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全国各地から907台が来場!

11月10日、第5回目を迎えたVストロームミーティングが静岡県浜松市のスズキ本社で開催されました。本来9月開催の予定が台風の影響で中止となり、延期開催を迎えたこの日は爽やかな秋晴れのもと、Vストロームシリーズオーナー、Vストロームファン、スズキファン、合わせて 総勢1,239名、907台 が、豪華ゲスト陣と共に多彩なプログラムで一日を過ごしました。さらにこの日は前週のイタリアのEICMA2019(ミラノショー)で発表となった『V-ストローム1050XT』の国内初お披露目もあり、大きな注目を集めました。

レポート

開場時間を迎え、待ちわびたVストロームの列がスズキ本社の正門から続々と入場します。特設二輪駐車場は前回よりもさらにスペースを拡大して、全国各地のナンバーをつけたVストロームでびっしりと埋め尽くされていきます。Vストロームシリーズが彼方までずらりと並ぶ様子もまた壮観そのもの、9時の受付開始を前に入場ゲート前にもお客様の長い列ができました。

 

受付ではスズキ歴史館の入場パスとドリンクのサービスがあり、アンケートに記入して特製ステッカーを受け取ったお客様の多くは、グッズ販売ブースを目指します。第5回開催を記念して大きく『V5』のデザインが入るロゴ入りTシャツのほかフェイスタオル、LEDソーラーランタンなどオリジナルグッズはいずれも限定数での販売で、1時間のうちに完売となる人気でした。令和元年台風19号災害義援金チャリティグッズのオリジナルLEDソーラーランタンの売上分は、日本赤十字に寄付させていただきました。

令和元年台風第19号災害
義援金振り込み報告

会場内で販売をさせて頂きました、令和元年台風第19号災害義援金チャリティグッズ「オリジナルLEDソーラーランタン」の売上分を11月11日(月)に日本赤十字に寄付をさせていただきました。皆様のご協力、誠にありがとうございました。

午前11時、オープニングセレモニーが始まりました。スズキ株式会社 鈴木俊宏社長が開会宣言と歓迎のご挨拶をおこない、続いて「本日はここに、冒険の達人をつれて来ました。紹介します、新型Vストローム1050です!」の一声と共に、ステージ横で純白のヴェールに包まれていた新型Vストロームが、その全貌を表しました。まさに国内初公開『Vストローム1050XT』のアンヴェールの瞬間です。11月5日にEICMA2019(ミラノショー)で発表され大きな話題を呼んだVストローム1050 “The Master of Adventure(マスター・オブ・アドベンチャー 冒険の達人)” だけに、またたく間に沢山のお客様が新型車を取り囲むように詰めかけ、細部を眺めたりカメラに収めたりと大変な熱気に包まれます。さらに鈴木社長とゲストの風間深志さん、賀曽利隆さん、上矢えり奈さんが新型車との記念撮影に加わるサプライズもあり、国内初お披露目にふさわしい華やかなひとときとなりました。

出展ブースでは、ダンロップ、NANKAI、ブリヂストン、デイトナ、キジマ、シュアラスター、TANAXの各社によるVストロームに最適なスペシャルパーツやドレスアップパーツ、情報ツールなどを見ることができ、パーツやギアを装着したコンセプトマシンも並んで、スタッフから詳しい話も聞くことができます。マシン展示コーナーでは、Vストローム250ABS、650XT ABS、1000ABSの3台と共にジムニー シエラ、スペーシア ギアの4輪2台が展示され、皆さん熱心に見入っていました。さらにイベントへの参加記念として人気なのが『Vストロームと私 ひとことスナップ撮影』のコーナーです。メッセージボードにVストロームへの熱い思いを自由に書いてカメラの前に立つと誰もが素敵な笑顔になります。飲食エリアではお当地グルメの出店が並び、広い休憩テントでゆっくり食事もできます。

ステージでは恒例の人気プログラムであるVストロームトークショーが始まります。第1部は新型Vストローム1050の開発に携わったスズキのエンジニア4名、チーフエンジニアの寺田覚氏、エンジン設計の安井信博氏、デザイナーの宮田一郎氏、テストライダーの小島遼氏に、二輪ジャーナリストのノア・セレンさんが開発のエピソードについて鋭く迫ります。Vストローム650オーナーのノアさんだけに質問の数々は多彩で具体的、これに対しエンジニア各氏もまた開発への熱い想いとこだわりを熱弁、まさにここでしか聞けない貴重なトークの応酬です。「優越感を味わえるバイク、カッコ良さは一番!」「安心して乗れるバイクです」「新型になってもやっぱりVストロームだなと言っていただきたい」「250から1050まで、Vストロームファミリーで楽しんで」など、開発陣の言葉にもVストロームへの愛があふれます。

続くトークショー第2部は、Vストロームが得意とするツーリングや冒険旅についてのひとときです。冒険家の賀曽利隆さん、同じく冒険家でNPO法人地球元気村村長の風間深志さん、そしてタレントでバイク女子の上矢えり奈さんがステージに上がり、MCの高橋友希さんの進行でツーリングの魅力をアピールしました。72歳の賀曽利さんが「バイクは70歳を過ぎてからが増々おもしろい!皆さんもずっと乗り続けてください!」と言うと、賀曽利さんと長年の大親友である風間さんは「来年はSSTR(日本4極巡り)と併せた被災地支援ツーリングを企画したい」と社会貢献への抱負を語り、上矢さんは今年のSSTR完走の思い出話や自身が出演するテレビ番組のツーリング企画について披露しました。
続いておこなわれた『遠くから来たで賞』は、日本中を旅して地理に詳しい賀曽利さんの厳正な審査も加わって、東日本では岩手県・一関からのライダーが、西日本では長崎県・西海市からのライダーが受賞、会場の温かい拍手に包まれました。

プログラムの終盤は、全員参加のじゃんけん大会です。出展者様と協賛社様からの豪華賞品と、じゃんけん役であるノアさんの「最初はV!」からのハイテンポな展開に皆さん気合いが入ります。ゲスト4名のサイン入りスズキジャケットも登場して、じゃんけん大会は最後まで熱気にあふれました。

閉会のご挨拶では株式会社スズキ二輪 濱本英信社長が皆様にお礼を述べ、来年の第6回開催を宣言すると共に、「本日は 907台、1,239名の皆さんに 参加をいただきました。」と発表すると会場は驚きのどよめきが起こりました。そして全員集合しての記念撮影が社屋のSマークを背景におこなわれ、Vストロームミーティング2019は大盛況のうちに終了しました。正門出口では鈴木社長、濱本社長、賀曽利さんとスズキスタッフが手を振りながら帰路に就く皆様をお見送りしました。