スズキレーシングレポート
トップ ロードレース世界選手権 全日本ロードレース選手権 全日本モトクロス選手権
2015 全日本モトクロス選手権
ROUND1
ROUND2
RC
ROUND3
RCU
ROUND4
ROUND5
ROUND6
ROUND7
ROUND8
ROUND9
ROUND10
2015 全日本モトクロス選手権
2023 鈴鹿8耐 スペシャルサイト
スズキ株式会社 国内二輪 X(旧Twitter)公式アカウント
全日本モトクロス選手権
2015年7月5日
全日本モトクロス選手権 第5戦 神戸空港特設コース(兵庫県)

小島庸平が今季初V(第2ヒート)&総合V(2-1)でランキング2番手に浮上。熱田孝高は総合7位。
IA2竹中純矢は両ヒート2位で総合も2位、ランキングは3番手にアップ。
ROUND5
MFJ全日本モトクロス選手権シリーズ第5戦関神戸大会は、兵庫県神戸市中央区空港島の特設コースで開催された。神戸空港開港10周年の記念イベントとして「スーパーモトクロス in 神戸エアポート」の名称で初開催された今大会。空港北側の埋め立て地に造成された特設コースは、200×160mのスクエアな敷地に大小のジャンプ、180度ターンなど多数配したスーパークロス風のレイアウトが特徴。都市部での開催とあって、土日で1万人を越える大勢の入場者が見守る中で迫力のあるレースが行われた。IA1クラスでは小島庸平が、第1ヒートの2位に続き第2ヒートではスタートtoフィニッシュの快心の走りで今季初優勝を達成。今大会の総合優勝に輝いた。熱田孝高は両ヒート転倒を喫し総合7位。IA2の竹中純矢は、優勝こそ逃したものの、両ヒート2位で総合も2位。この結果小島はポイントランキングを2番手に、竹中は3番手に浮上させた。

ROUND5 ROUND5
ROUND5 ROUND5

IA1クラス第1ヒート、まずまずのスタートを切った小島と熱田は、小島が5番手、熱田6番手でコントロールラインを通過。2周目、一旦小島の前に出た熱田だったが、3周目に転倒で大きく順位を落としてしまう。一方小島は5周目に新井宏彰(カワサキ)と池谷優太(スズキ)が接触転倒する間にこれを避けて3番手にポジションアップ。後半、小島は序盤トップを走っていた田中教世(ヤマハ)をパスし2番手に順位を上げると、トップ小方 誠(ホンダ)の追撃態勢に入る。一時は1秒差まで詰め、小方にプレッシャーをかけた小島だが、逆転には一方及ばず2位でチェッカー。転倒後12番手でコントロールラインをクリアした熱田は中盤7位まで順位を回復させるが、最終ラップにひとつ順位を落とし8位でフィニッシュした。

  IA1クラス第2ヒート、2台が並ぶように好スタートを決めた小島と熱田は、ファーストジャンプを小島が真先にクリアして、小島、熱田の順でオープニングラップをクリア。ディフェンディングチャンピオンの成田 亮(ホンダ)、ランキングトップの小方を後方に従えた小島と熱田のランデブー走行はレース終盤まで続くが、17周目に熱田が転倒。これで単独トップとなった小島は、最後まで確実に周回を重ねると、2番手に浮上した小方の追撃を振り切って今季初優勝と今大会の総合Vをマーク。転倒でややペースを乱した熱田は、終盤再びリズムを取り戻すと、ラストラップに成田をパスし5位でチェッカーを受けた。

ROUND5
IA2クラス第1ヒート、竹中はオープニングラップを4番手でクリア。5周目、竹中は岡野 聖(ヤマハ)をパスし3番手に順位を上げると、レース中盤の12周目に先行する能塚智寛(カワサキ)の転倒で2番手に浮上する。後半、富田俊樹(ホンダ)を上回るタイムをマークして追撃を試みた竹中だが、周回遅れが多数現れたために逆転することは出来ず、2位でチェッカーを受けた。

IA2クラス第2ヒート、課題のスタートを決めた竹中だったが、1コーナー進入で後続に追突されて一瞬バランスを崩し、オープニングラップ3番手からレース開始。2周目に古賀太基(ホンダ)をパスし2番手に順位を上げた竹中は、序盤富田にプレッシャーをかけるが、中盤以降はペースを上げることが出来ず、終盤21周目には能塚の先行を許してしまう。しかし直後に能塚が転倒したため再び2番手となった竹中は、後半確実に周回遅れをパスし、このヒートも2位でフィニッシュした。

ROUND5 ROUND5


小島庸平(IA1) 第1ヒート2位/第2ヒート1位、総合1位

「ヒート2はスタートを決めて絶対に勝つと気合を入れて臨んだ。結果、思い通りのスタートが決まって、その段階で勝利を確信できました。コースサイドの応援が走りに伝わり、スズキに今季1勝目をもたらすことが出来たことが何より嬉しい。去年は怪我に苦しめられて、2年ぶりの勝利。ランキングも2番手に上がったが、ここで喜ぶわけにはいかない。次は相性の良い藤沢。もちろん両ヒート勝つことが目標です。」

熱田孝高(IA1) 第1ヒート8位/第2ヒート5位 総合7位

「ヒート1はスタート切れて、体調も良くて調子よくチームメイトとバトルが出来ていたが、ストレート手前の右コーナーで接触して転倒。レバーもハンドルも曲がってしまいペースを上げる事が出来なかった。ヒート2もスタートが決まって、終盤ギアを上げたら滑ってハイサイド。なんで?って感じ。転倒でクラッチレバー下がっちゃったし、ちょっと脳震盪もあったけど、攻めた結果だし、最後に成田亮を抜いたからまぁいいかな。チームメイトが1勝してくれてスズキとしても良かったし、ルックフォワード、次は勝ちます。」

竹中純矢(IA2) 第1ヒート2位/第2ヒート2位、総合2位

「ヒート1はスタートをミスして追い上げて2位に上がった時にトップは遥か彼方で・・・。タイム差がない分追い上げも効きませんでした。ヒート2はスタートでホールショットだと思ったら追突されて、実際危険な状態でしたがなんとかもち堪えて、でもフープスがイマイチ遅くて、他でタイム上げようとしたらミスを連発。最後はタナボタで2位という内容でした。課題は分かっているし、次の藤沢は去年勝っているので絶対1-1決めて見せます。」

渡辺 明 監督

「ヒート1は小島と熱田でバトルをして、絡んで熱田が転倒。あれはもったいなかったが、その分小島が2位に上がってくれたのは良かった。ヒート2では両者スタートを決めてワンツーの展開。完全に二人の勝負で、熱田の転倒で最高の結果を逃したのは残念だが、当たり前の成績をやっと出すことが出来た。この走りが出来れば、後半で十分タイトル争いの勝負が出来る。何よりこの走りを続けていくことが重要。竹中は走りを変えている最中で、取り組んできたことの成果がひとまず出た。やり続ける事で今後に繋がると思う。実力は付いているのでしっかりと積み重ねて欲しい。」

IA1
レース1 レース2
1小方 誠(Team HRC)32:25.560
2小島 庸平(Team SUZUKI)+00:04.893
3田中 教世(TEAM TAKASE with YAMAHA)+00:06.224
4三原 拓也(K.R.T.)+00:07.134
8熱田 孝高(Team SUZUKI)+00:36.659
1小島 庸平(Team SUZUKI)31:22.877
2小方 誠(Team HRC)+00:03.363
3星野 優位(SEKI Racing MotoRoman & KBF-RS)+00:14.040
4新井 宏彰(K.R.T.)+00:17.466
5熱田 孝高(Team SUZUKI)+00:23.559

POINT RANKING
1小方 誠(Team HRC)217pt
2小島 庸平(Team SUZUKI)197pt
3熱田 孝高(Team SUZUKI)187pt
4成田 亮(Team HRC)186pt
5新井 宏彰(K.R.T.)178pt

IA1
レース1 レース2
1富田 俊樹(Team HRC)32:25.202
2竹中 純矢(Team SUZUKI)+00:14.707
3岡野 聖(フライングドルフィン サイセイ)+00:25.664
4能塚 智寛(グリーンクラブ&パーク神戸RT)+00:34.550
5大塚 豪太(T.E.SPORT)+00:36.431
1富田 俊樹(Team HRC)31:36.900
2竹中 純矢(Team SUZUKI)+00:23.788
3能塚 智寛(グリーンクラブ&パーク神戸RT)+00:27.068
4馬場 大貴(TEAM 887)+00:35.429
5田中 雅己(TEAM ナカキホンダ)+00:38.305

POINT RANKING
1富田 俊樹(Team HRC)239pt
2能塚 智寛(グリーンクラブ&パーク神戸RT)190pt
3竹中 純矢(Team SUZUKI)188pt
4岡野 聖(フライングドルフィン サイセイ)184pt
5田中 雅己(TEAM ナカキホンダ)169pt