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全日本ロードレース

2013年6月30日 全日本ロードレース第4戦 オートポリスサーキット 津田が独走で初優勝!加賀山は惜しくも表彰台に届かず4位入賞。<br>
J-GP2クラスでは生形秀之が今季初優勝。

津田が独走で初優勝!加賀山は惜しくも表彰台に届かず4位入賞。
J-GP2クラスでは生形秀之が今季初優勝。

2013年6月30日 全日本ロードレース第4戦 オートポリスサーキット 津田が独走で初優勝!加賀山は惜しくも表彰台に届かず4位入賞。<br>
J-GP2クラスでは生形秀之が今季初優勝。

 例年、5月上旬に行なわれる筑波大会が、6月末の開催となった2013年シリーズ。今シーズンは、開幕戦もてぎ大会、第3戦オートポリス大会が雨に見舞われたが、今大会は梅雨の晴れ間に恵まれ、第2戦鈴鹿2&4以来、予選/決勝ともドライコンディションで行なわれることとなった。

 土曜日に行われた公式予選では、筑波大会で初めてノックアウト方式が採用され、26台が出走する中、まずはトップ10が最終ステージに進出。スズキGSX-R勢では、ヨシムラスズキレーシングチームの津田拓也が2番手、チームカガヤマの加賀山就臣が5番手、そしてMotoMapサプライの今野由寛が9番手のタイムをマークした。そして最終予選では、津田が2番手タイムをマークしてフロントロー2番グリッドを獲得。加賀山は5番手タイムで2列目、今野は8番手タイムで3列目からのスタートとなった。しかし、この公式予選でTSRホンダの秋吉が転倒し負傷、ランキングトップのライダー不在の中、決勝レースが行なわれることになった。

 朝方に雨がぱらついたものの、朝のウォームアップランから路面コンディションはドライ。そのまま日中、天候は回復し、初夏を思わせる陽気の中、決勝レースが行なわれた。

 決勝レースでは、フロントローから飛び出した津田がホールショットを獲得し、ここに中須賀(ヤマハ)、加賀山、山口(ホンダ)、高橋(ホンダ)、柳川(カワサキ)が続く展開。津田はオープニングラップからレースをリードし、中須賀を従えて堂々トップを走行。3番手以下をやや引き離し、早くも2人のライダーによるマッチレースとなっていった。

 津田と中須賀のトップ争いは僅差で続いていたが、7周目に中須賀がマシントラブルで後退し、そのままリタイヤ。これで津田が独走でトップとなり、周回を消化していくことになる。

 津田に続くポジションは、序盤こそ加賀山がリードしていたが、5周目に高橋が集団の先頭に立ち、津田-高橋-加賀山の順で10周を終了。しかし11周目に柳川が3番手に浮上すると、加賀山はジリジリ遅れ始め、背後から迫る渡辺(カワサキ)、山口を抑えて4番手を走行。その後方では、今野が藤田とポジションを入れ替えながらの7番手争いを繰り広げていた。

 加賀山は、一度は山口にかわされて5番手に転落するものの、再びパスして4番手を死守。トップを走る津田は、2番手高橋との差を最大5秒近くまで広げ、結局、一度もトップを譲ることなく30周を終了。津田はJSBクラスにステップアップした初年度で初優勝を飾り、ヨシムラにとっては全日本選手権への参戦を休止していた2009年以来、4年ぶりの優勝となった。加賀山は惜しくも表彰台を逃しての4位、今野は藤田のアタックを凌ぎきっての7位でフィニッシュした。

 これでシリーズは前半戦を終了し、鈴鹿8耐を迎えるインターバルに突入。筑波大会で秋吉が欠場し、中須賀がリタイヤしたことで、ランキング争いは混戦となり、スズキ勢では加賀山が最上位のランキング4位、津田が5位。加賀山とランキングトップの高橋とのポイント差はわずか7ポイントだ。

 J-GP2クラスではエスパルスドリームレーシングの生形秀之が、GSX-R600をベースとしたマシンで出場し、予選5位ながらもクレバーなレース展開で、中盤からトップに立ち、後半は後続をきっちり抑え込み、今季初優勝を飾った。これで生形はポイントリーダーに躍り出た。

RIDER COMMENT

津田 拓也

津田 拓也
津田 拓也  ヨシムラスズキレーシングチーム
予選レース/2位 決勝レース/1位

「やっと勝てました! 開幕から雨やレース中のペースカーなどで、ドライのまま最後まで走る、ということがなかったので、やっとチームに恩返しができましたね。マシンは最高の状態のまま、大きく変えることもなく、とにかく金曜の合同練習から走り込みました。去年もST600で勝っているコースですが、本当は得意というより、あまり得意じゃないレイアウトなんですが、序盤からうまく抜け出せましたね。予選が終わって中須賀さんとの一騎打ちとは思っていたので、序盤の展開は想定内。中須賀さんがトラブルでいなくなってからは、自分のペースで走り抜こうと。一度でも誰かを前に出したら追い付かないような気がして、とにかく最初から最後まで全力で逃げました。やっと結果を出せてうれしいです。ヨシムラが全日本で勝つのは、活動休止をはさんでいたから4年ぶりだと聞いたのですが、その節目を自分で飾れて本当にうれしいです!」

今野 由寛

今野 由寛
今野 由寛  MotoMap SUPPLY
予選レース/8位 決勝レース/7位

「筑波は僕のホームコースといえるところで、たくさん応援の方にも来ていただいたんですが、もうひとつステップアップできませんでした。予選では自己ベストは出せたんですが、目標としていた56秒台には届かずで、2列目グリッドに入れませんでした。決勝はスタートもまずまずうまくいったんですが、やはりトップグループから毎ラップ1秒ほど遅れている状態。毎レース、目標としているのはトップチームに次ぐ順位なんですが、そこには入れたものの、トップ6から20秒以上も離されています。目標はクリアしたレースでしたが、もう1ランクアップを狙って、もう少しマシンも走りも詰めたいです。」

加賀山 就臣

加賀山 就臣
加賀山 就臣  Team KAGAYAMA
予選レース/5位 決勝レース/4位

「ケガの状態は、まだトレーニングできるほどではありませんが、徐々に回復してきています。でも、やっぱり筑波は体に負荷がかかるレイアウトで、全力で行きましたが、納得する結果では終われませんでしたね。事前テストの状態から、トップグループからやや遅れの状態が続いていて、それを解消できないままのレースでした。小さいコーナーが続くレイアウトなので、タイヤのいいグリップを出せないままで、特にレース序盤のペースが上げられなかったのが響きましたね。結果は精いっぱいやって、表彰台に届かなくて悔しいですが、現状のベストは尽くせたと思います。これでシリーズはインターバルに入ります。すぐに週明けからチーム全体で8耐モードに入って、テストを重ねて最高の結果を出したいと思います。」

RESULT 予選レース

順位 ライダー チーム名
Best
1位 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム
0'55.772
2位

津田 拓也

ヨシムラスズキレーシングチーム
0.036
3位 渡辺 一樹 TEAM GREEN
0.532
4位 山口 辰也 TOHO Racing with MORIWAKI
0.653
5位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA
0.659
6位 柳川 明 TEAM GREEN
0.667
8位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY
1.309

RESULT 決勝レース

順位 ライダー チーム名
Time/gap
1位 津田 拓也 ヨシムラスズキレーシングチーム
28'28.579
2位 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ
2.159
3位 柳川 明 TEAM GREEN
5.068
4位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA
11.157
5位 山口 辰也 TOHO Racing with MORIWAKI
11.568

6位

渡辺 一樹 TEAM GREEN
13.924
7位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY
36.947

POINT RANKING

順位 ライダー チーム名
ポイント
1位 高橋 巧 MuSASHiRTハルク・プロ
78
2位 柳川 明 TEAM GREEN
76
3位 秋吉 耕佑 F.C.C.TSR Honda
72
4位 加賀山 就臣 Team KAGAYAMA
71
5位 津田 拓也 ヨシムラスズキレーシングチーム
67
6位 中須賀 克行 ヤマハYSPレーシングチーム
61
8位 今野 由寛 MotoMap SUPPLY
50

2011 MX1

  • 第1戦 3月31日 ツインリンクもてぎ
  • 第2戦 4月14日 鈴鹿サーキット
  • 第3戦 6月1日 オートポリス
  • 第4戦 6月30日 筑波サーキット
  • 第5戦 8月25日 スポーツランドSUGO
  • 第6戦 9月29日 岡山国際サーキット
  • 第7戦 11月3日 鈴鹿サーキット