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2015年3月29日
MotoGP 第1戦 カタールGP 場所:カタール ロサイル・インターナショナル・サーキット
モトGP開幕、復活初戦を迎えたチームスズキエクスター
アレイシ・エスパルガロが11位、マーベリック・ビニャーレス14位と健闘 決勝11番グリッドスタートのエスパルガロは、スタートダッシュからトップ10入りを狙い、オープニングラップでは7番手となる走りを見せた。一方のビニャーレスは13番グリッドスタートから、序盤は23番手まで後退したものの最後は14位まで手堅く追い上げ、自身のモトGP初ポイントを獲得した。 アレイシ・エスパルガロ 「昨シーズンのような結果が出せず、実際にもっと追い上げていけるつもりだったので、今日の順位には満足していません。マシンはまだところどころ完璧な状態ではありませんが、今の一番の課題はマシンパワーです。エンジニアは努力してくれていますが、レースで前に出るにはとにかくもう少し馬力が欲しい。レースは最後まで良いフィーリングで走り、確実にポイントを取りたい。そのために必要なすべてのことに取り組みながら、次回はさらに良い結果を目指します。」 マーベリック・ビニャーレス 「初めてモトGPのトップライダー達と一緒に闘ったことは、信じられないくらい素晴らしい経験でした。決勝は少し不思議な展開で、スタートしてすぐ電気系統に違和感があり、トラクションコントロールも失ったようだったので、アクセルワークに集中しました。マシン自体の調子は良かったので、とにかく最後まで頑張ろうと思いました。結果的に2ポイントを獲得できたので満足しています。今日の反省点と、さらに改善すべき点はわかっているので、次のレースまでにこれらを解決できるよう頑張ります。」 寺田 覚チームディレクター 「この3年間、今日の復活参戦に向けて取り組んできたので、今回はこれまで我々がやってきたことが結果として表れた、非常に重要なデータとなりました。ライダーは2人とも善戦しポイントを獲得しました。モトGPを闘うためのマシン作りは容易なものではありませんが、取り組みの正しかった部分が立証されたと同時に今後の課題についても明らかになりました。シャシーは優れていますが、パワー不足のために思うように予選のグリッドから順位をあげることができませんでした。日本のエンジニア達はすでにこのことを把握しており、さらなるパフォーマンス改善へ向けてベストを尽くして取り組んでいます。今回は11位と14位という結果でしたが、この結果に誇りを持ち、チーム一丸となってさらに上を目指します。」
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