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2018年4月8日
全日本モトクロス選手権 第1戦 九州大会 会場:熊本県・HSR九州
池本凌太がIA1クラス初レースで総合7位と健闘
• 深谷広一は怪我のため地元レースを無念の欠場
• IA2クラスでは馬場涼太が総合5位、内田篤基は第1ヒート4位総合12位 • LMX久保まなはトラブルに見舞われるも執念で6位入賞を果たす
2018全日本モトクロス選手権シリーズ第1戦九州大会は、今年も熊本県菊池郡大津町のHSR九州で開幕を迎えた。大会期間中は、それまで続いた暖かな春の陽気から一転急激に気温が下がり、土曜日は時折雪混じりの氷雨が降る生憎のコンディション。しかし日曜日は天候も回復し、ほぼベストの状態で決勝レースが行われた。
スズキのサポートライダーでは、今シーズンIA1クラスにステップアップしたSRMマウンテンライダースの池本凌太がトップ10を争うバトルを繰り広げ、両ヒートとも9位でフィニッシュ。総合では7位のリザルトを残す。その他のスズキライダーではTeam SSCの稲垣達樹が両ヒート13位で総合12位。SRF関東&秀明道場の鈴木正明は14-17位で総合17位。IAルーキーの川口尚樹(小田切レーシングクラブ)は17-19位で総合19位。地元九州からスポット参戦した髙原佳紀が両ヒート20位で総合23位のリザルトを残す。一方地元での活躍が期待されたSRF Team SBEの深谷広一は、怪我のため予選のみを走行し決勝は欠場した。
4名のスズキライダーが出場したIA2決勝では、SRMマウンテンライダースの馬場涼太が健闘を見せた。第1ヒート、馬場はオープニングラップ9番手から確実に順位を上げて6位入賞を果たす。続く第2ヒートでも馬場は6位争いを繰り広げ、終盤惜しくもひとつ順位を落し7位でチェッカーを受けることになったが、総合では5位入賞を果たした。一方Team SSCの内田篤基は、第1ヒートのオープニングラップを8番手でクリアすると、序盤一気にポジションを上げて4番手に浮上すると、後半後続の追撃を退け4位でフィニッシュ。第2ヒートの内田は1周目12番手から中盤8番手まで順位を上げるが、終盤手痛いミスを重ねて24位でフィニッシュした。
レディースクラスでは、昨年雨の開幕戦で初優勝を飾った久保まなが、今年はドライコンディションでの優勝をめざした。しかしスタートしてすぐに久保のマシンにトラブルが発生。それでもオープニングラップ6番手から3番手まで順位を挽回した久保だったが、6周目にトラブルが原因となってジャンプの着地で転倒を喫してしまう。それでも懸命に走り続けた久保は、6番手のポジションを死守してチェッカー。スズキライダーではSRF関東オートスポーツ清水の永井歩夢が久保に続く7位でフィニッシュ。久保のチームメイトSRMマウンテンライダースの松木紗子は19位でポイントを獲得した。
池本凌太(IA1)
「IA1クラスでの初レースは、正直もうちょっと行けたはずという印象です。RM-Z450の扱いやすさに助けられて、練習やテストではかなりいいフィーリングで乗れていたんです。でもレースはさすがに別物で、去年まで参戦していたIA2クラスとは全体のペースもバトルの内容も違うし、ライン取りも正直戸惑いがありました。それでもひとまず一桁のポジションに入ることが出来たので、ここから一歩ずつ成績を上げていきたいと思っています。まずは入賞。その前にIA1のトップグループにタイムで近づくことが課題ですね。」馬場涼太(IA2)
「前の週にタイでスーパークロスに参戦するなど慌ただしく過ごしていて、開幕戦の準備も十分とは言えない状況でしたが、土曜日の予選や練習走行ではタイムも出せたし、決勝もバトルの中でタレなかったのはこのオフのトレーニングの成果が出せたかなという手応えを感じることができました。この調子でまずはトップグループに食い込むこと。そうすれば表彰台も見えてくると思っています。」久保まな(レディース)
「スタートの出遅れは完全に自分のミス。そこから追い上げを開始したんですが、レースが始まってすぐにフロントフォークに違和感が出て、ジャンプの着地で底付きするようになってしまったんです。それが原因で転倒もしてしまいました。優勝を目標に頑張ってきたので本当に悔しいですが、ポイントロスを最小限にとどめることができただけでも良しとします。この悔しさをバネに次のレースで巻き返します。」第1戦 九州大会 IA1 決勝第1ヒート結果
第1戦 九州大会 IA1 決勝第2ヒート結果
第1戦 九州大会 IA2 決勝第1ヒート結果
第1戦 九州大会 IA2 決勝第2ヒート結果
第1戦 九州大会 レディース 決勝結果
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