
- 12月9日(水)曇のち雨 霞浦→温州(楽清)
- 空海(弘法大師)が40日近く滞在した町、霞浦で泊まったが、夜が明けると、部屋の窓から町並みを見渡す。正面にはゆるやかな山並みが連なり、その麓から町中にかけては隙間なく、びっしりと家々が建ち並んでいる。高層の建物も多く見られる。郊外では新しい高層住宅が建設中だ。
- 7時、ホテルのレストランで朝食。バイキングだ。日本の肉まんとあんまんそっくりの饅頭があった。饅頭の本場の華北だと、中には何も入っていない饅頭が一般的で、それを日本のご飯がわりにして食べる。饅頭は主食的な食べ物なのである。それが華南になると、このようなあんの入った饅頭が一般的で、饅頭は副食的な食べ物になる。同じ中国といっても北と南では違うし、食文化も大きく違ってくる。饅頭を食べながらそんなことを考えた。豆腐も日本の絹ごしにそっくりものがある。北では大半が木綿ごしだ。沖縄ではよく食べられる「豆腐よう」もある。中国ではそれを「紅豆腐」といっている。豆腐のチーズといっていいような紅豆腐を粥に入れて食べるとうまい!

- 早朝の霞浦。

- 朝食の紅豆腐。お粥に混ぜてみよう。

- 他にも様々な料理が並ぶ。
8時、霞浦を出発。福安に向かって前日の山道を走った。その途中、天秤棒で籠をかついで歩く農夫に出会った。アドレスを停めて「ニーハオ(こんにちは)」と声を掛けると、ニコッと笑い返してくれた。福安からは国道104号を北上し、福建省と浙江省(せっこうしょう)の省境に向かっていく。山がちな風景。段々畑が見られる。茶畑や竹林も見られる。日本の山村に似た風景がつづく。「広州→上海」の2200キロというのは、まさに爆発的な経済成長をつづける中国の最前線といったところで、その間には人口が100万人を超えるような大きな町が連続する。それだけに、このような山村の風景の中をアドレスで走っていると、「あー、今、中国を走っている」といった気分になり、無性にうれしくなってくる。

- 農夫と挨拶を交わす。

- 段々畑。日本の棚田に似ている?

- 国道104号を北へ。

- 雨の山道を慎重に走る。

- 山道は険しいが、そのうち山道攻略がおもしろくなってくる。
12時、福建省と浙江省の省境に到着。そこには2010キロのポスト。ここは国道104号の起点、北京から2010キロの地点になる。福建省から浙江省に入り、最初の町、蒼南の食堂で昼食。サトイモ料理、豆料理。イカの卵料理を食べ、最後に麺を食べる。食後、蒼南の町を歩いた。アドレスを停め、こうしてプラプラと町歩きするのはいいものだ。表通りから路地裏と足の向くまま、気の向くままに歩いた。蒼南を出発。新たな気持ちで浙江省を走る。瑞安から温州までは町つづき。「温州ミカン」で知られる温州は温暖な気候からその地名が付けられた。周辺には柑橘類の農場が見られ、それらを売る店もあった。

- 福建省と浙江省の省境

- 浙江省に入ったぞ!

- 省境付近の景色。右手に中国らしい建物が見える。

- 蒼南の町。

- 蒼倉の路地裏。

- 昼食のイカの卵料理。

- 最後に麺料理をいただいた。左上が豆料理、右上がサトイモ料理。

- 蒼倉を出発し、温州に入っていく。
賀曽利のひとことコラム 【第6回】
アドレスは「大陸特急」!
「通勤特急」で大人気のアドレスV125Gが、
今回の中国旅では「大陸特急」に大変身。
1日300〜400kmという走行距離も平気で走れる。
ポジションのとり方が楽なので、
それほどの疲労は感じない。※
シート下のボックスと
テールボックスに多くの荷物を
入れてるので、身軽に感じられて
よけいに長距離を楽に走れる。
なお、「日本一周ツーリング」のときには、
北海道で1日535km走行!!実に頼もしい。
「相棒よ、また明日も頼むぞ!!」
※賀曽利氏の感想です


- スムーズな加速性能を誇る、124cm3単気筒2バルブの4サイクルエンジンを搭載。アドレスV125Gは信号停止後の発進時はもちろん、追い越し走行時なども非常にスムーズ。フューエルインジェクションにより、燃費性能、パワーを高い次元で両立。平成19年国内排出ガス基準に対応し環境にも配慮。
19時、温州を過ぎた楽清(がくせい)の町に到着。「東海暇日賓館」に泊まる。さっそく夜の町に出る。30分ほど歩いたところで食堂に入る。夕食は「清湯鍋」。羊肉のシャブシャブがメインで、そのほか牛、豚、玉子餃子、アヒル…と具だくさん!ここでもカソリ、食べる、食べる。これが食大国を行く「中国ツーリング」。日ごとに体重が増えていく…。

- 楽清の町に入っていく。

- 本日の宿「東海暇日賓館」。

- 清湯鍋。この鍋の中に食材を入れて行く。

- 食材は豊富だ。どれにしようか?

- 食材が揃った。さあ、アツアツの鍋にいれてみよう。

- なんとも豪勢だ。
※中国国内におけるオートバイ走行は各地により制限があり事前の許可が必要です。賀曽利 隆氏は当企画実現のために期間限定の走行許可を申請し、走行許可証、ナンバープレートと中国国内で走行できる期間限定の免許証を取得し、それらを携行して走行を行いました。ナンバープレートは携行用のため車体には取り付けておりません。





