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モーターランド・アラゴン

2013年4月14日 スーパーバイク世界選手権第2戦 スペイン WSB第2戦、ルーキーのクルーゼルが6位/7位と大活躍

ルーキーのクルーゼルが6位/7位と大活躍

2013年4月14日 WSB第2戦、ルーキーのクルーゼルが6位/7位と大活躍

 スペインのモーターランドアラゴンで開催されたeni FIMスーパーバイク世界選手権第2戦、チーム フィクシィ・クレセント・スズキ期待の若手ジュエル・クルーゼルが、第1レースで6位、続く第2レースはピットレーンスタートにもかかわらず華麗な追い上げを披露して7位フィニッシュを遂げた。

 第2レースのスタート直前、ニュートラルギアのセレクトにトラブルを生じたことでクルーゼルはピットレーンスタートとなり、他の18台のマシンの最後方からのスタートを余儀なくされた。しかしながら最初の2ラップで10番手まで追い上げると、クルーゼルはさらに順位をひと桁へと上げ、その後はL・バズ(カワサキ)との6番手争いに突入、長いバトルの間にはバズの前に出る場面もあったが、中盤を過ぎて再びマシンに若干の問題を抱え、最後は7位でフィニッシュした。

 一方の第1レースでは、クルーゼルは順調なスタートからオープニングラップを8番手で通過すると、2ラップ目に7番手、3ラップ目に6番手と着実に順位を上げた。ヨシムラによってチューンされたスズキGSX-R1000と共に、さらにトップ5のチャンスを狙いペースを上げたクルーゼルだったが、終盤は7番手ポジションから再び6番手に浮上したところでチェッカーとなった。

 チームメイトのレオン・キャミアは金曜のプラクティスで膝を負傷、病院に搬送されその日に手術を受けたが、決勝日には退院してレース会場へ戻り、チームと合流した。現在は自宅で、2週間後の第3戦に備えて治療に専念している。 快晴のもと、路面温度が42度まで上昇した決勝2レースは、大観衆の中C・デイビス(BMW)がパーフェクトウィン、両レース2位のS・ギュントーリ(アプリリア)がランキングトップをキープする。

 第3戦は4月28日、オランダ・アッセンで開催。チーム フィクシィ・クレセント・スズキは一旦イギリスへ戻り、第3戦に向けての準備をおこなう。

RIDER COMMENT

レオン・キャミア
レオン・キャミア
第1レース/DNS 第2レース/DNS

「決勝を走れず、本当に悔しいです。次のアッセンを走れるよう、今はとにかく治療に専念します。感染症を起こさないように注意し、皮膚が順調に回復して腫れが引けばレースに出られるでしょう。骨が皮膚に干渉して感染症を起こす危険があり、靭帯もダメージを受けているので、患部を体内で縫い合わせています。すべてが早く順調に回復してほしいと願うだけです。今日のジュエルは、2レースともチームのために活躍して、本当によくやったと言いたいです。一緒に走れなかったのが本当に残念でした。」

ジュエル・クルーゼル
ジュエル・クルーゼル
第1レース/6位 第2レース/7位

「第2レースは複雑なレース内容で、マシンにも少し問題を抱えていました。スタートグリッドについてからギアがニュートラルに入らず、普段はそれほど気にするほどのことでもないのですが、今回はどうしても1速か2速にしか入りませんでした。スタートを待つ間、しばらく2速に入れておいてから試してみるのですがやはりニュートラルに入らず、そのうちクラッチが熱くなりバイクが動き出しました。それでもスタートシグナルが付けばなんとかなると思ったのですがなかなか付かないので、オフィシャルに申し出ました。ピットレーンスタートになり、こうなったらとにかく可能な限り追い上げるしかないと思いました。スタート後は調子良く順位を上げていきましたが、バズをパスしたところでエンジンに妙な振動と異音を感じて、パワーフィーリングも変わったようでした。振り返って見ても煙は出ていなかったのでそのままレースは続けて、バズに抜かれたあとまたバズに追いついたけれど、エンジンが思うように回らず7位でした。でも今日の結果にはとても満足しています。第1レースはグリップに問題がありかなり滑って苦労したのですが、6位の結果を出すことができて嬉しかった。この調子でいけば第2レースはトップ5を狙えると思い楽しみでしたが、スタートであのようなことがあってそれは叶いませんでした。でも両レースの結果を始め全般に良いレースウィークで満足です。レオンも退院してきて本当に良かったです、とにかく一日も早く復活して欲しいですね。」

TEAM MANAGER COMMENT

Paul Denning ポール・デニング チーム代表
ポール・デニング チーム代表

「レオンを欠いた状況の中、ジュエルは素晴らしい走りでフィクシィ・クレセント・スズキをアピールし、チームを勇気づけてくれました。特に第2レース、ピットレーンスタートから見せた序盤のアグレッシブな走りと、中盤以降はマシントラブルにもかかわらずゴールまで上手く持ちこたえたことは大きく評価します。WSB出場2回目のルーキーながら、将来がとても楽しみなライダーです。レオンも退院してピットに戻って来れて良かった。彼には今夜自宅へ帰って治療に専念してもらいます。アッセンに出場できる見込みについては、手術後の経過や回復の進み具合を見ながらなので、来週末までは何とも言えません。今回のアラゴンは色々な事が続いて少なからずの問題もあり、非常にタフな週末でしたが、チームはよくまとまっており、チームの努力が実を結べば結果はおのずとついてくると信じています。」

RESULT FINAL 第一レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 C・デイビス BMW
39'50.332
2位 S・ギュントーリ アプリリア

5.216

3位 M・メランドリ BMW
7.089
4位

J・レイ

ホンダ
8.196
5位 L・バズ カワサキ
14.417
6位 ジュエル・クルーゼル スズキ
18.332

RESULT FINAL 第二レース

順位 ライダー メーカー
Time/gap
1位 C・デイビス BMW
37'52.691
2位 S・ギュントーリ アプリリア
5.035
3位 T・サイクス カワサキ
7.677
4位 D・ジュリアーノ アプリリア
12.549
5位 M・メランドリ BMW
19.766
7位 ジュエル・クルーゼル スズキ
26.926

OVERALL RESULT

順位 ライダー メーカー
ポイント
1位 S・ギュントーリ アプリリア
85
2位 C・デイビス BMW
63
3位 E・ラバティ アプリリア
45
4位 M・メランドリ BMW
43
5位 M・ファブリッツィオ アプリリア
42
7位 ジュエル・クルーゼル スズキ
33
14位 レオン・キャミア スズキ
14

MANUFACTURER POINT

順位 マニュファクチャラー
ポイント
1位 アプリリア
90
2位 BMW
79
3位 カワサキ
49
4位 ホンダ
37
5位 スズキ
35
6位 ドゥカティ
28

WSB

  • 第1戦 2月24日 オーストラリア大会
  • 第2戦 4月14日 スペイン大会
  • 第3戦 4月28日 オランダ大会
  • 第4戦 5月12日 イタリア大会
  • 第5戦 5月26日 ヨーロッパ大会
  • 第6戦 6月9日 ポルトガル大会
  • 第7戦 6月30日 イタリア大会
  • 第8戦 7月21日 ロシア大会
  • 第9戦 8月4日 イギリス大会
  • 第10戦 9月1日 ドイツ大会
  • 第11戦 9月15日 ドルコ大会
  • 第12戦 9月29日 アメリカ大会
  • 第13戦 10月6日 フランス大会
  • 第14戦 10月20日 スペイン大会