Team SUZUKI

GLOBAL SUZUKI RACING REPOT(海外レースレポートサイト) SUZUKI RACING REPORT

SUZUKI RACING REPORT WSB SUZUKI RACING REPORT WEC SUZUKI RACING REPORT ARJJ SUZUKI RACING REPORT MX1 SUZUKI RACING REPORT AJMX

WSB WEC 全日本ロードレース MX1 全日本モトクロス

WSB

TTサーキット。アッセン

2013年5月12日 スーパーバイク世界選手権第4戦 イタリア WSB第4戦 キャミアが果敢な走りで第2レース7位フィニッシュ。

キャミアが果敢な走りで第2レース7位フィニッシュ。

2013年5月12日 WSB第4戦 キャミアが果敢な走りで第2レース7位フィニッシュ。

 イタリアのモンツァで開催されたeni FIMスーパーバイク世界選手権第4戦、チーム フィクシィ・クレセント・スズキのレオン・キャミアが、第2レースで7位フィニッシュ、キャミアらしいパワーあふれる走りを披露した。

 この日8番グリッドスタートのキャミアは第2レース、オープニングラップからの3ラップまで8番手をキープしていたが、6ラップ目には6番手に浮上、トップグループへ接近していった。中盤以降はD・ギグリアーノ、M・ファブリツィオの2台のアプリリア勢との激しいバトルの結果、7位でチェッカーを受けた。前回の第3戦に続いて7位、トップ10入りの好結果は、第2戦の負傷からの完全カムバックも意味している。一方チームメイトのジュエル・クルーゼルは第2レース1ラップ目で転倒、リタイアを余儀なくされた。小指の爪が剥れたもののクルーゼルに深刻な怪我はなく、クルーゼル本人もこの日の結果をしきりに悔しがった。

 第1レースでは、キャミアもクルーゼルも好調なスタートからトップ10の位置をキープしていた。しかしながら5ラップ目の第1シケインで、クルーゼルはブレーキングポイントを誤り、コースアウト。すぐにコースへと戻ったクルーゼルはその時点で順位を5番手落としていたが、さらにライン不通過のペナルティを課せられてしまう。ピットレーンへと入りペナルティを受けたクルーゼルは、再スタートの後もひたすら追い上げに専念したが結果は17位。

 一方、第1レースのキャミアは、ヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000と共に9位フィニッシュ、ブレーキトラブルがあったものの、終始積極的な走りで攻めのレースを見せた。第1レースは地元イタリアのM・メランドリ(BMW)が、2位T・サイクス(カワサキ)、3位E・ラバティ(アプリリア)とフィニッシュ前の壮絶なバトルの末に勝利。第1レースはラバティが制した。

 第5戦は5月26日、ヨーロッパ大会と称するイギリスのドニントンパークで開催されるレース。フィクシィ・クレセント・スズキの地元となるだけに、活躍が期待される。

RIDER COMMENT

レオン・キャミア
レオン・キャミア
第1レース/9位 第2レース/7位

「第2レースはスタートも良く、7番グリッドスタートのジュエルをオープニングラップでパスしました。その後も走りのリズムを掴んで、また第2レースはブレーキに変更を加えていて、そのフィーリングも良く、積極的な走りができ、これなら行けると思いました。けれども、今日の自分の結果はヨシムラとフィクシィ・クレセント・スズキ両方の努力の成果です。エンジンもみちがえるように良くなっていて、そのおかげで今日の結果につながりました。」

ジュエル・クルーゼル
ジュエル・クルーゼル
第1レース/17位 第2レース/DNF

「第1レースでは自分のミスにより、ライン不通過を回避することができませんでした。コースアウトで10秒ロスしてしまい、ポイント圏内ではない状況に追い込まれたのは厳しかったです。第2レースではトラクションを得る為にマシンにいくつか変更を加えましたが、今までの4レースで初めてリアから転倒してしまいました。自分のミスだと思いますが、新しいセッティングに違和感があったのも確かです。タイムを出すにはもっとセッティングをしっかり煮詰めていかなくては。今回ノーポイントに終わりましたが、これはベストを尽くしての結果はないし、次回は絶対に良い結果を出します。」

TEAM MANAGER COMMENT

Paul Denning ポール・デニング チーム代表
ポール・デニング チーム代表

「まずは何よりも、第2レースでのジュエルの大転倒にもかかわらず大きなダメージがなかったことに安心しています。確かにジュエルについては、期待していた結果は出ませんでした。第1レース、あのシケインまでは非常に順調でしたが、コースアウトとライン不通過によってすべてが終わりました。第2レースはセッティングを変えましたが1周目で転倒してしまって、今回は本当にチームにもジュエルにも、いかなる時にも順調に走り結果を出すための課題が多く残りました。マシンにもまだまだ改善の余地があるし、ジュエルは今日の結果には決して屈しないライダーです。次のドニントンで必ずや結果を出してくれるでしょう。レオンの方は、モンツァでこの結果ならば満足できると思います。第1レースのブレーキトラブルを何とかしなければと取り組んだ結果、第2レースはかなり良いペースで走りました。カワサキ、BMWとアプリリアのファクトリー勢が速かったが、これはモンツァでは仕方のないことです。ヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000のエンジン性能は2012年に比べて日々改善されており、何よりもパートナーであるヨシムラジャパンのスタッフ陣が我々のために本当に頑張ってくれています。終盤の数ラップはグリップの問題でペースは落ちたものの、レオンの全体のレースペースはトップグループと変わりません。マシンは次戦のドニントンや第6戦ポルティマオのようなサーキットに合っていると思うし、レオンもこれまで好成績を出している場所なので、ぜひともポディウムを目指して頑張ります。」

RESULT FINAL 第一レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 M・メランドリ BMW
30'54.925
2位 T・サイクス カワサキ

0.085

3位 E・ラバティ アプリリア
0.107
4位 S・ギュントーリ アプリリア
1.844
9位 レオン・キャミア スズキ
16.668
17位 ジュエル・クルーゼル スズキ
59.545

RESULT FINAL 第二レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 E・ラバティ アプリリア
30'59.653
2位 M・メランドリ BMW
0.143
3位 T・サイクス カワサキ
0.725
4位 S・ギュントーリ アプリリア
1.619
7位 レオン・キャミア スズキ
12.241
DNF ジュエル・クルーゼル スズキ
17Laps

OVERALL RESULT

順位 ライダー メーカー
ポイント
1位 S・ギュントーリ アプリリア
137
2位 E・ラバティ アプリリア
124
3位 T・サイクス カワサキ
119
4位 M・メランドリ BMW
96
5位 C・デイビス BMW
94
10位 レオン・キャミア スズキ
46
11位 ジュエル・クルーゼル スズキ
41

MANUFACTURER POINT

順位 マニュファクチャラー
ポイント
1位 アプリリア
172
2位 BMW
144
3位 カワサキ
130
4位 ホンダ
78
5位 スズキ
68
6位 ドゥカティ
52

WSB

  • 第1戦 2月24日 オーストラリア大会
  • 第2戦 4月14日 スペイン大会
  • 第3戦 4月28日 オランダ大会
  • 第4戦 5月12日 イタリア大会
  • 第5戦 5月26日 ヨーロッパ大会
  • 第6戦 6月9日 ポルトガル大会
  • 第7戦 6月30日 イタリア大会
  • 第8戦 7月21日 ロシア大会
  • 第9戦 8月4日 イギリス大会
  • 第10戦 9月1日 ドイツ大会
  • 第11戦 9月15日 ドルコ大会
  • 第12戦 9月29日 アメリカ大会
  • 第13戦 10月6日 フランス大会
  • 第14戦 10月20日 スペイン大会