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2018年10月6日
MotoGP 第15戦 タイGP 予選 場所:タイ チャン・インターナショナルサーキット
初開催のタイGPはイアンノーネが2列目スタート。リンスは4列目。
• アンドレア・イアンノーネは高いパフォーマンスでセカンドローを獲得
• アレックス・リンスはトップ10入りを逃すも、Q1からQ2行きを果たす • チームスズキエクスターは初開催のタイGPに向け、万全な準備を整えて日曜の決勝に挑む
今年2月に行われたMotoGP公式テスト以来の走行となった初開催のタイGP初日は、どのライダーも主にサーキットの確認とセットアップに時間を費やし、慎重に走行を続けるも、タイムはラップを重ねる毎に上がり、ライダー間のギャップが少ない状態で終了。
2日目の土曜も同様で、FP3ではふたりのライダーがどちらも高いパフォーマンスで激しいタイム争いを見せたが、セッション終了間際にアレックス・リンスがトップ10から脱落。午後になって気温がさらに上昇し、路面温度が高くなったため、リンスはFP4で予選コンディションを見据えたマシンセットアップを行い、Q1に照準を合わせる。 リンスはQ1セッション中、終始アグレッシブな走りで、セッション序盤に2番手ポジションにつける。その後2番手以降のポジションは数人のライダーで何度か入れ替わり、激しいポジション争いとなるも、リンスは最後まで攻め続け、セッション最後までポジションをキープしてQ2進出を決めた。 ファイナルステージとなるQ2は、路面温度が50度まで上昇。距離の短いサーキットでは戦略がキーとなる中、アンドレア・イアンノーネが序盤に好タイムをマークし、トップに立つ。フロントロースタートを目指し、その後もアタックを続けるが、セッション終盤にトップから僅か0.331秒差ながら、6番手までポジションダウン。初のタイGPを2列目からスタートすることになった。リンスもセッションを通して終始懸命なアタックを繰り返し、トップから0.650秒差の11番手でチェッカーを受け、決勝は4列目からのスタートとなる。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「アンドレアは気温も路面温度も上昇した難しいコンディションの中、非常に良い仕事をしてくれました。2列目からのスタートは悪くないですし、ペースもまずまずなのですが、決勝で良いパフォーマンスをするためには、もう少しマシンを改良する必要があるでしょう。いずれにしても、彼がトップグループで最後まで良いレースをしてくれることを願っています。アレックスは確実な走りでQ1からQ2にきっちり入ることができ、こちらも評価するべきだと思っています。彼もペースは悪くないのですが、グリッドが4列目と後方なので、スタートで勝負しなくてはならず、厳しいレースになるかもしれません。明日も今日のようなコンディションだったら、タイヤマネージメントが重要なファクターとなるので、チームとしてはベストなセットアップをし、ライダーが全開で戦える環境を作って決勝に送り出したいと思っています。」アンドレア・イアンノーネ
「気温がかなり上がったせいでタイヤのグリップが悪くなり、かなり厳しい予選だったね。最後に6番手までポジションを上げて2列目を確保できたのはほんとに良かったよ。このサーキットでは、前からスタートした方がアドバンテージが高いからね。ブレーキングがまだ万全な状態じゃないし、ラップを重ねるほど悪くなっていくので、明日の朝に改善策を試してみる予定なんだ。スタートポジションは悪くないし、後はベストを尽くすのみだけど、トップグループのひとりかふたりには逃げられるかも知れないね。」アレックス・リンス
「FP4のレースペースは悪くなかったし、良い仕事ができたと思うんだ。その後のQ1では、Q2に上がるためにとにかくベストを尽くして走り、うまくQ2入りもできた。今日は昨日より路面のグリップが良かったから、ソフトタイヤで行けたんだけど、明日のコンディションがどうなるかわからないから、朝のウォームアップでもう一度確認する予定だよ。もしハードタイヤを選択することになっても、そんなに心配もしていないけどね。ここ数戦、スタートをうまく決めているけど、このサーキットはちょっと難しいかもね。とにかく明日は全開でトップに少しでも近づけるよう頑張るのみさ。」MotoGP 第15戦 タイGP 予選結果
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