2016 FIM MotoGP MOTUL 日本グランプリ
Racing Report
2016年10月14日(金)
MotoGP 第15戦 日本GP フリープラクティス
場所:栃木県・ツインリンクもてぎ

ビニャーレス&エスパルガロ、順調に日本GP初日をスタート
チームスズキエクスターのマーベリック・ビニャーレス、アレイシ・エスパルガロはともに日本GP初日を力強く走行。3番手、6番手の位置にそれぞれ着けて見せた。

順調な午前中のセッションのタイムを二人のGSX-RRライダーたちは、午後のセッションになってさらに削り、ビニャーレスは 1'45.248のタイムで3番手、エスパルガロは1'45.513のタイムで6番手となった。また特筆すべきは午前、午後のセッションとも、ビニャーレスが最高速で3番手に付けたことで、GSX-RRの仕上がりの良さをアピールした。

今日のセッションで二人のライダーはマシンに対してとても良いフィーリングを得ており、進められている開発が着実な進歩を遂げていることを証明して見せ、そうしたマシンの進化がライダー二人をさらに上の位置へとコンスタントに押し上げることに成功している。ストップ&ゴーのレイアウトで構成されるトリッキーなツインリンクもてぎのコースにもしっかりと適応してみせる一日となった。


マーベリック・ビニャーレス

「今日はレースに向けたタイヤ選択を中心に、ハードな作業を進めることができた。とても良いフィーリングで走ることのできた初日だった。まだ決勝終盤でもしっかりと仕事をしてくれるリアタイヤのセットアップを見付ける必要があるが、チームは本当にすばらしい仕事をしてくれている。シーズンを通し、すべてのセッションの間に効果的なセットアップを施し、マシンを進化させ続けてくれていて、マシンがどんどん速さを増している。明日に向けて我々はリヤ回りとアクセレーションに関し、より良いセットアップを見付ける作業を進めなければならないが、電子制御回りを中心に、さらに良いタイムが出せるようトライし続けるよ。」

アレイシ・エスパルガロ

「今日はとても良いフィーリングで走行を終えることができた。タイム自体はまだ決して満足のいくレベルにはないが、非常にポジティブなフィーリングだった。今朝のセッションでかなり自信が持てる状態で、さらに午後はそれを進化させることができた。これは、我々のハードワークの結果と言える。もちろん私は明日、さらにタイムを詰めたいと思っている。コースのいくつかの場所は非常にトリッキーなコンディションで、そこをしっかりと攻めていかなければいけない。しかし、今日の走行でそのことに関していくつかのヒントを得ているので、さらにマシンを進化させ、タイムを詰めていきたいと思う。」

ダビデ・ブリビオ チームマネージャー

「我々は、スズキにとってホームGPとなるこのレースの初日、二つのセッションで速さを見せることができました。マーベリックは多くの周回数をこなし、何度も多くのセクターでトップタイムを見せることができ、最終的に3番手という位置に着けることになりました。これは既にとてもいいペースを見せることができていると言えます。アレイシも着実な改善を遂げることができ、バイクに関してとても満足のいくセットアップを見付けることができました。彼はフロントに関して自信の持てるセットアップを見付けるために作業を進めていますが、着実な進化を遂げることに成功しています。明日はさらにその作業を進めていきたいと考えています。」

フリープラクティス結果
順位ライダー(マシン)タイム
1J・ロレンソ(ヤマハ)1'45.151
2A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)1'45.204
3マーベリック・ビニャーレス(スズキ)1'45.248
4M・マルケス(ホンダ)1'45.303
5C・クラッチロー(ホンダ)1'45.501
6アレイシ・エスパルガロ(スズキ)1'45.513
7V・ロッシ(ヤマハ)1'45.532
8D・ペトルッチ(ドゥカティ)1'46.172
9D・ペドロサ(ホンダ)1'46.227
10P・エスパルガロ(ヤマハ)1'46.245