2019 MotoGP
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2019年6月15日
MotoGP 第7戦 カタルニアGP 予選 場所:スペイン バルセロナ・カタルニアサーキット
カタルニアGP予選はリンス、ミル共に好調なパフォーマンスを見せる
• アレックス・リンスは予選で転倒を喫すも、常に安定した速いペースで好調ぶりをアピール
• ジョアン・ミルは快調なリズムを刻みQ2進出 • チームスズキエクスターはライダー3人体制でカタルニアGP決勝に臨む
カタルニアGP2日目は予想を超えるタイトな接近戦の展開となり、まさに目を見張る戦いが続く1日になった
チームスズキエクスターのアレックス・リンス、ジョアン・ミルは、共に前日のポジティブなフィーリングを継続すべく朝のFP3に臨んだ。ダイレクトQ2進出を賭けてのタイム争いは予想以上に熾烈な展開となり、トップから17台が1秒以内という僅差でセッションが終了。またトップから10番手までは僅か0.402秒差という稀に見る激しいバトルはリンスが1’39.547でトップを制す。ミルもセッション中何度かトップ10 に名を刻むも、ラスト数分でポジションダウンし、14番手でセッションを終了。 午後のFP4ではワイルドカードでレース参戦するテストライダーのシルバン・ギントーリを加えた3人のスズキライダーがそれぞれ決勝に向けマシンの最終セットアップとタイヤチェックを行った。 2台だけのQ2行きのチャンスを賭けたQ1セッションではジョアン・ミルが終始強いパフォーマンスを見せて2番手でセッションを終え、ミルは久しぶりにQ2チャレンジのチャンスを得る。ギントーリはこのセッションを13番手で終え、決勝グリッドは23番手となった。 Q2はさらにスリリングなセッションとなり、12人のライダーが何度も順位を入れ替える激しいタイム争いが続くが、リンスは安定した速いペースで常に上位に名を刻み続ける。しかしピットイン後2度目のタイムアタックに入り、ベストラップをマークしていた際に10コーナーで転倒を喫してピットイン。8番手までポジションを落とし、悔しいセッション終了となった。久しぶりのQ2チャレンジとなったミルは11番手でセッションを終え、決勝はチームメイト・リンスの一列後方、4列目からのスタートとなる。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「この週末はチームもライダーも素晴らしい仕事ぶりを見せてくれていますし、アレックスはウィークを通して本当に安定した速さで、非常に前向きな状況だと捉えています。アレックスの予選での転倒は残念でしたが、転倒がなければ間違いなくもっと上位でセッションを終えることができたでしょう。ジョアンも今日はQ2行きを果たしましたし、予選を11番手で終えたこともチームとしては非常に喜ばしいことだと思っています。ライダーふたりが揃って好調なので、明日の決勝が本当に楽しみです。」アレックス・リンス
「予選で転倒してしまったことが本当に悔やまれるよ。マシンのフィーリングも自分自身もかなり好調だから、今日はなんとしてでもフロントローを獲得したかった。転倒してしまったアタックラップは前半ふたつのセクターでベストタイムをマークしていただけに悔いが残るけど、肝心なのは明日の決勝結果。自信もあるし、ここは僕のホームGPだから最高の結果で終えたいね。」ジョアン・ミル
「今日は久しぶりにQ2進出できたことが何よりも嬉しかった。FP4ではチームも僕自身も決勝に向けてポジティブなデータ収集もできたし、本当にチームの皆の努力に感謝しているよ。予選ではタイヤ選択を誤って11番手で終わってしまったけど、グリッド位置は悪くないと思っている。明日の決勝でどこまで順位を上げることができるか楽しみだね。」シルバン・ギントーリ
「午後は路面温度が上がってタイヤのグリップが落ちたけど、2度目のピットアウトではレースタイヤで安定したペースが刻めたし、トップからの差もそれほど大きいわけじゃないからまずまずな結果なんじゃないかな。マシンのフィーリングは良いけど、決勝での目標はあくまでも現状のベストを尽くしつつ、完走してしっかりデータを取ることだと思っているよ。いつも通り決勝はかなりタフな展開になるだろうけどね。」MotoGP 第7戦 カタルニアGP 予選結果
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