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2013年10月6日 WSB第13戦、ヴァンサン・フィリップが第2レース6位と大健闘!

ヴァンサン・フィリップが第2レース6位と大健闘!

2013年10月6日 WSB第13戦、ヴァンサン・フィリップが第2レース6位と大健闘!

 eni FIMスーパーバイク世界選手権第13戦がフランスのマニクールで開催され、チーム フィクシィ・クレセント・スズキのヴァンサン・フィリップが第2位レースで6位を獲得する活躍を見せた。フィリップは今シーズンSERT(スズキ・エンデュランス・レーシングチーム)のエースライダーとしてWEC(世界耐久選手権)のチャンピオン獲得に貢献、この大会には負傷欠場中のレオン・キャミアの代わりにスポット参戦し、みごとにその務めを果たした。第2レースで3列目グリッドから鮮やかなスタートを決めたフィリップは、2ラップを終えた時点で8番手の位置につけ、その後もヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000を駆り終始スムーズで安定したライディングを披露、6ラップ目で6番手へと順位を上げると、トップグループと後続グループの間で孤独な闘いを強いられながらも、最後は堂々の6位フィニッシュを果たした。フィリップの印象的な走りは第1レースから発揮された。9番グリッドスタートからやがて5台のマシンによる6番手争いに突入、しかしながらフィリップのすぐ前にいたT・エリアス(アプリリア)の転倒に巻き込まれる形で順位を後退した。それでも再スタートから懸命の追い上げを見せ、第1レースは13位でフィニッシュした。

 一方のジュエル・クルーゼルは、地元フランスでの活躍が期待されたが、第1レースはDNF、第2レースは14位と本来の実力を発揮できないまま終了した。12番グリッドスタートから、第1レースはオープニングラップで4台をパス、続く2ラップ目も同様の勢いで攻めてゆき6番手に浮上するとトップグループとの距離を縮めていったが、3ラップ目に激しいクラッシュを喫し無念のリタイアとなった。第2レースではフィリップと共に6番手争いを展開して6位獲得のチャンスを狙ったが、再び転倒を喫してコースアウト、再スタートはできたものの14位となった。

 レース日は雨模様の不安定な天候に見舞われたが、会場には熱狂的な観客が詰めかけて賑わった。T・サイクス(カワサキ)が両レースを制し、ポイントランキングでもリードを広げた。

 第14戦は10月20日、スペインのヘレスで開催。WSBはいよいよシーズン最終戦を迎える。フィクシィ・クレセント・スズキは、第11戦での怪我のため2大会を欠場していたレオン・キャミアが待望の復帰予定だ。

RIDER COMMENT

ジュエル・クルーゼル
ジュエル・クルーゼル
第1レース/DNF 第2レース/14位

「今シーズンで最も納得のいかない週末になりました。コースコンディションについても、マシンを仕上げるにはどうしてもドライになってほしかったがそれは叶わず、最後のスローターンがどうしても攻略できませんでした。この週末の間にドライコンディションは1度だけありましたが、状況は難しいままでした。第1レースはターン入り口でのスピードが速過ぎるミスで曲がりきれずに転倒しました。第2レースではストレートでのタイムが出ないまま、我慢しながら頑張ったけれどまた転倒してしまいました。それまで6位か7位を狙える位置にいたのに、転倒ですべてが終わりました。ヴァンサンはよく活躍していました。彼は今日のようなコンディションの中での走り方を熟知しているし、またドライセッションでもきちんと走っていました。自分ももっと良い成績でチームに貢献したかったのですが、とても悔しいです。今回素晴らしいサポートをしてくれたスズキフランスに感謝しています。」

ヴァンサン・フィリップ
ヴァンサン・フィリップ
第1レース/13位 第2レース/6位

「最高の週末だった。とにかくメカニックとチームの皆に感謝します。彼らのおかげで、マシンやサスペンション、電気系統もタイヤもすべてのことを最短時間で把握することができ、気持ち良くレースができました。本当に素晴らしいマシン、素晴らしいチームです。特に第2レースでは頑張って6位を取ることができました。第1レースもトップライダー達とバトルできたのは良かったし、転倒に巻き込まれたのは私のミスですが、それがレースというものです。なにしろ普段から近距離でのバトルには慣れていないので、第2レースで前後に他のライダーが居ない状況になった時は気分が楽になり、自分らしい走りができました。満足のいく週末になり、多くの事を勉強することができました。機会があればまたフィクシィ・クレセント・スズキで走りたいです。今回はチームにもスズキフランスにも心からお礼を言いたいです。」

TEAM MANAGER COMMENT

Paul Denning ポール・デニング チーム代表
ポール・デニング チーム代表

「トリッキーなコンディションになることの多いマニクールで、まず何よりもヴァンサンにありがとう、よく頑張ったと言いたいです。期待どおりの、あるいは期待していた以上の結果をヴァンサンは出してくれました。マシンはもちろんのことピレリタイヤを履くのも慣れていないにもかかわらず、金曜日から非常に良いペースで走り、決勝の2レースもトップライダー達と互角に闘い、さらに第2レースでは6位を獲得したのだから、充分な結果です。ジュエルの方は、12番グリッドから積極的に出て行って、第1レースでは転倒する前までかなり果敢に攻めていました。転倒によるマシンダメージもかなり大きかったのですが、第2レースまでにそれを完璧に修理したチームもまた素晴らしく、その知識と技術は評価します。第2レースのジュエルは不運にもまた転倒してヴァンサンと一緒に6番手争いはできませんでしたが、今回はヴァンサンがチームに新たな可能性を見せてくれたことで、チームは今後に向けたさらなる取り組みに励みます。」

RESULT FINAL 第一レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 T・サイクス カワサキ
29'38.830
2位 S・ギュントーリ アプリリア

2.146

3位 E・ラバティ アプリリア
10.643
4位 D・ジュリアーノ アプリリア
15.687
13位 ヴァンサン・フィリップ スズキ
1'07.176
DNF ジュエル・クルーゼル スズキ
16Laps

RESULT FINAL 第二レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 T・サイクス カワサキ
34'36.149
2位 E・ラバティ アプリリア
11.091
3位 S・ギュントーリ アプリリア
11.337
4位 D・ジュリアーノ アプリリア
23.008
6位 ヴァンサン・フィリップ スズキ
34.762
14位 ジュエル・クルーゼル スズキ
1'10.346

OVERALL RESULT

順位 ライダー メーカー
ポイント
1位 T・サイクス カワサキ
411
2位 E・ラバティ アプリリア
374
3位 S・ギュントーリ アプリリア
373
4位 M・メランドリ BMW
339
10位 ジュエル・クルーゼル スズキ
162
12位 レオン・キャミア スズキ
114
22位 ヴァンサン・フィリップ スズキ
13

MANUFACTURER POINT

順位 マニュファクチャラー
ポイント
1位 アプリリア
500
2位 カワサキ

465

3位 BMW
412
4位 ホンダ
234
5位 スズキ
225
6位 ドゥカティ
169
7位 ヤマハ
4

WSB

  • 第1戦 2月24日 オーストラリア大会
  • 第2戦 4月14日 スペイン大会
  • 第3戦 4月28日 オランダ大会
  • 第4戦 5月12日 イタリア大会
  • 第5戦 5月26日 ヨーロッパ大会
  • 第6戦 6月9日 ポルトガル大会
  • 第7戦 6月30日 イタリア大会
  • 第8戦 7月21日 ロシア大会
  • 第9戦 8月4日 イギリス大会
  • 第10戦 9月1日 ドイツ大会
  • 第11戦 9月15日 ドルコ大会
  • 第12戦 9月29日 アメリカ大会
  • 第13戦 10月6日 フランス大会
  • 第14戦 10月20日 スペイン大会