2019 MotoGP
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2019年6月1日
MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選 場所:イタリア ムジェロサーキット
リンス、ミル共にテクニカルなムジェロサーキットの予選で苦戦。決勝に勝負を賭ける。
• アレックス・リンスは僅差でQ2行きのチャンスを逃す
• ジョアン・ミルは決勝に向けてセットアップ • チームスズキエクスターは全ての技術と経験を投じて決勝に備える
ダイレクトQ2入りを掛けて朝から激しいタイム争いが展開されたムジェロサーキット2日目午前のFP3は、セッションスタート直後のリンスの転倒により、チームスズキエクスターに予想外の苦戦を強いることとなった。リンスは怪我こそ免れたものの、リズムを崩してその後のタイムアップに苦しんだままセッションを終了。またルーキーのミルはMotoGPマシンで初めて走行するテクニカルサーキットの攻略に苦しみ、総合19番手でセッションを終えた。
チームスズキエクスターは予選を見据えたセッティングで30分のFP4セッションに挑み、リンスは4番手タイムを記録して再びペースを取り戻す。 Q1ではリンス、ミルともフロントハード、リアソフトのタイヤコンビネーションを選択。リンス2番手、ミル5番手と快調な滑り出しを切るが、その後、経験を積んだライダー達が次々とタイムを上げ、ミルは10番手まで順位を下げて決勝は20番手グリッドに。リンスはセッション終盤まで2番手タイムに留まりQ2行きに期待が掛かったが、最後のタイムアタックのタイミングを逃し、残り数秒で3番手に順位を下げ、決勝グリッドは13番手となった。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「アレックスは午前の転倒でリズムを崩してしまいましたが、午後のFP4では再び良いリズムを取り戻した走りができたと思います。その流れでQ1もペースは良く、終盤まで2番手につけていたのですが、セッションの最後にひとつポジションを落としてしまってQ2行きのチャンスを逃してしまいました。グリッドは少し後ろになってしまいましたが、彼のレースペースはかなり安定しているので、決勝のパフォーマンスに期待したいと思います。ジョアンはセッションを重ねる毎に多くのことを学び、今日はQ1のスタートと共に速いラップタイムを記録しました。20番手からのスタートなので決勝はかなり厳しい展開になるとは思いますが、いつも通りベストを尽くしてくれると信じています。」アレックス・リンス
「朝のFP3セッションのスタート直後に転倒してしまったことで、ちょっと自信を無くしてしまったけど、午後には気持ちを切り替えていつも通りの走りができたと思う。Q1の最後のタイムアタックでピットアウトがロッシと同じタイミングになり、その時点で彼の方が下位にいたから、スリップにつかれないように避けていたらアタックのチャンスを逃してしまったんだ。明日の決勝はとにかく集中して全力で走るよ。前には強いライダー達が揃っているから、楽しいチャレンジになるだろうね。」ジョアン・ミル
「予選ではなかなかタイムを上げることができなくて厳しかったよ。とにかく一発でも良いタイムを出そうとセッション最後までプッシュを続けていたんだけど、集団の中に紛れてしまってチェッカーを受けたことも気付かなかった。20番手からのスタートになってしまったけど、フィーリング自体は悪くないし、決勝は良いリズムで走れると思うから、むしろどこまで順位を上げられるか楽しみだよ。」MotoGP 第6戦 イタリアGP 予選結果
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