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2004年2月

 日中対抗室内横浜大会 2004年2月21日(土)
 天候:晴れ 
■results
▼順位
▼選手
▼記録
▼今までの自己記録
女子
60mハードル
-
池田 久美子
8秒37(室内日本歴代2位) 8秒57
女子走幅跳
1位
池田 久美子
6m54 室内自己新 6m35
■review
【池田が室内日本記録に肉薄!】
  長距離以外の一般種目の選手にとって室内競技会は、冬期練習中にはあまりできない速い動きをすることで、現時点の課題を明確にすることが狙い。試合形式のため、その時点の最大のパフォーマンスを発揮することが求められ、来るべき春のシーズンに向け勝負勘を取り戻すことも可能となる。日中対抗室内はアジアの陸上大国・中国との対抗戦とすることで、真剣勝負の色彩をより濃くなっている大会だ。2月18日の中国・天津大会とこの横浜大会と、全2戦が行われる。
 天津大会女子走幅跳で6m35と、室内での自己新をマークしている池田久美子は、1回目に6m54と自己記録を大幅更新。ライバルの花岡麻帆選手(Office24)の持つ室内日本記録に3cmと迫った。中国勢優勢の今大会で(対抗戦は127点対102点で中国が優勝)、日本が勝ったのは5種目。女子では池田が唯一の優勝者で、女子日本優秀選手にも選ばれた。
 また、池田は女子60mHには招待選手としてスズキのユニフォームで出場。8秒37で中国2選手に迫る3位相当(オープン参加のため実際の順位はなし)でフィニッシュ。日本代表2選手を抑え、ハードルでも日本トップレベルの力を改めて示した。
 池田は3月には世界室内選手権(3月5~7日:ハンガリー)に遠征する。
■athletes' voice
池田久美子
「6m54の記録にはびっくりしました。表には出しませんでしたが、“ホントかな"って思ったくらい。室内日本記録に3cm差ですが、特に狙っていたわけではありません。助走の流れを重点的に考えていましたから。これまでは助走スピードに踏み切りが負けて潰れていましたが、その原因がわかりました。助走の最初は前傾して、最後の方では上体をしっかり立てます。そして踏み切り前3歩の歩幅を調整することで、流れが良くなりました。
 60mHの方は、走幅跳の助走が走れているときは、ハードルもいいんです。スタートは後れましたが、動ける感じはあって、(2台目以降で)スーッと出られました。
 今年はオリンピックのために冬期を頑張ってきました。でも、あまり意気込みすぎずに頑張ります」
 

 日中対抗天津大会 2004年2月18日(水)
 天候:晴れ 
■results
▼順位
▼選手
▼記録
▼今までの自己記録
女子走幅跳
2位
池田 久美子
6m35 室内自己新 6m22
女子砲丸投
2位
森 千夏
17m46 室内日本新・自己新 16m80
女子
60mハードル
3位
池田 久美子
8秒57 自己タイ 8秒57
■review
 2月18日(水)に中国・天津で日中対抗天津大会が行われ、スズキからは日本代表として池田久美子・森千夏の2名が参加した。池田は走幅跳と60mハードルの2種目に出場した。走幅跳ではスタートの助走が硬く、もう少し柔らかく跳びたかったが自己記録を大幅に更新し、室内日本記録に後4cmに迫る6m35で2位に入った。もう一種目の60mハードルはスタートで出遅れをしたものの、リズム良いハードリングで自己記録タイの8秒57でこちらも3位に入った。
  森は砲丸投げに出場した。突き出しも速く合宿での成果も現れて従来の自己の持つ室内日本記録を大幅に更新する17m46の室内日本新で2位に入った。
■athletes' voice
池田久美子
「冬期練習で走り込み中心に行い、スピードがついていることを再確認できた上に、技術的な面でもう少ししっかり練習しなければならないことを学べたので良かったです。」

森千夏
「オリンピックのA標準にはまだ届いていないですが、これからまた上海に戻り残りの合宿を頑張りたいと思います。」
 

 熊日30kmロードレース 2004年2月15日(日)
 天候:晴れ 
■results
▼順位
▼選手
▼記録
▼今までの自己記録
男子 30km
29位
上口 広之
1時間35分46秒 (初レース)
■review
 2月15日(日)に熊本県熊本市で熊日30kmロードレースが行われ、スズキからは上口広之が参加した。当初は3月のびわ湖毎日マラソンに出場予定だったが、レースが続いた為30kmに挑戦することになった。レースは3分00秒前後のペースで進んだが、5km手前から体が重くなり先頭集団から徐々に離れ始めてしまい、折り返し地点では約20秒ほど遅れてしまった。後半も前半のリズムを変える事が出来なかった。先頭集団は20km付近まで15分前後のペースで10人前後の集団で行った。20km以降にペースが上がり徐々に集団が絞られ、瀬戸選手(カネボウ)・木庭選手(ヱスビー食品)・太田選手(コニカミノルタ)・松下選手(富士通)・前田選手(コニカミノルタ)・塩川選手(駒澤大)が接戦でゴールに飛び込んできた。上口は結局1時間35分46秒で29位という結果だった。
■athletes' voice
上口広之
「自分が想像していた体の動きと走ったときの動きが違い、前半から全く動かない状態でした。1人になってからも走りのリズム・精神面も集中出来ないままゴールしてしまい、反省点が多く残る大会になってしまいました。」
 

 浜名湖一周駅伝 2004年2月15日(日)
 天候:晴れ 
■results
▼順位
▼チーム
▼記録
 
男子 5区間 53.9km
1位
スズキA
2時間43分00秒  
 
2位
ホンダ浜松
2時間44分47秒  
 
オープン
スズキB
2時間44分53秒  
 
3位
中央発條
2時間46分11秒  
 
4位
明大A
2時間46分32秒  
 
5位
滝ヶ原自衛隊
2時間48分41秒  
 
6位
関東学院大
2時間49分56秒  
 
7位
日大
2時間51分56秒  
 
8位
HONDA・RC
2時間57分36秒  
 
9位
札幌学院大A
3時間01分56秒  
女子 5区間 20.5km
1位
スズキ
1時間09分33秒  
 
2位
須磨学園高
1時間10分17秒  
 
3位
立命館宇治高
1時間11分31秒  
 
4位
常葉菊川高A
1時間12分33秒  
 
5位
桂高A
1時間12分43秒  
 
6位
豊川工高A
1時間12分45秒  
 
7位
西脇工高
1時間13分05秒  
 
8位
常葉菊川高B
1時間13分28秒  
 
9位
豊川工高B
1時間14分01秒  
 
10位
愛知淑徳高
1時間14分14秒  
■スズキ各区間成績
▼距離
▼選手
▼通過順位/区間順位 (区間タイム)
男子A 1区 
11.7km
岩本照暢
2位/2位 (35分45秒)
2区 
8.7km
河村修一
5位/5位(27分19秒)
3区 
13.0km
中川拓郎
1位/1位 (38分26秒)
4区 
9.5km
M・マサシ
1位/1位 (26分21秒 区間新)
5区 
11.0km
里内正幸
1位/3位 (35分09秒)
男子B 1区 
11.7km
政綱孝之
オープン/5位 (35分49秒)
2区 
8.7km
稲垣亮
オープン/2位(27分04秒)
3区 
13.0km
吉原一徳
オープン/3位 (39分36秒)
4区 
9.5km
笹木浩二
オープン/2位 (27分37秒)
5区 
11.0km
田村佳丈
オープン/2位 (34分47秒)
女子 1区 
4.8km
小川純子
1位/1位 (15分22秒)
2区 
4.7km
松岡範子
1位/3位(15分31秒)
3区 
4.0km
八木洋子
1位/3位 (15分21秒)
4区 
3.0km
松岡裕子
1位/1位 (10分05秒)
5区 
4.0km
赤川香織
1位/1位 (13分14秒)
■review
【スズキが男女ともに3連勝達成】
  駅伝シーズン最後のレースとなるのが地元の浜名湖一周駅伝。強豪チームが顔を揃える全国大会ではないが、男子はスズキと同じ浜松に拠点を置くホンダ浜松、女子は高校生チームが相手で“負けられない"レースである。
男子は2区で5位にまで後退したが、3区・中川拓郎で2位に58秒差をつけて一気に独走態勢に入り、4区のマーティン・マサシが今大会唯一の区間新記録でダメを押した。風が強かったため優勝タイムは2時間43分00秒と大会記録には届かなかったが、2位のホンダ浜松に1分47秒と大差をつけての3連勝だった。
特筆すべきはBチームの活躍。オープン参加のため正式順位はつかないが、3選手が区間2位(区間順位は正式)と好走の連続で、2位のホンダ浜松に6秒差と迫る3位相当の成績だった。
女子は1区の小川純子がスタートから飛び出し、そのまま逃げ切るかと思われたが、3区で全国高校女子駅伝優勝の須磨学園高(兵庫)に8秒差まで迫られる展開。しかし、4区・松岡裕子、5区・赤川香織がきっちり区間賞の走りを見せて逃げ切った。1時間09分33秒は現行コースとなった1999年以降では最低記録。確かに、エースのルーシー・ワゴイと高橋紀衣を欠く陣容だったが、それだけ強風が選手を苦しめたことの裏返しだった。
男女ともに3連勝達成。欠場した女子の高橋や、男子2区で不調だった河村修一など、故障者も散見されたが、最後の駅伝として合格点の走りを見せたスズキ。今後は各選手が個人種目でいかに、レベルを上げていくかに焦点が移っていく。
■athletes' voice
中川拓郎
「4区のマーティン(マサシ)にタスキを渡すまでに、大差をつけたかったんです。当初はマーティンが(最長区間の)3区の予定でしたが、そしたらまた、マーティンに頼っていたかもしれません。そういう意味でも、自分がエース区間を走れたのはよかった。来年のニューイヤー駅伝までに、2区でもらった位置をキープできるような力をつけたい」

マーティン・マサシ
「区間新記録はとても嬉しいです。浜名湖はきれいだと思いましたが、それほどはっきり見ることはできませんでした。走ることに集中していましたから。すねの痛みは走り始めは少し気になりましたが、徐々になくなりました」

小川純子
「後ろのことを考えたら、どれだけ自分で貯金ができるかだと思って、スタートから飛び出しました。去年と比べたら、脚の状態はよくなっています。1週間前から、やっとみんなと同じ練習ができるようになりました。本来の走りからすると50%ですが、現時点の練習内容からすると100%です」

稲垣 亮
「Aチームにはマサシがいるので勝つのは難しいと思っていましたが、個人の区間争いでは頑張ろうと思っていました。3区までAともいい勝負ができると思って頑張ったんです。(3月で退部するため)最後の駅伝ですがあまり意識はしませんでした。それよりも、同期の河村と、拓大で一緒だった天野(元文・ホンダ浜松)に区間で勝てたことは、素直に嬉しく思います。3月で競技生活は終わりますが、これからも陰から応援していきたい」
 


 2004東京国際マラソン 2004年2月8日(日)
 天候:晴れ
■results
▼順位
▼選手
▼記録
▼今までの自己記録
男子マラソン
7位
J・ワイナイナ
2時間11分00秒
スズキ外国人最高、自己新
2時間13分34秒
■review
【ワイナイナ、マラソンで好走】
 オリンピック選考レースの1つである東京国際マラソンが、国立競技場を発着点に大森海岸交番前を折り返す42.195kmのコースで行われた。スズキからはジェームズ・ワイナイナが出場。今大会はケニアの五輪選考レースの1つでもあった。
レースは今季から公認されたペースメーカー3選手が5km毎を15分ちょっと、2時間7分台も期待できる好ペースで引っ張った。25km手前ではペースメーカーの前にワイナイナが出て、そのまま先頭を走るのかとも思われたが、すぐに集団に戻って自重する。しかし、30km手前で大崎悟史選手(NTT西日本大阪)がトップに出てペースが上がると、対応しきれずに徐々に後退。35kmまでの5kmは15分43秒と粘っていたが、40kmまでを17分00秒とペースダウン。フィニッシュでは2時間11分00秒で7位という結果だった。
優勝したダニエル・ジェンガ選手(ヤクルト)と3位のベン・キモンデュ選手と、ケニア選手が2人いたためワイナイナの五輪代表の可能性は消えた。しかし、初マラソンだった一昨年6月のスズキ・ロックンロール・マラソン(2時間13分34秒)から、同年12月の足底手術を経て、2分以上も記録を短縮してきた。マラソンへの可能性を感じさせたレースだった。
■athletes' voice
ジェームズ・ワイナイナ
「きつかったですね。2時間10分を切れなかったのが残念です。ペースはちょうどよかったですけど、10km手前からふくらはぎが気になり始めてしまいました。25km手前の給水では余裕があったので前に出てみましたが、そのまま行ききれるとは思えなかった。それで集団に下がったのですが、そうしたらいきなり重くなってしまったんです。次はまた自己記録を2分縮めて、2時間9分台に入りたい。まずは休みますが、3回目のマラソンではタイムにチャレンジしたいですね」
 

 名岐駅伝 2004年2月1日(日)
 天候:晴れ
■results
▼順位
▼チーム
▼記録
 
6区間 53.0km
1位
トヨタ自動車
2時間31分31秒  
 
2位
アラコ
2時間32分03秒  
3位
スズキ
2時間34分12秒  
4位
愛三工業
2時間34分55秒  
5位
愛知製鋼
2時間35分17秒  
6位
八千代工業
2時間37分46秒  
7位
NTN
2時間37分50秒  
8位
中央発条
2時間38分42秒  
9位
トーエネック
2時間43分04秒  
10位
名大
2時間46分05秒  
■スズキ各区間成績
▼距離
▼選手
▼通過順位/区間順位 (区間タイム)
1区 
12.4km
M・マサシ
1位/1位 (34分37秒 区間新)
2区 
5.8km
河村修一
3位/3位(16分50秒)
3区 
7.9km
中川拓郎
3位/4位 (22分09秒)
4区 
9.8km
上口広之
3位/5位 (28分55秒)
5区 
6.2km
佐藤功二
3位/5位 (18分13秒)
6区 
10.9km
吉原一徳
3位/7位 (33分28秒)
■review
 2月1日(日)に2004名岐駅伝が大垣城ホール前スタート・中日新聞本社前ゴールで行われ、中部地区駅伝No.1を目指してスズキも参加した。一般32チームが参加し午前11時に一斉にスタートした。1区M・マサシはA・エメレ選手(アラコ)、J・カーニ―選手(トヨタ自動車)、F・ムヒア選手(愛三工業)、G・ジャクソン選手(愛知製鋼)の外国人5名で先頭集団を形成してレースを進め、残り3km辺りで全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)を思い起こさせるようなスパートをすると、集団はばらけ、2位のエメレ選手に一時20秒近く離して独走状態を作った。その後少し詰められたが、2001年にA・エメレ選手が作った区間記録を大幅に更新する34分37秒で2区河村にたすきを託した。しかし後ろから追ってきた前田選手(アラコ)、尾田選手(トヨタ自動車)に抜かれてしまいチームは3位に後退した。3区中川は前を走るアラコ・トヨタ自動車を追いながら高校生を抜いていくが、そのままの順位で4区上口にたすきを渡した。上口も高校生を抜きながらアラコ・トヨタ自動車を追ったが、そのままの順位で5区佐藤につないだ。佐藤も前を詰めることが出来ないままアンカー吉原に逆転の望みを託した。しかし吉原は前を詰めるところが4位愛三工業の沢柳選手に中間点辺りまでに40秒つめられ、その後なんとか逃げ切り3位でゴールすることが出来た。
■athletes' voice
3区 中川拓郎
「全日本では中盤以降集中力が切れ、結果的に良い走りが出来ませんでした。今回はその反省を活かしトータルタイムにこだわり、最後まで集中力を持続させることを考えて走りました。後半のタイムロスが抑えられ、ラストでの切り替えも出来たと思います。都道府県駅伝から短期間で走りと気持ちの切り替えが出来た事は自分自身大きな成果でした。どんな状態からでも最低メンバーで走り、チームの為に結果を残すという意識を持つ事が自分自身の成長につながると思うので、今回の気持ちを忘れないようにしたいと思います。」
 

 

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