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2015年3月15日
ファイナル モトGP プレシーズンテスト in カタール 2日目 場所:ロサイル・インターナショナル・サーキット コース状況:気温21度/路面温度25度
カタール オフィシャルテスト2日目、チームスズキエクスターは
エスパルガロとビニャーレスの両ライダーとマシン調整に懸命に取り組む この日おこなわれたテストセッションの最終結果では、1秒以内に14名のライダーがひしめくという緊迫した状況であった。もちろんチームスズキエクスターのアレイシ・エスパルガロ、マーベリック・ビニャーレスはこの中に含まれ、これはチームスズキエクスターのマシンセッティングプランがうまく進んでいる結果といえるだろう。 2週間後に迫った開幕戦カタールGPへ向け、エスパルガロとビニャーレスの両ライダーは、テストのほとんどをハードタイヤを装着したGSX-RRのセットアップに費やした。エスパルガロは、昨日よりもこの日のセッティングに苦戦し、33ラップ中の22ラップ目にベストタイム1分55秒795を出すも、テスト初日の自身のベストラップには及ばず、全体では12番タイムで終了。一方のビニャーレスは徐々にペースアップしながら、42ラップ中の31ラップ目に1分55秒810を出し、昨日から0.3秒アップの14番タイムとした。 アレイシ・エスパルガロ 「今日はリアタイヤのフィーリングを今ひとつ掴みきれないままでした。電子制御の調整を色々試していますが、まだ納得のいくセッティングは出ていません。タイヤについてはソフトタイヤでもタイムは出るけれど消耗が早い点を考えると、やはりハードタイヤが良いと思います。けれども今日はセッティングを変えてみてもハードタイヤでのタイムが伸びませんでした。明日はさらに電子制御調整と共にマシン全体のジオメトリーやその他のセットアップについて改めて見直してみます。トラクションコントロールについては、まだ改善の余地があります。そして明日はテスト最終日なので、トラクションとグリップの課題について取り組みながら、レースシミュレーションを行う予定です。」 マーベリック・ビニャーレス 「昨日のような転倒がないよう注意しながら、自分なりに徐々にペースを上げていきました。ベストラップについては満足してしませんが、ソフトタイヤで走った時はフロントフィーリングが万全の状態ではなかったし、今日の課題はレースで履く予定のハードタイヤを徹底的にテストすることでした。少しずつセッティングを変更してデータを集めながら、自分自身はライディングのスキルアップにも励んでいます。電子制御の調整によって得られるデータはたくさんあって改善のための方向性もわかりました。明日もさらにセッティングに取り組んで、ステップアップを図りたいです」 チームマネージャー ダビデ・ブリビオ 「開幕レース前のタイムセッションは今日が最後なので、両ライダーも彼らのGSX-RRのデ-タ収集とセッティングに集中しなければならず、非常に過酷な一日となりました。アレイシはとにかくグリップ性の向上にこだわっていて、電子制御の調整に再度取り組んでおり、有効なデータも得ていますが、チームは明日も引き続きこの部分の調整を手がける予定です。 マーベリックの方は、昨日の2度の転倒の後、再び自信を取り戻しポジティブな一日となりました。タイムセッションの順位についてよりも、トップとの差が1秒以内ということはすなわちトップグループで闘えることを評価します」 【カタールテストセッション 3月15日】
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