの部(12km)で、銅メダルを獲得したのだ。世界クロカンは1種目につき1カ国6人まで出場できる。ケニアやエチオピアなど、アフリカの強豪国は同レベルの選手を多数抱えている。そのため、1カ国3人出場のオリンピックや世界選手権よりも、今大会の方がレベルが高いとも言われているくらいだ。
 昨年の世界選手権1万mでは5位だったマサシが、今大会で3位に入ったということは、さらにまた力を伸ばし、世界のトップレベルに完全に定着したことを意味している。これまで、日本の実業団チームで競技をしたケニア選手は数多いが、世界的に活躍できるのはマラソンに限られていた。トラックで世界の5位、クロスカントリーで3位となったマサシは、在日ケニア選手の常識をも覆しつつある。
 クロスカントリーは文字通り、カントリー(田舎)を横断するイメージの競技。全天候素材のトラックや舗装されたロードではなく、芝生や泥道を走り、急角度の斜面を上ったり下ったりする。丸太や水濠などの障害物を越えていくこともある。コースによって条件が違いすぎるので、記録は公認とはならないし、他の大会と比較することもない。クロスカントリーの魅力は変化に富んだ場所を走ることであり、そういったなかで純粋に、勝負の面白さを堪能できる点にある。駅伝の伝統がない欧米やアフリカでは、冬期はクロスカントリーが盛んに行われている。
 今大会はアジア初の開催。5000m・1万m世界記録保持者のケネニサ・ベケレ選手が男子ロング&ショートの2冠となった他、団体戦(上位4人の合計順位)では日本女子がロングとジュニアで銅メダルを獲得するなど盛り上がった。男子ロングはエチオピアが1・2位を独占したが、マサシの活躍もあってケニアが団体で3年ぶりに金メダルを獲得。ケニア開催の来年に向け、はずみがついた大会となった。
■athletes' voice
マーティン・マサシ
「初めての世界クロカンで、自分の競技人生初のメダルを取ることができました。言葉にできないくらいに嬉しいです。それも、第二の故郷である日本で実現できた。多くの人の期待されるなかで結果を出せて、本当に良かったです。走っている最中も友人や、知っている日本の方から声援をもらって力を与えられました。ケニアでトップになれなくても、自分のように日本で頑張れば、メダルを取ることができる。来年の世界クロカンはケニアでの開催。今回以上の結果を出したいと思います」
 
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