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2015年10月25日
MotoGP 第17戦 マレーシアGP 場所:マレーシア セパンインターナショナルサーキット
エスパルガロ、ビニャーレス共に粘リ強い走りでトップ8入り!
エスパルガロは前日の公式予選で転倒したため思うようにタイムアタックができず、決勝レースは10番グリッドスタートとなった。それでも決勝では好スタートを決めると、序盤に素早くポジションを上げてトップ10圏内を確実にし、レース後半に入るとリアのグリップに不安が出てペースが落ちるも、ラスト2周ではビニャーレスとの激しい接近戦の末に7位でフィニッシュした。 一方、スタートで出遅れたビニャーレスは第1コーナーで順位を落とし、追い上げのレースを強いられた。周回を重ねるごとに力強い走りでポジションを上げていき10番手まで浮上、終盤はさらにペースを上げてエスパルガロに追いつくと、堂々の8位でチェッカーを受けた。 アレイシ・エスパルガロ 予選10番手/決勝7位 「ポイントを加算できたことは良かったですが、レースの内容には満足していません。サーキット攻略は簡単ではありませんが、これまでの改良をもってすればもっと良い結果を出せたと思うからです。公式予選が上手くいかなかったことで、後方からのスタートは不利な展開で、序盤はとにかく順位を上げていこうと頑張りました。が、ミドルグループの中から抜け出せず、ベストなパフォーマンスも最適なライン取りもできず、なかなかペースが上がらなかった。もっとペースを上げて上位を狙えると思ったのに残念です。最終戦のバレンシアはタイトターンのコースなので我々には有利になると思います。調子を上げて結果を出したいです。」 マーベリック・ビニャーレス 予選8番手/決勝8位 「今日のレースはスタートがキーポイントでした。残念ながらスタートシグナルが消えた瞬間に上手く出ることができず、他の多くのライダーにパスされました。そうなると追い上げはとても厳しいです。その後は、リアグリップにはやはり不安がありましたが、ペースを上げることができました。難しいコースですが、プラクティスの時は調子よく走れていたので、もっと良い結果を出せたのではと思うと残念です。最終戦バレンシアへ目を向けましょう、我々の仕事がポジティブに、その努力が実ることを期待しています。」 河内健 テクニカルマネージャー 「今回はいくつかの理由で意義あるレースでした。セパンでのレースは非常に厳しい展開になるのではと予測していましたが、最終的には7位と8位で、トップとのタイム差は少々気になるものの、結果的には決して悪くはないと思います。パフォーマンスに関してはまだ課題が残りますが、2月のテストの時から比べると確実にステップアップしています。2箇所のロングストレートにはやはり苦戦しましたが、それ以外のセクションは非常に順調で、マシンの進歩を実感しています。同時にまだ弱点となる部分の改善が必要で、これについてはすでに日本の開発部門で新しいマシンの開発に取り組んでいます。」
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