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TTサーキット。アッセン

2013年4月14日 スーパーバイク世界選手権第3戦 オランダ WSB第3戦、キャミアが負傷から奇跡の復活、9位/7位の大健闘

キャミアが負傷から奇跡の復活、9位/7位の大健闘。

2013年4月28日 WSB第3戦、キャミアが負傷から奇跡の復活、9位/7位の大健闘

 オランダのアッセンで開催されたeni FIMスーパーバイク世界選手権第3戦、チーム フィクシィ・クレセント・スズキのレオン・キャミアが第1レース9位、第2レース7位と共にひと桁フィニッシュで、2週間前に負った深刻な膝の怪我と手術からの見事な復活を遂げた。

 この日18番グリッドスタートのキャミアは、第2レースのフィニッシュまでペースを落とすことなく力強い用走りを見せた。第2レースでは好調なスタートからオープニングラップを終えて11番手まで浮上、やがて前にいたチームメイトのジュエル・クルーゼルに追いつくと、15ラップまでは2台による抜きつ抜かれつの7番手争いを展開した。その後クルーゼルが電子スロットルシステムのトラブルに見舞われたため16ラップでリタイア、キャミアは最後までペースを落とすことなく、7位フィニッシュを遂げた。

 キャミアの復活と好調は、第1レースから存分に発揮されていた。オープニングラップを終えて12番手につけたキャミアはさらにその後の3ラップで2台をパスし10番手へ、さらに前を走る元ワールドチャンピオンのC・チェカ(ドゥカティ)を捉えた。ヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000と共にキャミアはレース中盤の左コ-ナーで、負傷した膝をアスファルトに擦りながら鮮やかにチェカをパスすると、その後も安定した走りで9位フィニッシュを遂げた。

 一方、10番グリッドスタートからのクルーゼルは第1レースでは8位を獲得。若手ながらスピードと安定性を併せ持つクルーゼルは第2レースでもキャミアと7番手争いを展開し、第2戦に続く好成績が期待されたが、マシントラブルによりコース上でストップ、DNFとなった。

 この日のアッセンは快晴に恵まれ、前日までの寒さとは打って変わって気温は23度まで上がった。 第1レースはT・サイクス(カワサキ)が2位に9秒近い差をつけ優勝、第2レースはE・ラバティ(アプリリア)が制し、この日3位/6位のS・ギュントーリ(アプリリア)が依然ランキングトップを保っている。

 第4戦は5月12日、イタリアのモンツァで開催。フィクシィ・クレセント・スズキはこのあと地元イギリスへ戻り、イタリア大会へ向けて準備をおこなう。

RIDER COMMENT

レオン・キャミア
レオン・キャミア
第1レース/9位 第2レース/7位

「今回はレース内容も結果もすべて満足でき、とても嬉しいです。第1レースは、ウォームアップの時とはセッティングを大幅に変更する賭けに出ました。第2レースでもさらに変更して、マシンは非常に扱いやすくなり、セッティングの成果が出ました。順位を上げる走りのペースをキープでき、実際第2レースでは思いきったパスもできました。ジュエルに追いついて彼をパスしてからも、ジュエルは粘り強い走りをしていました。本当はもっと追い上げて順位を上げたかったのですが、なかなか思い通りにはいかないです。上位グループに入れていたらもっと快適に走れて結果も出たでしょう。膝も体調もまだ本調子ではないのですが、今日は両レースを走りきることができ、満足しています。」

ジュエル・クルーゼル
ジュエル・クルーゼル
第1レース/8位 第2レース/DNF

「第1レースはセッティングを変更したことで良い走りができたので、満足です。午後はもっと上位を狙ってさらに変更を加えましたがそれが裏目に出てしまい、なんとか8番手のまま完走しようと思いましたが、電装系トラブルでマシンがストップしました。正直言ってこのコースはあまり得意なほうではなく、第2レースでのDNFは残念でしたが、両レースで8位の可能性も確かにあり、何が起こるかわからないのがレースです。次のレースでまたベストを尽くして頑張ります。」

TEAM MANAGER COMMENT

Paul Denning ポール・デニング チーム代表
ポール・デニング チーム代表

「今日はレオンが本当によく頑張ってくれました。もちろん彼本来の実力は7位や9位では終わらない、もっと上位を狙えるライダーですが、膝の手術からまだ2週間しか経っておらず、ベストコンディションにはほど遠い状態の中、レースを走るだけでも驚異的と思います。だから今回の好成績はおおいに評価します。怪我のこともあり予選でタイムを出せずスーパーポールでのセットアップの機会もなく、最後尾グリッドスタートを強いられての決勝レースとなりましたが、レオンが頑張って結果を出してくれて、チームにとっても充実した週末でした。ジュエルもよく頑張りました。確かにここはライダー泣かせの難しいコースで、我々も土曜日はジュエルのマシンのセットアップに時間をかけました。そして今日もセッティング変更を続けた結果、第2レースはDNFとなりましたが、ジュエル自身は何も悪くないです。ジュエル用のマシン作りは順調だし、彼にとって今回が3回目のスーパーバイク挑戦で、実際にはまだまだこれからです。次のモンツァで彼が思う存分実力を発揮できるよう、チーム一丸となってマシンを仕上げていきます。」

RESULT FINAL 第一レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 T・サイクス カワサキ
35'35.042
2位

J・レイ

ホンダ

8.786

3位 S・ギュントーリ アプリリア
8.792
4位 E・ラバティ アプリリア
9.225
8位 ジュエル・クルーゼル スズキ
24.751
9位 レオン・キャミア スズキ
30.311

RESULT FINAL 第二レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 E・ラバティ アプリリア
35'36.814
2位 T・サイクス カワサキ
0.089
3位 L・バズ カワサキ
5.848
4位

J・レイ

ホンダ
5.890
7位 レオン・キャミア スズキ
21.095
DNF ジュエル・クルーゼル スズキ
7Laps

OVERALL RESULT

順位 ライダー メーカー
ポイント
1位 S・ギュントーリ アプリリア
111
2位 E・ラバティ アプリリア
83
3位 C・デイビス BMW
83
4位 T・サイクス カワサキ
83
5位

J・レイ

ホンダ
63
9位 ジュエル・クルーゼル スズキ
41
11位 レオン・キャミア スズキ
30

MANUFACTURER POINT

順位 マニュファクチャラー
ポイント
1位 アプリリア
131
2位 BMW
99
3位 カワサキ
94
4位 ホンダ
70
5位 スズキ
52
6位 ドゥカティ
40

WSB

  • 第1戦 2月24日 オーストラリア大会
  • 第2戦 4月14日 スペイン大会
  • 第3戦 4月28日 オランダ大会
  • 第4戦 5月12日 イタリア大会
  • 第5戦 5月26日 ヨーロッパ大会
  • 第6戦 6月9日 ポルトガル大会
  • 第7戦 6月30日 イタリア大会
  • 第8戦 7月21日 ロシア大会
  • 第9戦 8月4日 イギリス大会
  • 第10戦 9月1日 ドイツ大会
  • 第11戦 9月15日 ドルコ大会
  • 第12戦 9月29日 アメリカ大会
  • 第13戦 10月6日 フランス大会
  • 第14戦 10月20日 スペイン大会