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2017年9月24日
MotoGP 第14戦 アラゴンGP 決勝 場所:スペイン モーターランド・アラゴン
アラゴンGP決勝ではイアンノーネがポイントを獲得。ルーキー・リンスは17位完走。
朝はサーキットを濃い霧が包み、視界を遮ったために、各クラスのウォームアップ走行が予定より遅れてスタート。しかしその後、霧が晴れてからは清々しい晴天となり、イアンノーネ11番手、リンス15番手でウォームアップを終了。 イアンノーネはウィークを通し、ポジティブなパフォーマンスを見せていたため、決勝に期待が掛かっていたものの、決勝では思うようなペースアップができず、我慢のレースとなり、12位でチェッカーを受ける。しかしこの週末はいくつか大きな進歩も見られ、今後の方向性を定めていくために重要な情報も得ることができた。一方のリンスは、マシンのセッティングがうまく決まらず、決勝は苦戦を強いられる。スタートでいくつかポジションアップしたものの、オープニングラップを終えるまでにはふたたびオーバーテイクされ、そこからはペースを上げることができないまま、17位完走となった。 チームスズキエクスターは、この後モーターランド・アラゴンに残り、2日間のテストを行う。サンマリノGP後に予定していたテストが悪天候によりキャンセルとなったため、このテストではいくつかのアイテムを試し、残り4戦と2018年への準備を継続していく。 アンドレア・イアンノーネ <決勝12位> 「予選のフィーリングを考えると、今日の決勝は決してポジティブな結果じゃなかったね。今週末は、これまでの数戦と比較するとかなり色々な問題が改善されて、フィーリングも良かったから、チームにとっても自分自身にとっても、次のステップにいけるチャンスだと思っていた。いずれにしても、マシンは確実に良くなっているし、日々努力を続けてくれているスズキのエンジニア達には本当に感謝しているよ。決勝はうまくいかなかったけど、今週末の流れに関しては満足しているし、このまま良い流れを維持して、1日も早く本来のパフォーマンスを発揮したいね。」 アレックス・リンス <決勝17位> 「今シーズンで一番厳しいレースだったよ。スタートは悪くなくて、すぐにいくつかポジションアップしたけど、ブレーキングに問題を抱えていたために、1周目を走りきる前に、何人かにオーバーテイクされてしまった。レースを通してうまくリズムを掴むことができなくて、最後までポジションを上げることができずに終わったよ。ただ、今日のレースでもまた色々と学ぶことができたから、ひとつひとつの経験を今後のレースに活かしていくよ。」 河内 健 テクニカルマネージャー 「非常に難しい週末でした。ふたりのライダーがレースを完走したという面では良かったのですが、このトラックでは我々のマシンの速さが足りませんでした。アンドレアは予選では速さを見せてくれていたので、決勝に期待していたのですが、レースになると若干状況が変わり、うまくいきませんでした。アレックスは、予選よりは改善ができたのですが、まだまだ及ばず、苦しい結果となってしまいました。この後アラゴンに残り、2日間テストを行うので、今回の問題点をしっかり改善できるよう、また来年に向けてのテストアイテムを色々と試し、早くパフォーマンスを取り戻せるように頑張っていきます。」 ダビデ・ブリビオ チームマネージャー 「思いの外厳しいレースでしたね。このサーキットが我々のマシンの特性と、少し相性が良くないのかも知れません。アンドレアはミディアム、アレックスはハードと、それぞれ別のタイヤを選択したのですが、どちらのタイヤでも問題は同じでした。しかし、ここ数戦のレースと比較すると、アンドレアはポジティブな部分もたくさんありましたし、また他のライダーとのバトルもできたので、内容的にはそれほど悪くなかったと思っています。アレックスは残念ながらポイント獲得ができませんでしたが、この後2日間のテストを行うので、問題点の洗い出しと、改善策を見つける良い機会だと思っています。テストでは、フレーム、電子制御含む電気系パーツ等、いくつかのアイテムを試すと共に、ベストなコンビネーションを見つけられるよう、色々な組み合わせでの走行を予定しています。次戦はスズキにとって最も大切なレースである母国GPなので、できるだけ完璧な準備を整えるとともに、2018年を見据えての開発データを少しでも多く揃えていかなくてはなりません。」
決勝結果
ポイントランキング
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