|
2018年5月19日
MotoGP 第5戦 フランスGP 予選 場所:フランス ル・マン/ブガッティサーキット
フランスGP、イアンノーネがセカンドロースタート
• 好ペースのイアンノーネがセカンドロースタート
• 若手リンスにとってはチャレンジングな1日 • 厳しい状況下に上昇の兆し
気温の変化が激しく、それに伴い路面温度も大きく変化するル・マン/ブガッティサーキットで行われたフランスGP土曜日のセッションは、多くの転倒やミスを引き起こした。
FP3セッションでは僅か45分のセッション中に気温が12度から25度まで上昇し、ライダー達は短時間に変化する路面温度への対応を求められ、タイムアップに苦戦。しかしアンドレア・イアンノーネは最後のピットアウトでフロント、リア共にソフトタイヤを装着し、4番手にジャンプアップ。ラストラップで各ライダーが渾身のタイムアタックを繰り広げ、セッション終了時には10番手まで順位を落とすも、ダイレクトQ2行きの最後の切符を手にした。アレックス・リンスも同様に激しいタイムアタックに挑むも、わずかな差で惜しくもQ2入りのチャンスを逃すこととなる。 FP4走行中に転倒を喫し、トップ10入りを逃したリンスは、Q2入りを掛けて戦うQ1でフロント、リア共にミディアム・ソフトで勝負に挑み、一時2番手につけるも、最終リザルトはトップから0.583秒遅れの5番手に留まったためQ2進出は叶わず、決勝は15番手からのスタートとなった。 FP4で確かな自信を得たイアンノーネは、Q2でフロント、リア共にソフトタイヤのコンビネーションでセッション終盤、トップから0.247秒遅れの3番手に浮上。その後もプッシュし続け、最後のピットアウトでは一時2番手にポジションアップしたものの、最後にふたつ順位を落とし、決勝は2列目4番手からのスタートとなった。 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー
「アンドレアのセカンドロースタートには、決勝への期待が膨らみますね。彼はこの週末も常に好ペースを維持していますし、4番手からスタートすれば、トップグループに絡んでいけるチャンスが十分あるでしょう。アンドレアと比較すると、アレックスは少し苦戦しました。FP4では転倒もありましたし、予選も期待通りに行ったとは言い難いですね。15番手グリッドからのスタートは決して楽ではないと思いますが、とにかく全力で頑張るしかありません。ここはオーバーテイクが難しいサーキットでもあるので、決勝は厳しい戦いになると思いますが、チーム皆でベストを尽くします。」アンドレア・イアンノーネ
「予選では100%以上の力を出し切れたし、今日の結果には満足しているよ。午前のセッションと比較して、午後はかなり良くなった手応えがあったしね。FP4でいろいろとセットアップを試して、良いペースで走れるようになったし、アクセレーションはまだ完璧じゃないけど、全体のフィーリングやブレーキングはかなり良い感じになったよ。まだベストとは言えないけど、ペースは決して悪くないし、決勝には十分チャンスがあると思っている。あとは明日のコンディションがどうなるか次第だけど、表彰台を狙えるチャンスは十分にある。7-8人のライダーがほぼ同じようなタイムだから、決勝は本当に何が起こるかわからないよ。」アレックス・リンス
「今日は絶対にQ2進出できる自信があったから、正直ちょっとびっくりだよ。でも皆のタイムがほんとに僅差だから、マージンも少ない。僕らは良いリズムで走れているのだけど、予選の一発タイムが出せないのが問題なんだ。明日の決勝はまずスタートを決めて、早めにオーバーテイクして上位に上がれるように頑張るよ。最低でもトップ10には絶対に入らないとね。ここ数戦、トップ争いに絡みながら転倒してしまって結果を残せていないから、今回こそはきっちり結果を残せるように頑張るよ。」MotoGP 第5戦 フランスGP 予選結果
|