GSX-R1000R ABS

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エンジンと車体のパッケージング

軽量フレームを備えた新設計の車体

従来型のGSX−R1000は、AMAスーパーバイク選手権、スーパーバイク世界選手権、世界耐久選手権など、数々のレースで勝利を収めてきた。
しかし、ライダーとチームは、レースでのフロントのフィーリングと路面から得られるインフォメーションの改善を求めてきた。エンジンの長さをいろいろ変えたところ、コーナリング中のフロントタイヤからのインフォメーションをライダーが感じ取りやすくなることが明らかになった。エンジン搭載角度を32°から26°へと6°起こし、フロントアクスルからスイングアームピボットまでの距離を短縮。また、シリンダーヘッド前部からクランクケース後端までを短縮することができた。
シリンダーボアの拡大によって、シリンダーとシリンダーヘッドの幅は、わずかに拡大している。しかし、クランクケース内のオイル経路の見直しにより、新型エンジンは最大幅で6.6mm狭く、前面投影面積が減少し空力性能が向上している。

新型GSX-R1000R ABSの車体は、従来型より軽量コンパクトで、スリムになっている。新設計のアルミ製ツインスパーフレームは、フレーム上部の幅を最大で20mm狭く、10%の軽量化を実現した。フレームは、4つのセクションで構成されている。メインスパーは、内側を鋳造、外側をプレス成型とすることで、ねじり剛性を最適化。一体鋳造となったステアリングヘッドとフロントエンジンハンガー、アッパー、ロワーエンジンマウント、スイングアームピボットと連結される。リヤエンジンマウント部分は、60mm拡幅し強化され、振動軽減に貢献する。
リヤショックアッパーマウントは、後方に48mm、下方に20mmとなり、耐久レース用に大容量フューエルタンクをマウントできるスペースを与えている。ボルトオンのサブフレームは、新たに角断面のアルミパイプ製を採用、38%の軽量化を実現。
新設計のアルミ製スイングアームは、両サイドに補強が入り、重量と剛性バランスを最適化。ピボットシャフトからリヤアクスルまでの距離は従来型より35mm長くなり、コーナリングのフィーリングが向上している。
ライディングポジション(フットレスト、シート、ハンドルバーの位置関係)に変更はない。しかし、フューエルタンクは、従来型よりタンク上部が21mm低くデザインされ、伏せやすくなっており、ヘルメットをより低い位置にすることが可能。フューエルタンク後部の形状をスリムかつ滑らかにし、ライダーが前後左右に体重移動しやすくしている。また、フューエルタンク前部の両サイドは、コーナリング時にタンクをホールドしやすい形状とし、フューエルタンクからシートまで流れるように繋がっている。

先進のSHOWA製サスペンション

レース技術よりフィードバックされた、SHOWA BFFⓇ(Balance Free Frontfork)とSHOWA BFRCⓇ lite(Balance Free Rear Cushion lite)を搭載。いずれも、減衰力応答性向上によるスムーズなストローク、優れたトラクションと吸収性を実現している。
BFFⓇシステムは、内部ピストンが上下に動く時、油圧をバランス(均等化)させ、ピストンが押されると、フォークレッグからオイルを押し出し、外部ダンピング回路を通って、フォークレッグに戻り、ピストンの反対側に流れる。これにより、伸側/圧側の油圧は、ピストンの動きに左右されずほぼ一定となる。
オイルが通過するダンピング機構は油圧の不均等から解放され、ピストンの動きに応じた減衰力がすぐに立ち上がる。減衰力応答性向上により、路面状況を把握しやすく、コーナリングのグリップ性を向上させる。
BFRCⓇ liteショックアブソーバーは、BFFⓇシステム同様に、ピストンが上下に動く時、ピストン上下の油圧をバランス(均等化)する。

従来のショックアブソーバーは、オイルがピストンの上下に取り付けられたシムバルブを通過する時の抵抗を利用し減衰力を生み出している。ピストンの動きによって一方のチャンバーは油圧が高まり、反対側は油圧が下がるという不均等が生じる。BFRCⓇ liteショックアブソーバーは、外部ダンピング回路をオイルが通過するため、ダンピング機構は油圧の不均等から解放される。ライダーが感じることのできる違いは、減衰力応答性の向上による高い接地性と吸収性、優れたトラクションによる加速性の向上にある。BFRCⓇ liteショックアブソーバーは、プログレッシブリンク上で動作。BFFⓇ、BFRCⓇ liteともフルアジャスタブルとなっている。
また、電子制御式ステアリングダンパーを装備。検知された車輪速により、ECMがオイルの流量を制御、高速時には減衰を増加させ外乱や振動を低減。低速時には減衰を減少させ軽快な取り回しを確保。安定性とシャープなハンドリングを実現する。

ブレーキディスク・ブレーキキャリパー

新たにBrembo製ステンレスフロントブレーキディスクを採用。直径は320mm、従来型より10mm直径が大きくなっている。ディスクは、5個のスプリング式フローティングピンマウントと5個のBrembo Tドライブフローティングマウントを組み合わせた、ハイブリッドマウントシステムを採用。
BremboのTドライブフローティングマウントは、軽量でありながらディスクとディスクキャリアの接触面積が大きくなり、従来型の12個のマウントから10個とした。大径化したディスクの重量増加を最小限に抑える。
また、直径32mm対向4ピストンのBrembo製モノブロックラジアルマウントフロントブレーキキャリパーを採用。マスターシリンダーは、直径19mmのラジアルポンプタイプ。
リヤブレーキは、直径220mmシングルディスクにシングルピストンキャリパーを備える。
また、高速走行時に風圧によって、フロントブレーキレバーが押し込まれることを抑止するため、レバーエンドに風圧を逃すスリット形状が設けられている。

モーショントラックブレーキシステム

IMUからの情報を制御に用いるモーショントラックブレーキシステムを新たに採用。IMUは、ピッチ、ロール、ヨーの3軸6方向の動きと姿勢を常に検知する。
モーショントラックブレーキシステムは、サーキットでのハードブレーキング時に後輪のリフトを減少させる。特にダウンヒルセクションでのハードブレーキング時に効果を発揮する。サーキットでは、後輪のリフトを減らすことにより、よりアグレッシブなブレーキングが可能になり、鋭い初期制動とより大きなブレーキングフォースがもたらされる。また、モーショントラックブレーキシステムは、バンク中においてもブレーキ圧を最適化する。

●ABSは制動距離を短くするためのシステムではありません。コーナーの手前では十分に減速するなど、走行環境に合った安全運転を心がけてください。

ブリヂストン製RS10ラジアルタイヤ・新設計6スポークホイール

新デザインの軽量6スポークアルミキャストホイールは、軽快なハンドリングとスポーティな外観に貢献。
ブリヂストン製BATTLAX RACING STREET RS10ラジアルタイヤは、様々な条件下で安定した性能と耐久性を誇り、世界中で高い評価を得ている。
リヤタイヤは、従来型の190/50ZR17M/C(73W)に対し、よりハイトの高い190/55ZR17M/C(75W)を新採用。増加したパワーとトルクに対応するタイヤサイズとした。
フロントタイヤは従来通りの120/70ZR17M/C(58W)。


新型GSX-R1000R ABSタイヤサイズ・ブランド
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C(58W)
リヤタイヤ   :190/55ZR17M/C(75W)
        ブリヂストンBATTLAX RACING STREET RS10

従来型GSX-R1000タイヤサイズ・ブランド
フロントタイヤ:120/70ZR17M/C(58W)
リヤタイヤ   :190/50ZR17M/C(73W)
        ブリヂストンBATTLAX HYPERSPORT S20

エアロダイナミックなボディワーク

新型GSX-R1000R ABSは、MotoGPマシンからインスパイアされた、エアロダイナミックに優れたボディデザインをまとい、ハンドリングとトップスピードを向上させた。
フロントフェアリングは、13mm狭くなり、フェアリングの「耳」に当たる部分は形状を見直し、ハンドルバーに近づけることにより、ライダーの手と腕に当たる風の流れを改善している。
フェアリングノーズの突き出た部分は、スズキラムエアダイレクト(SRAD)吸気ダクトに空気を導入、滑らかにしたダクトの内部形状とともに、エアクリーナーボックスへのラムエア流量を増加、吸気効率の向上に貢献。
ダウンフォースが増加したフロントフェンダーの形状は、ラジエターへの冷気導入やフロントブレーキキャリパーの冷却にも貢献する。
ボディワークは、フロントからテールセクションへと、流れるようなラインを形成。風洞実験を重ねたスムーズなラインと小さな前面投影面積により空気抵抗が減少、リフト量も減少している。軽量かつマスの集中化により慣性モーメントが減少し、軽快性が向上。
エンジンとブレーキの冷却性能を向上させ、ダウンフォースの増加、ライダーのウィンドプロテクション、エンジンの燃焼効率を向上させるために、空気の流れを最適化。つまり、新しいボディワークは、その外観が流麗だけでなく、「走る」、「曲る」、「止まる」の基本性能に大きく貢献している。

最新の灯火類とインストルメントパネル

高輝度LEDを採用したコンパクトなヘッドランプを採用。フェアリングに収められたコンパクトなLEDヘッドランプにより、空力特性の向上に貢献。ロービームとハイビームは上下に配置され、上側がロービーム、下側がハイビームとなる。
シャープな印象のLEDポジションランプをSRAD吸気ダクト上部に配置。
テールランプ、ストップランプ、ライセンスランプにもLEDを採用。縦に配置された、テール/ストップランプがスリムなテールセクションを演出。LEDライセンスランプは、バルブタイプと比較して、約半分の大きさであり、振動に強く、リヤフェンダーを軽量かつシンプルにすることが可能。
ターンシグナルランプもLEDを採用し、軽量化に貢献している。
軽量コンパクトなフル液晶ディスプレイ多機能インストルメントパネルを採用。フル液晶ディスプレイとすることで、豊富な情報をライダーに提供。背景が黒のネガティブ表示を採用し、6段階の輝度調整が可能。液晶ディスプレイには、スピードメーター、タコメーター、オドメーター、トリップメーター、S-DMSモード、トラクションコントロールモード、ローンチコントロールモード、ギヤポジション、ラップタイム、燃料計、瞬間燃費計、平均燃費計、航続距離計、水温、外気温、時計、ETCを表示。ターンシグナル、ABS、ニュートラル、エンジン警告、イモビライザー、TC、水温/油圧警告、フリーズ、ハイビームの各インジケーターランプはLEDとし、液晶ディスプレイパネルの左右に見やすく配置。エンジンRPMインジケーターランプは、インストルメントパネル上部に配置し、見やすさを追求。任意の回転数で点灯するようプログラム可能。ギアポジションインジケーターは、新たにより正確な磁気センサーを採用。また、より軽量コンパクトなバッテリーを搭載している。

ETC車載器を標準装備

標準装備したETC車載器は、メーターパネル内のインジケーターで動作状態の確認が可能。
ETC車載器本体は外観を損なわないフロントシート下に設置。

かつてない 強力なGSX-Rが誕生。

GSX-Rを表すもの それは、プライドと情熱

30年以上に渡るGSX-Rのパフォーマンスの知識を基に、
スポーツライディングとレースを愛してやまない
GSX-R開発陣のプライドと情熱、ノウハウと決意を具現化した。

パフォーマンス、イノベーション、比類のない価値、
GSX-Rの集大成がここにある。

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