定期交換部品

車の走行距離や時間の経過に伴い、損耗、劣化が進む部品の中には外観的に異常がなくても、まだ使用できるかどうか判断しにくい部品があります。次の部品は、安全運転を確保していただくために、定期的な交換をスズキが独自に設定しています。指定の時期になりましたら、これらの部品を必ず交換していただくようお願いいたします。交換にあたっては、スズキ販売店でご相談のうえ、交換してください。この定期交換部品の整備は、お客様の責任と費用のご負担により実施していただくものです。

定期交換部品一覧

部品名交換時期備考
ブレーキ液 2年毎 ディスク・ブレーキに適用
マスタ・シリンダ・カップ 初回5年、以降4年毎 ディスク・ブレーキに適用
キャリパ・ピストン・シール 初回5年、以降4年毎 ディスク・ブレーキに適用
ブレーキ・ケーブル 初回3年、以降2年毎 ドラム・ブレーキに適用
冷却水 初回5年、以降4年毎 水冷車に適用
ドライブ・Vベルト 24,000km毎 スクーター(バーグマン400ABS、スカイウェイブ250シリーズ)に適用

20,000km毎

シビアコンディション: 10,000km毎

スクーター(バーグマン200)に適用
クラッチ液 初回3年、以降2年毎 油圧クラッチ車に適用
クラッチ・マスタ・シリンダ・カップ 初回5年、以降4年毎 油圧クラッチ車に適用
クラッチ・ピストン・シール 初回5年、以降4年毎 油圧クラッチ車に適用
トランスミッション・オイル 3年毎または10,000km毎 スクーターに適用
初回1か月または1,000km
以降1年毎または6,000km毎
スクーター(スカイウェイブ650LX)、マニュアル車に適用
ファイナルギヤ・オイル

初回1か月または1,000km

以降30,000kmまたは4年毎

スクーター(スカイウェイブ650LX)に適用
エンジン・オイル

初回1か月または1,000km

以降1年毎または6,000km毎

強制空冷車(原付二種)、油冷車及び水冷車に適用

初回1か月または1,000km

以降1年毎または3,000km毎

空冷車及び強制空冷車(原付一種)に適用
オイル・フィルタ

初回1か月または1,000km

以降18,000km毎

強制空冷車、油冷車及び水冷車に適用

初回1か月または1,000km

以降9,000km毎

空冷車に適用

燃料ホース交換のお願い

一般的にゴム部品は古くなると硬くなり、もろく切れやすくなります。燃料ホースは、ガソリンが入ったまま長期間放置されると、ホース内の劣化したガソリン成分がゴムの性質を変化させ、ホース内面を硬化させ劣化を促進させますので、4年を目安に交換してください。
詳しくはスズキ販売店にご相談ください。

ブレーキホース交換のお願い

ブレーキホースは、保安上重要なゴム製品です。長期間使用するにつれ、疲労や老化が避けられません。特に内部からの劣化は、判定が困難なため、4年を目安に交換してください。
詳しくはスズキ販売店にご相談ください。

ブレーキ液の定期交換のお願い

  • ブレーキ液は長期間使っていると空気中の水分を吸収します。液中の水分が多くなるとブレーキの熱で沸騰しやすくなったり、ABSを含むブレーキ部品を錆させることで、ブレーキ性能を損なうおそれがあるため、2年毎の定期交換が必要です。
  • ブレーキ液を交換する際、銘柄の異なるブレーキ液を使用すると、ブレーキ装置の故障の原因となることがありますので、スズキブレーキフルードDOT4を、ご使用ください。詳しくは、スズキ販売店にご相談ください。
  • ブレーキ液の経過年数と含水率、経過年数と沸点の図