2015 MotoGP 日本グランプリ
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2015 FIM MotoGP 日本グランプリ
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2015 FIM MotoGP 日本グランプリ
レースレポート
2015年10月10日 公式予選
MotoGP 第15戦 日本GP
場所:日本 ツインリンクもてぎ

もてぎの予選でトップ10入りを果たしたエスパルガロとビニャーレス
ROUND15
ツインリンクもてぎでの予選日となる今日、チームスズキエクスターの二人のライダーたちは彼らの走りのパフォーマンスを大きくアップ。最終的な予選結果は、アレックス・エスパルガロが7番手、マーベリック・ビニャーレスは10番手となった。

昨日よりも雲が多く、気温が上がらないコンディションの中、エスパルガロはタイムを出しやすいはずのソフトタイヤでいくつかの問題を抱えてしまった。それでもQ2ではフィーリングこそ良くないながらも、 1'44.809という素晴らしいタイムをマーク。さらにハードタイヤでのペースは全セッションにおいて非常に高いレベルで安定しており、これはチームにとってとても良い要素となり、明日の決勝へ向けて好感触を得ている。

大きな進歩を遂げたのがビニャーレスだ。昨日はマシンのセットアップに悩んでいたが、一転して今日は非常に戦闘力のあるマシンに仕上げることができ、ラップタイムを大きく向上させることに成功した。朝のセッションでフィーリングが飛躍的に良くなった。それでもFP4からそのままQ2へ進むトップ10内へ入ることは今一歩及ばなかったが、Q1でトップタイムとなる 1'45.030を記録。Q2進出を果たし、Q2では1'45.081をマーク。最終的に、全体で10番手に付けた。

ROUND15 ROUND15
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アレイシ・エスパルガロ

「予選7番手という今日の結果はとても嬉しい出来事です。でも、今日全体を振り返ってみたとき、すべてを手放しで喜べるものではなく、いくつかの要素は良いものとは言えない状態でした。今日の路面は昨日よりも気温が下がっており、ソフトタイヤでは私が望むようなパフォーマンスを発揮することができませんでした。しかし、予選7番手からのスタートは良いポジションで、2列目にとても近く、これは決勝を戦うにあたり非常に有利なものとなります。また私はハードタイヤを使ってとても良いフィーリングを得ることでき、昨日よりも速いタイムをマークすることに成功しました。明日の決勝に向け、非常に良い手応えを得ています。私たちはさらに丁寧な作業を続け、マシンを進化させ、より高いレベルを目指さなければなりません。また明日は雨の予報が出ているため、天候に対しての注意も払わなければなりません。万が一、雨が降った場合、レースはまったく予断を許さないものとなります。私たちは二つの雨のレースを経験していますが、そのレースはまったく両極端なものでした。私たちは雨のレースになった場合、何が起きるか、そしてどのように対応すべきか注意を払わなければなりません。」

マーベリック・ビニャーレス

「最終的に私は昨日よりも進化することに成功し、このことでとても喜びを感じています。私たちは金曜一日をセットアップに費やしましたが効果的な方法を見付けられず、大きくロスしてしまいました。それは決して楽しい経験ではありませんでしたが、私自身の成長のためには貴重なものとなりました。実際、今日私はバイクに関して良いフィーリングを得ることができ、マシンのセットアップを大きく進めることができました。昨日の自分のラップタイムを今日は1秒4短縮し、ペース的に見ても1秒アップさせることに成功しています。このことにより、チームメイトのタイムに大きく近付くことができました。チームメイトとの比較は、私にとって重要な意味を持ちます。チームメイトは自分と同じマシンに乗り、自分よりも速いラップタイムを記録しているから、身近な目標なのです。明日の決勝は雨の予報が出ていますが、そのコンディションは私たちにとって、レースを難しくします。なぜならば、復帰したばかりのGSX-RRにとって、雨天の走行がそれほどないからです。でも同時にそれは、雨という不安定要素が我々に味方し、絶好のチャンスになる可能性もあります。我々のGSX-RRは雨の中で非常に良いバランスを見せており、ウエットレースにジャストフィットしてくれるかもしれないからです。」

ダビデ・ブリビオ チームマネージャー

「今日は重要な進化を果たすことができたと感じ、この事実を誇らしく思います。今日の気温は昨日よりも低くなってしまい、恐らくそれが原因だと思うのですが、アレックスはソフトタイヤを使って彼が望むようなフィーリングを今ひとつ得られませんでした。そんな状況でありながら、アレックスはダイレクトでQ2へ進み、2列目からいくらも離れていないラップタイムで、7番手のスターティンググリッドを得ることができました。最も重要なことは、彼がハードタイプのタイヤを使って安定したフィーリングが得られるようになったことで、安定性と速いタップタイムを両立させることができており、明日の決勝では非常に期待が持てます。そして、マーベリックが良いセットアップを見付け、昨日よりもはるかに速いラップタイムで走行することができるようになったことも、とても嬉しいことの一つです。彼はQ1でトップタイムをマークし、Q2進出を果たしました。その結果、10番手という非常に良いスターティンググリッドを獲得することができました。速いペースでも彼のフィーリングは良く、明日の決勝が楽しみです。明日の天気がどうなるかはっきり分かりませんが、天気予報によるとレースのタイミングに雨が降る可能性があるようです。どんなコンディションになってもしっかりと対応できるよう、我々は準備をしなければなりません。」

公式予選結果
1J・ロレンソ(ヤマハ)1'43.790
2V・ロッシ(ヤマハ)1'43.871
3M・マルケス(ホンダ)1'44.216
4A・ドビツィオーゾ(ドゥカティ)1'44.322
5A・イアンノーネ(ドゥカティ)1'44.436
7アレイシ・エスパルガロ(スズキ)1'44.809
10マーベリック・ビニャーレス(スズキ)1'45.081